(雫井彗)弱虫だった革命家は生徒達を型にはめようとする教師をついに陥落しました。
この願いのタイツで。
でも頂上にいるのは生徒でも教師でもない。
「学校を牛耳るそいつを全軍でぶっ潰せ〜!」。
(誉田蜜子)伊勢崎トオル…。
なぜあなたがここに?あなたを葬り去るためです。
それであのコを利用したの?さぁどうでしょう?あなたを学校への不法侵入で訴えることもできるのよ!でもあなたはそうしない。
そうできない理由があるから。
フン一体何を考えてるの?あの時のことはもう…。
やっぱりあなたは…。
(春菜ツバメ)校長先生!知ってるんですか?伊勢崎トオルさんのこと。
彼は誰なんですか?あなたが知る必要ないわ。
(教頭)彼は「特サ」第1号と呼ばれた特別採用枠1期生。
(教頭)そして第45代生徒会長伊勢崎トオルだ。
「特サ」1号の生徒会長?
(教頭の声)私も事件後にこの学校に来たのでこれは聞いた話なんだが名門校が恵まれない子供達に無償で教育のチャンスを…。
当時のマスコミにも取り上げられ話題になった。
だがいざふたを開けてみると特サ枠の生徒達は今以上に受け入れられず激しい差別と嫌がらせを受けた。
(教頭の声)トイレに入ってはバケツの水を浴びせられ格闘技の練習といってはサンドバッグに。
伊勢崎は生徒会長としてその最低の行為を止めようとした。
それが怒りを買ったんだな。
ある日事件が起きた。
当時のプラチナ枠の連中が伊勢崎を呼び出して遊びの延長で思いっ切り胴上げしたんだ。
そしてその手を離されて…。
絶対に許されない遊びだった。
伊勢崎は病院に送られ1年は起き上がることもできなかった。
そして二度と学校にも戻らなかった。
だがそれだけでは終わらなかった。
「特サ」プロジェクトを潰されるのが怖くて校長はその事実を隠ぺい。
そのことを単なる事故として教育連盟に報告処理したんだ。
処理って…。
その後校長は自分の失敗を覆い隠し正当化するためにも「特サ」プロジェクトに固執。
ますます推進して行った。
こいつはたった17歳で2度も学校に葬られたんだ。
5年前の事件のこと教頭先生から…。
ここでこんなふうに落ちた。
胴上げ。
あれバレンタインデーだったよなぁ。
(雫井の声)ここに呼び出されてチョコを渡されて。
あ…ありがとう
(雫井の声)そしたらプラチナの男子達が出て来て…。
お祝いしないと胴上げだ胴上げ
(男子)じゃあ行くぞ!わっしょい!わっしょい!はたから見たらバレンタインに盛り上がる生徒達が羽目を外しただけだった。
事故にしか見えないよなぁ…。
私…。
何にも知らなくて…。
えっ?最初はお前を利用してあの学校に近づいて校長をあの学校もろとも葬り去るつもりだった。
でも変わったんだ。
お前と出会ってから。
やり返したところでこの先あの学校に通う何百人何千人という負の連鎖は止まらない。
だったら本気で学校を変えてやるって。
そしてホントにお前が変えてくれた。
だから立てた。
もう十分だ。
十分?もうみんなとっくに前を向いて進んでるんだ。
お前らにも迷惑は掛けたくないし。
諦めるんですか?校長先生はその事件を隠したまま今も「特サ」を利用して世間に自分の名前や学校を売り込もうとしてる。
何もなかった顔して。
そんなの絶対に許せない。
やめとけ。
絶対嫌だよ!
(玉子)校長があの人の事件を?
(油森)それって特サ枠を利用してたってことだよね。
(千崎)ひでぇそんな奴が踏ん反り返ってるなんて許せねえ。
校長を…。
辞めさせる。
こんな校長がいる学校私達のつくりたい学校じゃないよ!てっぺんでわが物顔してる校長を私達の手で追放しよう!生徒自らが学校を自治運営して行くことは夢物語。
今後は全国で生徒主導の教育に切り替えて行くべきでしょう。
ところで官邸から内閣改造に関して接触があったというのは本当ですか?あぁそれはお答えできません。
(記者)あっ誉田校長!教育省の大臣候補に名前が挙がっていますが話があればお受けになりますか?お答えください校長。
お願いします校長!
(壺井)校長官邸から面会の申し込みがありましたが。
お受けしてちょうだい。
(壺井)すいません。
元「特サ」の事件のうわさ聞いてしまったんですが…。
その話は本当ですか?あなた誰に救われたと思ってるの?
(委員長)誉田校長兼理事長が事件を隠ぺい。
誉田校長を辞めさせて金時教頭を校長にしてほしいと。
はい。
この件はとうの昔に検証済みのことです。
証拠もないことを騒ぎ立てないように。
証拠なら教頭先生が証言してくれます。
かつて教育界を追われた男の戯れ言を誰が信用しますか?いち生徒は立場をわきまえるように。
教育連盟に相手にされず直接私に退任要求?過ちに少しでも心が痛むなら自らけじめをつけてください。
でなければ最後の手段…世の中に訴えます!アッハハハ!それこそ大騒ぎになってこの学校も潰れるわよ。
「特サ」の補助金が白紙になるだけではなくてよ。
世間からのバッシングも受け入学希望者は激減。
少子化の今名門校でも経営は苦しいの。
学校閉鎖になったら600人の生徒が行き場を失う。
それでもいいのね?だからやめとけと言っただろ。
5年前も「特サ」の一部からお前らのような声が上がったがみんな理由をつけて学校を辞めさせられた。
まぁ大体俺もやり方を間違えたんだ。
間違えた?「特サ」として生徒会長に立候補。
腐った学校を変えようとしたのはいいがあの時はただやみくもにぶつかって行っただけだった。
あいつらが何かやれば駆け付けては止めただ相手の間違いを追及しお前らみたく上に訴えた。
だから失敗したんだ。
でも自分の両脚が動かなくなって学校を去ることになって友達み〜んないなくなって全てを失った時気付いたんだ。
最も大切なことに。
(雫井の声)かつて英雄と呼ばれた人間達の武器とは何か。
何千年もの間世界を動かし続けた戦いの武器とは何か。
それは言葉だ。
聴衆の悲しみや痛みを拾いそれを希望に変える力強い言葉。
そしてお前という俺の心を揺さぶる人間に巡り合えた。
私はあなたにいろんな言葉をもらいました。
だからこそその力で校長をひっくり返したい。
無理だよあの人はあの人なりの固〜い信念を持ってるからね。
鋼鉄みたいな。
ここまで来てあなたが投げ出すんですか?私のためって言って逃げてるだけじゃないですか!私はあなたのためにも…。
だったら校長の横で四六時中へばりついて監視でもしてるんだな。
お前を売りに大臣候補になった校長がお前を切れるわけがない。
校長のおそばで二度と過ちを繰り返さないようにするのがお前の役目なのかもしれないな。
そんなの何の解決にもなりません!学校を牛耳ってるてっぺんがおかしいままなら私達がここまで上がって来た意味がない。
諦めろいや諦めてほしいんだ。
俺1人が忘れればいいことだ。
まだ…できることがあります。
まだ変えられます!上に訴えてダメなら私達生徒が結束して校長を追い出すまでです。
私達は私達の六法全書があります!
(須堂)俺達が元プラチナに?加害者といわれる人達はバスケ部のOBで須堂君達なら会ってもらえるんじゃないかって。
(日向)何か痛いよな。
俺らだってあのままだったら同じことしてたかもしれないってことだもんな。
(美森)うん。
当たってみよう。
(南)できることは何でもするよ。
行くぞ。
(御手洗)校長の隠ぺいを俺達生徒の手で暴くんだ。
事件を究明するには僕達全員の覚悟が必要だ。
校長追放の嘆願書を一人一人に書いてもらおう。
(有紀)私達にも協力させて。
(有紀)思いは一緒だから。
じゃあお願い。
先生あの僕達…。
やれ。
(玉子)分かりましたお騒がせしてすみません。
ダメ…生徒会はかかわりたくないって。
(エミリー)こっちも協力はしたいけどどんなに訴えても声なき声でしかないって。
(玲奈)みんな今更訴えても無駄だって諦めてるのかな?やるしかないよ。
何?バスケ部の後輩だっていうから会ってみたらそういうこと?当時のこと今なら話せるんじゃないですか?見れば分かると思うけど俺らはみんな大企業や公官庁に就職して忙しく働いてる。
高校の時のことなんか誰も覚えてないよ。
事故に遭った生徒会長のこともですか?あぁいたなあの伊勢屋とかいう?
(大倉)伊勢屋じゃなくて伊勢崎。
(男性)あぁそうそう。
まぁいずれにせよあれは故意じゃなかったしまぁやり過ぎたのは確かだけど親や弁護士が謝罪もしてるもう終わったことだよ。
伊勢崎だって頭がいい奴だったからもう前向いてるって…悪いけど仕事なんで。
大人になって後悔してると思ったのにそれに…。
因果応報。
ああいう連中は社会に出て痛い目に遭うしうまく行くはずがない。
そう思ってた。
それがリーダーは大手外資銀行勤め年収は軽く1000万円超えか?他の連中は医者や官僚立派な仕事に就いてる。
まっあいつらなんてそんなもんさ。
散々ひとを笑い者にしてひとが大ケガをした途端青ざめる。
見舞いに来る勇気も謝る度胸さえもなく代わりに親や弁護士をよこす。
金で始末をつける。
そういう連中がうまく行くのがこの世の中なんだ。
そういうもんだ。
そんなの納得いかない!間違ったことした人間が楽をして何も間違ったことしてない人間が苦しまなくちゃいけないなんて。
そんなものが世の中なら私達は何のために…。
もうやめろ。
お前に世の中の何が分かる。
赤ん坊がこの世に生まれ出た時あんなに大声で泣き叫ぶのはどうしてだと思う?嬉しくて泣いてるんじゃない。
こんな世の中に生み落とされたことを嘆いて叫んでるんだ!俺はもともと親もない。
社会に何も期待していない求めてもいない。
お気楽なもんさ。
ケガはしたがおかげで金に不自由はしてない。
自由気ままにやってる俺はもう忘れたんだ。
なのになぜほじくり回す?あれは事件なんかじゃないあくまでも事故なんだ!お前には関係ないお前の力なんか借りない!頭冷やして来る。
これ…。
全然忘れてなんか…。
ホントはやっぱり…。
言葉が武器だとは言ったが何をどうしても届かない言葉だってあるんだよ。
今日も行くの?あ…。
全然…忘れてなんかなかった。
私やみんなのために忘れようとしてくれてるだけだった。
会長はあの人のことが好きなんだね。
えっ?あ…えっ違う。
ただ自分がここまで来れたのはあの人のおかげだから。
はぁ…勘弁してよ。
毎日来られても無駄だって言ったろ。
会社にも迷惑掛かるし。
事件のことを話してくれるまで諦めません。
追い返されても追い返されてもまた来ます。
はぁ…。
どうして認めることができないんですか?どうして謝ることができないんですか?この間あなたが会った現役生達も変わったんです。
彼らが変われたならあなた達も変われるはずです。
あのさ君のためにも言うけど過ぎたことで自分の大切な高校生活無駄にしないほうがいいよ。
あいつだって君のこと思って出て来ないわけでしょ。
だからこそです!あの人は…私やみんなのために必死に忘れようと…。
許そうと自分に言い聞かせてるんです。
あなた達だって本当は心に痛みが残ってるはずです。
それを一生背負い続けるのは…つらいはずです。
(チャイム)珍しい客だな。
僕が退学させられそうになった時助けてくれてありがとうございました。
別にお前を助けようとしたわけじゃない。
会長は春菜さんはあなたのために何とかしようと必死で走り回ってます。
毎日朝晩あの人達の所に通い詰めて…。
あんな必死な会長…見たことないくらい。
でも…僕達もうこれ以上どうしたらいいか分かんなくて。
だから会長に力を貸してあげてほしいんです。
(油森)そうじゃなきゃ会長がどうにかなっちゃいそうで。
お願いします。
(戸が開く音)
(徳次郎)起きろ!「待ち人来る」だぞ。
えっ?校長を追放する全校生徒の3分の2以上の嘆願書が集まったそうじゃないか。
うわ!えっ?どうしてこれ…。
白雪姫を守る使命感あふれる小人がいてね。
(徳次郎)以前お前によ「本当の友達はいるか?」と聞いたがないい友達ができたな。
(戸が閉まる音)さ〜てやるか!えっ?「えっ?」じゃない。
いつもいつも「えっ?えっ?えっ?えっ?」ばかり。
お前はレレレのおじさんか?レレレ?『バカボン』だ『バカボン』。
せっかく優しくお前に諦めを教えてやろうと思ったのにお前らが大バカ野郎で分からないから仕方ない。
前言撤回だ!俺も戦う代わりにお前をいびっていびっていびりまくることに決めた。
てっぺんで踏ん反り返って自分の生徒を駒のように動かすあの女を大臣にして肥え太らせるわけにはいかない。
俺とお前であの女に引導を渡すにふさわしい舞台をつくってやるんだ。
声なき声の大きさをあいつに思い知らせてやるんだ。
俺のちっぽけな声お前の声みんなの声。
あいつの脳天を貫くほどデカい声にしてその耳にとどろかせてやるんだ!そんなのどうやって…。
これが最後のレッスンだ。
最後?発声はもっと喉を開けて滑舌良くはい!らたなかさ!違う!全然違う!成長してないなお前は風邪をひいたブルドッグか!だ〜か〜ら1行目はひとを驚かす言葉だと言ったろ!大体何なんだこの乙女チックな字は!ペンで指ささないでください!危ないじゃないですか。
はい書き直し!もっと胸を張って堂々と!そこで止まって深呼吸。
フゥ〜。
目を開いて相手の目を強く見ろ!響かせたい言葉はそのまままばたきをせず!1・2・3・4・5…。
バカ!俺がいいと言うまでまぶたを閉じるなと言ったろ。
もう一回!はい。
あっすいませんすいません大臣決定の電話はまだですか?今回の内閣改造の目玉は民間から教育省の大臣登用とされていますいかがですか?もうしばらくお待ちください。
ありがとうございます。
日本の教育のため努めてまいります。
失礼します。
(ノック)どうぞ。
校長早くも祝電が。
ありがとう。
誉田校長!これが最後の審判です!「生徒会規約第13条。
生徒の3分の2以上の嘆願があれば校内で起きた事故・事件について生徒総会で検証・議論する機会を与える」。
全校生徒600人。
全員の嘆願書を集めました。
5年前の事故。
いえ事件について私達生徒はあなたを糾弾します!
(教頭)どうぞ校長壇上へ。
公正を期すため立会人として私が知る限りの補足説明をいたします。
何これ。
公開討論?それとも話題の校内裁判ってやつかしら?そんな大それたものではありません。
ただ学校内で起きたことはそこで息をする私達の手で解決しなければ卒業生も在校生も校長ご自身も安心して前に進むことができないんじゃないでしょうか。
それとも…この場に立つことが怖いんですか?分かりました10分だけ時間を取りましょう。
それでは特サ枠の生徒会長伊勢崎トオルさんの事故に関する生徒総会を行います。
当時この学校にはこの前までの私達と同じ格差によるいじめがありました。
でもそこでいじめを受けたのは生徒会長の伊勢崎トオル…ではありません。
なぜなら伊勢崎トオルさんは…。
あなたの息子さんいえ…息子同然の生徒だったからです。
誉田校長は5年前審査員をしていた論文コンクールで1人の少年に出会いました。
「恵まれた者恵まれない者互いの夢や理想を自由に語り合い新しい可能性をつかめる学校をつくりたい」そう願った伊勢崎トオルさんに。
その志こそが「特サ」プロジェクトの原形でした。
(星)校長の発案じゃ…。
あなたは彼を親代わりに目をかけこの学校に特サ枠をつくり1期生として迎え入れた。
校長。
なぜこのプロジェクトを?日本の教育に幻滅してたからよ。
管理管理で個性を潰す教育。
もっとさまざまな個性を持った子供達例えば冒険好きなコと科学好きなコが町工場のコと大企業のコが共に学び笑い競い合い羽ばたいて行ける環境をつくりたかった。
そのための資金が必要。
そこで多大な寄付金が頂けるプラチナ枠を大事にした。
フッ。
そして伊勢崎トオルさんは自分の夢を応援してくれるあなたに心から感謝しその期待に応えようとした。
だから生徒会長に立候補し学校改革に懸命になった。
よく調べたのね。
でもプラチナ達は猛反発。
校長のお気に入りの代わりに彼の仲間達を苦しめました。
それを知った伊勢崎会長は一人戦おうとしてあの不幸な出来事が起きてしまった。
なのに校長は自分の息子のように目をかけていたその伊勢崎トオルさんを…。
見捨てたんです。
なぜそんなことを!大を救うため小を捨てたまで。
事件が公になれば学校と全校生徒が傷を負うわ。
「特サ」も潰れる。
それを天秤にかけた結果よ。
心は…痛まないんですか?息子のように思っていたコを傷つけて。
あのコのことを忘れたことは一度もないわ。
あのコの写真をいつも見て戒めにしてるし十分なお金も送り続けてるわ。
一生面倒見るつもりよ。
私の償いはプロジェクトを全国に広めあのコの夢を叶えること。
そのためにがむしゃらにやって来たわ。
そんなのあなたの勝手な言い訳です!彼はあなたのことを心から慕いその期待に応えようと頑張ったのに…。
あなたのために!これはあの人の部屋から私が勝手に持ち出したものです。
あなたが贈ったネクタイ。
そしてここには彼の書いた日記もあります。
「手を差しのべてくれた人がいる。
その掌の中にあったのは希望の温もり。
その温もりをあの人のために形あるものに変えていきたい」。
ここには母親のようなあなたへの感謝がたくさん…たくさんつづられています。
そして彼はあなたに恥をかかせないように何度も何度も練習してたんです。
(ツバメの声)ネクタイの結び方を。
彼にとってこれが誇りだったんです。
あなたの愛情が注がれていることを信じて。
でも…。
そのネクタイが…。
こんなふうになってしまった。
私はこれを元プラチナ生徒達に見せました。
するとみんなが涙を浮かべ謝罪し証言を始めました。
…なんてことは起こりませんでした!彼らはたかがネクタイだろと苦笑い。
やめてよお涙頂戴?フッホントにちょっと伊勢屋のこと懲らしめてやろうって思っただけだったからそう笑ったんです。
伊勢屋…。
名前すら覚えてない。
確かにあなたの選んだ天秤は間違っていないのかもしれない。
でもそうやって卒業した生徒達はどいつもこいつもクズばっかり!!彼らが社会に出る時学校で学んだことを振り返りこう言うんです。
何か問題が起きたら相手のことなんて考えなくていい自分だけのことを考えればいい。
あなたがそうだったから。
あなたは自分のことしか愛していない。
愛情を注いでるふりをして誰のことも愛してなんかない!でも…あの人は…。
自分のことよりもあなたを愛してた。
伊勢崎トオルさんはただあなたに謝ってほしいだけ。
大好きだったあなたに。
ここはあなただけのものじゃない!あなたの野心を満たすための場所なんかじゃない!5年たったとか関係ない。
学校の膿は私達が今吐き出す。
覚悟を持ってあなたが辞任することを…。
要求します!私があなたの気持ちを裏切り事件をなきものにしました。
どうか私を許してください。
この通り。
ハハハ…!ハハっアハハハ…!な〜に言ってんだ?そんなきれい事で済まされるならどんなにいい世の中だ。
足を踏んだ人間は踏んだことを覚えていないが踏まれた人間はず〜っと忘れない。
そんなことお前もお前もお前も!ここにいる全員思い当たるだろ?その乏しい頭で想像してみろ。
やられた人間が5年と数か月たって謝られただけであぁそうですか分かりましたと納得すると思うか!?どんなに時間がたっても被害者が求めるのはたった1つ!同じ痛みをそいつらに与えることだけだ。
同じ苦しみをそいつらに与えることだけだ。
だからそいつにここまで階段を上がらせて来たんだ!そう俺がしたかったことはただ1つ。
そいつと一緒にあんたを世の中の注目を浴びる存在に仕立て上げ学校というあんたの足をもぎ取ってやることだ!
(記者)校長誉田校長!今の話は本当なんですか?
(記者)答えてください!会見はあらためて開きますから!
(響)教頭!
(記者)生徒達に何か言いたいことは?生徒達に何か言いたいことはありますか?
(記者)答えてください!
(記者)認めるんですね?
(記者)答えてください!
(記者)校長!校長!
(記者)逃げるんですか!
(記者)校長!すまない。
そして今までありがとう。
俺がお前に与えた言葉はたった1つ。
この学校を乗っ取れ。
2015/03/07(土) 21:00〜21:54
読売テレビ1
学校のカイダン #9[字][デ]
ついに、彗(神木隆之介)の過去があきらかに…!彗の苦しみを救おうと奔走するツバメ(広瀬すず)に彗は「これが最後のレッスン」だ、と最後の「言葉」を授ける…。
詳細情報
番組内容
ついに、彗(神木隆之介)の過去があきらかに…!かつて明蘭学園の特サ枠第一期生で生徒会長を務めていた彗。だが、5年前に彗の体の自由と未来を奪ったある事件が発生。しかし、蜜子(浅野温子)は保身のために事件を隠ぺいしたのだった…。ツバメ(広瀬すず)は蜜子に怒りを覚え、生徒会役員やプラチナ8と結束し、蜜子追放のための行動を開始する。彗の苦しみを救おうと奔走するツバメに彗の「最後のレッスン」が始まる…。
出演者
広瀬すず
神木隆之介
石橋杏奈
杉咲花
須賀健太
間宮祥太朗
白洲迅
清水くるみ
吉倉あおい
飯豊まりえ
金子ノブアキ
野波麻帆
金山一彦
泉谷しげる
生瀬勝久
浅野温子ほか
原作・脚本
【脚本】
吉田智子
監督・演出
【演出】
鈴木勇馬
音楽
松本晃彦
制作
【チーフプロデューサー】
伊藤響
【プロデューサー】
福井雄太
難波利昭
八木欣也
【制作協力】
日テレアックスオン
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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