幻解!超常ファイル「雪男“イエティ”の真実 前編」 2015.03.07


巨大山脈…謎を解くカギを求め取材班は現地へ飛んだ!毛皮発見!地元の人々の証言。
2回シリーズでイエティの真実に迫る!ヒマラヤの雪深い山奥にひっそりと暮らす未確認生物「イエティ」。
日本人には「雪男」と言った方が分かるかしら?イエティが世界中に広く知られるようになったのは…イギリス探検隊のメンバーが巨大な足跡を発見。
その姿を見た者には…現地では昔から見る事さえ恐れられてきた……という報道が世界を駆け巡った。
単独で登山中だった…彼は誰もいない雪原で奇妙な足跡を発見。
たどっていくとその先にとんでもないものが!真っ白な雪の中…慌ててシャッターを押した。
距離150m。
ウールドリッジは45分も観察を続けたがイエティはじっと動かずその場にたたずんでいたという。
これは……といわれる映像。
このような未知の類人猿とおぼしき生物は世界各地で報告されている。
その元祖として世界に最も名が知られているのは…またの名を…に生息するといわれる…全身を覆う黒い毛。
直立歩行するゴリラといったイメージだ。
イエティが世界的に有名になったのはヒマラヤ山脈にそびえ立つ世界最高峰エベレストと深い関係がある。
イギリスの遠征隊は人類で初めて標高8,848mエベレストの登頂に成功。
その2年前。
イギリス遠征隊は一番乗りを目指しヒマラヤを訪れていた。
隊員のエリック・シプトンは標高6,000m付近を歩いていた。
その時…。
ちょっと待て。
1つが長さ30cmを超える二本足で歩いたような足跡。
これを見た地元のガイドが…。
これ何だこれは?
(シプトン)イエティ!?
(ガイド)イエティですよ。
なんてこった!この近くにいるんだ!「イエティ」それは…シプトンが撮影した謎の足跡は世界中で報道され大きな話題となった。
それ以降エベレストとその周辺を目指す登山家の間でイエティの目撃証言が相次いだ。
僅か10mの近さで直立歩行する生き物を目撃。
それでは実際に…本当にイエティは語られているのだろうか?取材班はネパールへと向かった。
首都カトマンズから東エベレストがありイエティの目撃情報が多いクンブ地方の玄関口ルクラへ。
その山の中腹に僅かな平地に造られた空港が見えてきた。
滑走路僅か460m富士山7合目と同じ高さにある名物空港に到着。
人口1,200人ほどの町ルクラには海外から年間およそ3万人もの登山客が訪れる。
早速ルクラの人々にイエティについて聞いてみた。
(取材者)イエティ知ってますか?お父さんから聞きました。
人が会う事はありませんが…現地の人々はイエティは……と語る。
これまでイエティの正体は主に次のように推測されてきた。
古代の巨大類人猿の生き残りや未知の類人猿が生息しているという説。
この地方に生息するカモシカやユキヒョウチベットグマ。
または周辺地域から移動してきたヒグマを見間違えたという説。
そして高い山での低酸素状態が登山者の神経に影響を与え幻覚を引き起こしたのではないかという説がある。
イエティや足跡が目撃されたのはエベレストの周辺標高3,000mから6,000mの辺り。
取材班はルクラを出発し交通の要衝ナムチェバザールイエティ伝説の村クムジュンそして標高3,860m奥深き聖地タンボチェまで通称「エベレスト街道」およそ25kmを旅し人々の証言を集めていく。
荷物を運ぶのはヤクの仲間ゾッキョ。
力が強くこの地では欠かせない動物だ。
自動車道は一切ない。
ゴツゴツとした岩がむき出しになった狭い山道を生活物資を運ぶ人や家畜が行き交う。
(口笛と掛け声)
(取材者)高い!怖い!ここエベレスト街道沿いには3,000m級の高地で文化や伝統を育んださまざまな少数民族が暮らしている。
クンブ地方を代表する山岳民族…登山ガイドやポーターの代名詞のようになっているが元は民族の名称である。
シェルパは…エベレスト周辺のクンブ地方標高3,000mを超える高い地域に住むようになった。
高い標高に順応した体と真面目な仕事ぶり。
それ故海外からのエベレスト登山隊に同行しイエティを目撃する機会も多いのだ。
最初の目的地に到着。
標高3,440mシェルパ最大の集落…ここはかつて北のチベット高原からの岩塩と南のインドから運ばれる米などを交換する交易地として栄えた。
現在もエベレスト街道の拠点として人が集まりイエティの情報が期待できる。
チベット仏教のお寺…ここにはなんとイエティの体の一部が保存されているという。
ふだんは大切にしまっているものを特別に見せてもらった。
(取材者)あっえっ!?これですか?えっこれですか?イエティの!?イエティ…。
本物?本物ですか?ええ!?そうです。
この帽子はお祭りの際に使用されている。
この姿で人々の間を巡って厄を払うのだという。
残念ながら古すぎてどのような動物のものか不明だったという。
ここナムチェでイエティの話を聞くと麓の村ルクラよりも生々しい証言が多い。
イエティ?山にはいると思う。
イエティは山奥にいます。
そう思います。
その瞬間怖くなって急いで逃げたんだ。
「エ〜オィ!」というような鳴き声だったね。
イエティはどんな姿をしているのか絵に描いてもらった。
出来たよ。
僕が聞いた限りではこんな感じかな。
サルに似ているらしいからね。
他の人にも絵を描いてもらったがほとんどが類人猿やサルのイメージ。
…という具体的な特徴を描く人も。
更に近くの村の山奥では人々が…地元の女性がイエティに襲われたのだ!一人でヤクの放牧をしていた女性を突然背後から何者かが襲撃!女性は気を失った。
襲われて失神した彼女が…そして彼女はあのような…
(取材者)それは何か他の動物とかの見間違いではなかったんですかねクマとか。
いいえ。
遠くに見えた岩山を…やはり…イエティのうわさは欧米の人々にとっても「世界最後の秘境に未知の生物がいる」というロマンをかきたてた。
イギリスの新聞社が世界で初めて専門の調査隊をヒマラヤへ派遣。
イエティを生け捕りにしようと大捜索を行った。
これはその時に配られた…「直立二足歩行する頭のとがったゴリラ」というイメージの手配書だ。
更に日本からも1959年東京大学の教授を中心とした学術探検隊がイエティ捜索を行っている。
しかしこれらの調査では謎の足跡や遠くに何かの動物を目撃する事はあったが…また1986年「ついにイエティ撮影に成功した?」といわれたウールドリッジの写真。
雪山にたたずむ巨大なシルエット。
これも実は雪山で……と後に判明している。
類人猿のようなイエティが実在すると確信し生々しく語る地元の人々。
一方ごく僅かな例を除いてまるで姿が見えない存在とでもいうべき現実。
この大きな差は何を意味するのか…。
謎はますます深まった。
取材班はイエティが潜む更なる高地へ…。
聖なる山の懐へと向かった!2015/03/07(土) 22:20〜22:40
NHK総合1・神戸
幻解!超常ファイル「雪男“イエティ”の真実 前編」[字]

未知の巨大類人猿が襲撃!?天空の雪原に謎の足跡を残す、未確認生物“イエティ”。正体を探るべく取材班はヒマラヤへ!毛皮発見!?驚きの証言!?絶景広がる高地で何が?

詳細情報
番組内容
毛皮発見!?謎の肉食生物が襲撃!?…吹雪とともに現れ、天空の雪原に謎の足跡を残す、全身毛むくじゃらの巨大生物“イエティ(雪男)”。世界最高峰エベレストの周辺で目撃され、世界中の調査隊が捜索をおこなったが、いまだ正体不明。はたしてイエティは実在するのか?今回は、ヒマラヤの絶景広がる3000メートル級の高地を直撃取材!現地の人々の証言から、イエティの正体を探る。未知の類人猿か?見間違いか?それとも?
出演者
【司会】栗山千明,【語り】中田譲治

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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