東北発☆未来塾スペシャル「響け!歌声のチカラ〜モリクミと90人の合唱団〜」 2015.03.07


♪〜あなたが歌を歌うのはどんなときですか?うれしいとき?それとも悲しいとき?♪〜こんにちは、神田沙也加です。
私も、これまで何度も自分で歌を歌ったり人の歌を聴いたりすることで救われたことがありました。
そんな歌が持つ不思議なチカラを心から信じている人がいます。
こちら!♪〜歌手の森公美子さん。
ミュージカルの大先輩です。
森さんにとって歌うことはまさに、ありのままの自分を表現すること。
これはね、テクニックもいらない。
自分の声でいい。
音程なんか気にするな。
そんな森さんがふるさと・宮城の大学生を連れて訪問したのは、とある仮設住宅。
ここに暮らす人たちを中心に合唱団を結成。
コンサートまで開いちゃおうというのです。
でも、全く経験のない人たちに合唱を教えるのは簡単ではありません。
それも与えられた時間は僅か1か月。
1人で歌うのも難しいのに声を合わせるのは、なおさらです。
東日本大震災から4年。
歌声で被災地を元気にしたいという森さんの熱い思いは届くのでしょうか?モリクミ流「歌声のチカラ」。
いよいよ開演です。
東北の復興を応援する「東北発☆未来塾」。
応援団長を務めますサンドウィッチマンです。
どうも。
この番組ではですね東北の未来を担う若者たちがいろんな分野のスペシャリストを講師に、そのスキルやキーとなる考え方を学んでいます。
今回はスペシャル版ということで「アナと雪の女王」を講師にするんですよね。
違いますよ。
講師は、この方です。
僕らと同じ宮城県出身のビッグスター歌手の森公美子さんです。
うわ、でかっ!俺ら2人分はあるんじゃないですか。
アップにしてますから、これはね。
でもこんなにビッグな森さんでも合唱をしたことない仮設の人たちをまとめてコンサートまでもっていくのはちょっと難しいんじゃないの?でも、そこで森さんはですねふるさと・仙台で合唱指導の助っ人を集めたんです。
こんにちは。
(一同)こんにちは。
森公美子と申します。
よろしくお願いいたします。
皆さん、ご存じかもしれませんがいろんなテレビでいろんなことやってます。
手伝ってくれるのはこちらの若者たちです。
この番組では塾生と呼んでますね。
あれ?もしかしてみんな女子大生?ラッキー!やめなさい、そういうの。
大学の音楽科や交響楽団に所属している10人の女子学生たちです。
この10人の塾生と森公美子さんで、目指すは1か月後の合唱コンサート!
どういうふうに表現したら音楽のチカラをみんなに伝えられるかっていうのを学んでいきたいと思っています。
震災から3年半たってちょっと支援の形っていろいろ変わってきてるかなと思うんですけど、音楽を使って何か私たちにできることがないかっていうのを考えていけたらいいなと思っています。
被災した人たちの心を一つにまとめてハーモニーを奏でることはできるのか?モリクミ流「歌声のチカラ」いよいよ開演です。
それ、さっき神田沙也加さん言ったやつじゃん。
で、今回、塾生さんの皆さんは何をやるかって言ったら。
それで引っ張って楽しさを、どんどんねいきましょう。
歌が持つ不思議なチカラを伝えたいという森さん。
早速、一緒に合唱をしてくれる仲間を集めるために仮設住宅を訪ねました。
宮城県名取市最大の仮設住宅愛島東部団地。
140世帯300を超える人々が暮らしています。
そのほとんどが太平洋沿岸の閖上地区から避難してきた人たちです。
閖上地区は、江戸時代より前から漁業の盛んな町として知られていました。
毎週日曜日に開かれていた朝市には新鮮な魚介類やお総菜が並び遠くからもお客さんが詰めかけました。
しかし、2011年3月高さ8mを超す大津波がすべてを変えてしまいました。
仮設住宅って厳しいですね、まだね。
仮設住宅の集会所を訪ねるとにぎやかな音が聞こえてきました。
踊っていたのは全員60歳以上の女性たち。
その名も、愛島ダンサーズ。
元気はつらつです。
ブラボー!ブラボー!すごい!すごい!お上手!震災のあと孤立しがちな暮らしの中でみんなで元気が出る活動をしようと結成されました。
テンション高めで合唱団のメンバーにはうってつけ。
あのね、きょうはね、ちょっとねあの…私、帽子、取るね。
そうするとね、老眼、出てくんの。
なんか、こっからねなんか歌とかねみんなで一緒に歌えないかなと思って。
歌のチカラっていうの。
踊りのチカラも今、すごいの見せていただいて。
例えば、皆さんの好きな歌とかありますか?若い人たち、歌うのは「花が咲く」とかなんだかってあるよね。
あの歌好きだ、私。
♪「花は花は花は咲く」すばらしい!合唱団の仲間を一人でも多く集めようと声かけをしたところ仮設住宅から続々と集まってきてくれました。
その数、30人。
地元が生んだビッグスターを一目見ようという人もいます。
まずはリクエストにお応えしてあの歌を歌います。
♪「真っ白な雪道に」♪「春風香る」♪「わたしはなつかしい」♪「あの街を思い出す」♪「叶えたい夢もあった」♪「変わりたい自分もいた」♪「今はただなつかしい」初めは聴いていただけの人たちが口ずさみ始めました。
♪「誰かの笑顔が見える」♪「悲しみの向こう側に」中には思わず涙ぐむ人も。
森さんの信じる歌声のチカラです。
♪「いつか生まれる君に」♪「花は花は花は咲く」♪「いつか恋する君のために」
(拍手)ここにあるよ。
あら、本当。
いや、ちょっとやっぱり、いろんなご苦労があったんだろうなと思ったらねそれで頑張ってこられたんだなと思ったら胸いっぱいになってしまいました。
すみません。
こちらから本当すみません。
自分、歌いますなんて言っときながら…。
もうね、私、ほら友達、亡くしたりしてっからね。
すごく思いがあったので名取に、こうして来させていただいたんですけど…。
なんだったらもう一曲、歌います?歌声のチカラが伝わり集まった多くの人が合唱団への参加をオーケーしてくれました。
「ふるさと」がいいんじゃないかなって思うけどどうですか?早速、ひと月後のコンサートでどんな歌を歌うか、相談です。
あの民謡なんですけど「閖上大漁祝唄」っていうのあるんですけど民謡では…。
あら、それじゃあさみんな、うたえるでしょ。
それは、もう決定!一番最初に、それ、うたおう。
♪「今朝の日和は」♪「空晴れ渡り」♪「チョイチョイ」♪「波静かエー」♪「アリャエーエノソーリャ」♪「浜は大漁だエー」この唄は閖上でうたい継がれてきた民謡。
学校でも教えていたので子どもからお年寄りまでみんな知っているそうです。
♪「チョイチョイ」思わずできた踊りの輪に加わった塾生がいます。
引地理恵さん。
実は、閖上の出身です。
大学ではピアノを学び中学の音楽の先生になることを目指しています。
実家は、専業農家。
震災のとき、家族は無事でしたが津波で自宅は全壊。
大学入学直前のことでした。
家も大変なことになってますしあと学費のほうを払えるのかとても心配だったんですがそれを両親に相談したところなんとかするから、ということで奨学金を借りたりとかしながら今、大学に通ってます。
避難所で生活しているときにさまざまな方から本当に支えていただいたので…昔から一緒に歌い一緒に踊ることで人々は前向きに生きる気持ちになってきました。
森さんは、そんな歌声のチカラにも期待しています。
皆さんは、ちゃんと地声でバンバン出てるから。
例えば、震災のあとって出なかったじゃないですか。
みんな、声、出なくてちっちゃい声で一生懸命、頑張ってもつらいことのほうが多くて声がないと。
続いて向かったのは森さんにとって特別な思いのある中学校です。
この学校で私の友人が勤めておりまして。
まあね、震災のときにですね。
ちょっと、いろいろありまして。
森さんの親友・庄子恵里子さんはこの中学校の音楽の教師でした。
地震が起こり自宅に戻ったところを大津波にのまれました。
2人は仙台の高校で出会いともに音楽の道を志した仲。
卒業後も親しく連絡を取り合っていました。
震災から8か月後森さんは、この中学校で音楽の臨時教師を務めました。
残された教え子たちを励ましたいと思ったのです。
亡き親友の学校の合唱部をぜひ、仲間に加えたい。
森さんは、得意の歌唱指導でアプローチします。
上手だった。
おはようございます。
歌を聴かせていただいてちょっとうるっとしてしまいましたけどなんか発声練習とかはいつもやってるんですか?なかなか発声のしかたがこう、上手にできないっていうか。
響くような発声にはなってきてるんですがちょっとここら辺に当たってないような感じなのでもっとこう、響きのある…。
その辺を教えていただきたいなと。
ピアノ囲んでまず、やっちゃいましょうか。
まず皆さん響かせるということで鼻の裏の辺りですね。
♪「んんんー…」鼻に響かせるつもりで。
この辺から変わりますよ、音はね。
優しく置いてあげるんだけど。
♪「んんんー…」ここで、こういう感じだと思って。
♪「んんんー…」はい!♪「んんんー…」♪「んんんー…」もう一回!次はね、舌を出す。
♪「んんんー…」変な話、ばかみたいな感じで。
♪「んんんー…」♪「んんんー…」♪「んんんー…」自分の声のありようが分かる。
こうやれば声が出てるんだなって。
さて、指導の成果は?♪「いくつもの日々を越えて」♪「辿り着いた今がある」♪「だからもう迷わずに」♪「進めばいい」♪「栄光の架橋へと…」どうよ。
ちょっと、ちょっと会議、会議。
全然、違うよね、さっきのとね。
めちゃくちゃいいよね。
ほら!もうなんか、前に前にみんなが、もう乗り出してくるような歌声力強くて…。
すっかりモリクミペースに乗せられた中学生たち。
合唱団入りもちろんオーケーです。
これ、新しいピアノですね。
恵里子先生のお宅から寄贈されたものなんですよ。
え?え?何、何…?うそ!ここにも名前が書いてあるんです実は。
えー!こんなとこで…。
ごめん、ごめん…いや、すごい。
やっぱり、すばらしいね。
ごめんなさい。
会えてよかった。
ああ、よかった。
残したね。
ちょっと感動しちゃって…ごめんね…。
うーん…いや、ちょっとじーんと、きちゃいますね。
森さんは亡くなった親友からのエールも感じたかもね。
さて、合唱団のメンバーなんですけれどもご覧いただいたほかにもいらっしゃいます。
まず、第一中学校のPTA合唱部のお母さんたち。
♪〜上手ですね。
これは頼もしいね。
さらにもう一つの別の仮設住宅にも参加を呼びかけました。
ここの人たちも閖上地区の出身なんだけどふだん、別々の仮設住宅に離れ離れになって住んでるのをこの機会に再会させようという森さんの狙いもあるんだね。
こうして、塾生を含めて総勢90人からなるモリクミ・プレゼンツ未来塾合唱団が誕生しました。
でも、4か所ばらばらで練習時間を合わせるのも大変でしょ。
それに森さんもピン芸人の仕事があるだろうしね。
ピン芸人じゃないですよ。
森さんは歌手です。
そこで、森さんは塾生たちに手分けをさせて、それぞれ別々に指導をさせることにしたんです。
ここまで、森さん主導だったから塾生たちだけで大丈夫なのかね?鋭いですね。
これがね実は大丈夫じゃないんですよ。
早速、ご覧ください。
すごく不安です。
まず自分より年上の方々がたくさんいらっしゃるじゃないですか。
それで教えるというよりもなんか一緒に歌うっていうことがなんか、どうなるのかなっていう。
あまり人前で指導するっていうことが今回、初めてになるのでやっぱり伝え方…音楽は、こうやってみようっていう言い方がすごい難しいところだと思うので。
そんな不安を抱えた塾生たち。
まずは、2か所の仮設住宅へ合唱指導に向かいます。
愛島東部団地の合唱団を担当するのは、こちらの3人。
大学の交響楽団に所属しています。
練習がスムーズに進むよう塾生たちはちゃんと準備してきました。
一人一人、名前で呼び合えるように即席の名札。
歌詞カードにも心配りが。
まずは全員がよく知る歌からです。
♪「なつかしい」♪「あの街を思い出す」いざ歌ってみると歌詞とメロディーがうまくかみ合いません。
音程やどれだけ、のばして歌うのかが分からないのです。
音楽が得意な塾生たちは誰もが聴いたままに歌えると思い込んでいました。
「誰かの歌が」の「が」なんですけどその「が」は♪「誰かの歌が聞こえる」って2個、のばしてください。
十分に準備してきたつもりだった塾生たち。
指導法の見直しを迫られました。
一方、こちらはもう一つの仮設住宅です。
ここで指導する塾生3人は大学の音楽科に通っています。
まずは、お手並み拝見!最初に「おーい」と呼んでもらいたいんですよ。
「おーい」って。
おなかに手、当てて「おーい」と呼んでみましょうか。
いいですか?いきます。
せーの…。
(一同)おーい!
(菅原)ちょっと聞こえたかなぐらいです。
おなか、どうなりましたかね?親しみやすい話し方で滑り出しは、上々。
それもそのはず。
菅原千聖さんは出身中学と高校で合唱部のコーチをしています。
森さんばりの堂々とした指導っぷり。
ここまで、いってみましょう。
ちょっと出しづらいところだと思うのでここだけで声を出そうとしないで体全体から、声、出そうすると出しやすくなると思うのでちょっとイメージをつけながらいってみましょうか。
♪「花は花は花は咲く」♪「わたしは何を残しただろう」菅原さんは、伴奏に合わせて歌う人たちの表情がどことなく寂しそうなのが気になりました。
歌声のチカラで元気づけようと意気込んできた塾生たち。
ここでも行き詰まってしまいます。
塾生たちが悩んでいると聞いて森さんが駆けつけました。
まずは中学校での合唱指導の様子を見てみることに。
うー!すばらしいです、皆さん!あと、全員で歌うのが「花は咲く」と「見上げてごらん夜の星を」と「ふるさと」の3曲ですね。
3曲一緒に歌って…。
「花は咲く」と「見上げてごらん夜の星を」と「ふるさと」の3曲を今回の発表会の参加者全員で歌いたいと思います。
ぎこちない仕切りを見かねてついつい、森さん口を挟んでしまいます。
♪「小さな星の」♪「小さな光が」♪「ささやかな幸せを」♪「うたってる」しゃかりきに歌うことなくてただ私こうしてほしいなっていうところは言っていいかな。
これは、もう本当に宇宙を見てるんですよ。
小さな地球。
地球の小さな日本っていうところの小さな名取というところから空を見上げてみたら満天の星なんですよ。
なんかつらいことあっても苦しくなんかない。
大丈夫、ほら見てごらんこんなに広いんだよ、宇宙って。
だから壮大に大きくいこうっていう歌です。
そういうことをちょっと心の中に入れて。
♪「見上げてごらん夜の星を」♪「小さな…」テクニックを教える前に歌を歌う喜びや声を合わせる楽しみを伝えてほしいと考えていた森さん。
♪「ささやかな幸せを」同じ音楽の道を歩むふるさと・宮城の後輩たちだけにイライラが募ります。
塾生、ハモりがなかったですね。
きょうなんですけども塾生の皆さんこっちにいたでしょ。
ピアノの向こうにさ。
あれさ、やっぱりさ…悪いけどやっぱり指導するって…ちょっと反省しましょう。
やっぱり、何か…夜、緊急反省会が開かれました。
じゃあ、感想を教えて下さい。
「花は咲く」を歌っていただいたときに涙を流されてた方たちがいらっしゃったんですけど…やっぱり大変なことを経験して命さながらに逃げてきたわけだから失ったものは大きかったわけでしょ。
その状況をやっぱりふと、そこにかえってしまうことはとても失礼なことっていうか新たに傷を深く掘ってしまうような気もするのね。
あくまでも皆さん…歌う今回の未来塾ですからっていうことを全面的に皆さんにお伝えすることが一番じゃないかなと思う。
次の日森さんは塾生たちを連れて閖上地区に向かいました。
仮設住宅の人たちがかつて暮らしていたところです。
塾生たちは、皆、東北の出身。
でも、ほとんどが大きな被災をしていません。
そんな彼女たちに、被災地の今の姿を知ってもらいたいと森さんは考えたのです。
見に来てるっていうんじゃなくて。
閖上って結構私も思い出がある場所だし松林すごいきれいだったじゃない。
夏、海水浴にも、ここ来てるし。
閖上出身の引地理恵さんは震災直後の様子を今も鮮明に覚えています。
震災前、海のすぐ近くまでびっしりと家が並んでいた閖上地区にはおよそ7000人が暮らしていました。
しかし、4年前地震のあと襲ってきた大津波は海岸から5kmの内陸まで達しました。
700人以上の人が犠牲となり町は壊滅的な打撃を受けました。
やっぱり花がね添えてあった、さっきね。
おうちのね。
引地さんが、子どものころからお気に入りの場所に案内します。
この小高い丘からは太平洋と閖上の町が一望できました。
ここってもう、そのまま立ったら海が、松林ががーんとあって松林の奥にどーんと海がね。
あそこにちょっと松が残ってますけどあそこだけではなくもうあっちの端っこから端まで全部、松林でした。
がーっとだよね。
津波のときは一応、形は残ったんですけど絶対、住める状態ではなくって。
この現場を初めて見た人います?初めて?本当に全然、テレビでは見たことあったんですけど実際に見てみたらこんなにも、ひどかったのかって。
厳しいね。
やっぱり、まだまだ心の復興はできてないような気がするので。
嫌なことは思い出さなくていいから。
そんな優しい気持ちになっていただければいいかなと思いますね。
丘のすぐそばには慰霊碑が建てられています。
かつて活気に満ちていた閖上地区の厳しい現状を肌で感じた塾生たち。
心に変化が表れ始めます。
仮設住宅での避難生活は予想以上に長引いています。
一人でも多くの人が元気を取り戻す手伝いをしたい。
この日の合唱練習に入る前塾生たちはこんな行動に出ます。
こんにちは。
NHKの「未来塾」という番組なんですが…これまで練習に来ていない人たちに直接、呼びかけたのです。
1時間ぐらいやってます。
お待ちしています。
お願いします。
座ってください。
塾生たちの思いが通じたのかたくさんの人が集まってくれました。
あまり参加してもらえなかった男の人の姿もあります。
前回の指導では森さんから「気持ちが伝わってこない」と叱られた塾生たち。
気合いが入ります。
(菅原)この前…体操をしたあとに皆さんでちょっと「おーい」ってやってもらったの覚えてますか?覚えてますね。
きょうは、ちょっとはじめましての方もいるのでやってみましょうか、もう一度。
いいでしょうか。
ではいきますよ。
せーのでいきましょう。
せーの…。
(一同)おーい!
(菅原)すばらしい!すばらしい!きょう、私たち午前中に閖上のほうに行かせていただいたんです、みんなで。
震災前の町並みとかっていうのを私は、ちょっと分からなかったんですね。
ちょっとね…いろいろ思うことがあって…。
皆さんに、元気よく歌っていただいてたんですけど皆さんも、こういうふうにつらい思いをされてそれでも、こう、元気にこういうふうに今、私たちと…皆さんのふるさとっていうのを昔は、こうだったとかこういうところがあってこういうところがすてきだった閖上はって教えていただければみんなで、こうイメージもできやすいのかなって思うんですけど。
やっぱり、ここを皆さんでしっかりと志を一つにして帰りたいっていう思いを込めて歌ってもらえればなと思います。
よろしいでしょうか。
(一同)はい。
塾生一人一人自分ができることを考え積極的に動きます。
1、2、3、はい。
♪「白樺青空南風」♪「こぶし咲くあの丘」♪「北国のああ北国の春」大きな声を出して歌えば湧き出してくる強い気持ち。
その気持ちを支えるように塾生たちが寄り添います。
♪「届いたおふくろの」♪「小さな包み」♪「あの故郷へ帰ろかな」♪「帰ろかな」すばらしい!きょう、すごいよかった。
あら、できるじゃないかって…そういうことってねやっぱり一番大切なことでやっぱり、こちらから全部アクセスするんじゃなくて何かを持ってるその人の扉をたたいてあげて…合唱指導は塾生たちに任せられると確信した森さん。
なぜか近所のスーパーマーケットにやってきました。
お得意の料理で合唱団の結束力をもっともっと高めようというのです。
一体、何を作るんでしょうか。
胃袋、つかむぞ!新鮮な野菜と大量の魚介類を手に集会所の台所へ。
早速、料理スタートです!いきなり、どばっと入れたのはパスタ。
大きいお肉もあります。
あ、つまみ食いだ!皆さん、お待たせ。
食べてて。
もう食べてください。
1時間半かけて作ったモリクミ流イタリアン3品の完成です!皆さん、どうぞボナペティート。
食べてください。
料理のお・も・て・な・し。
合唱団の心がぐっと一つになりました。
うまそうだったなあ。
でも、どうしてイタリアンなの?20代のころね、イタリアに音楽留学していたときに身につけたみたいですね。
それで、この体形になったんだね。
えー…歌だけでなくてですね料理も全力投球の森さん。
一生懸命さって相手に伝わりますね。
これは何してるの?コンサートまであと1週間となって、塾生たち閖上の民謡「大漁唄込み踊」を練習したんですね。
合唱と逆で塾生は教わる立場だね。
これは、何をしてるの?これはですね、大きな歌詞カード要するにカンペを作っているんですね。
♪「花は花は花は咲く」いいな。
なんか青春だね。
うふ。
いや、気持ち悪いよ。
そんなこんなで準備の1か月が過ぎあっという間にコンサート当日です。
会場はずいぶん手作り感満載だね。
森さんの亡き親友が教べんをとっていた中学校のスペースをお借りしました。
親友ゆかりのピアノがある場所だね。
きっと一緒に合唱を楽しんでくれると思います。
うう…ええ話だ…。
まだ早いな、泣くのが。
さっきまで全然、実感なくて本当に、きょうが発表の日なのかなっていう気持ちだったんですけど。
(富澤)合唱団のメンバーも続々と到着しましたね。
今は別々の仮設住宅に暮らしている閖上地区の人たちなんですけども今回の合唱を機にですね久々に再会する方もいらっしゃるみたいですね。
これも、ええ話だ…。
泣くの、早いな、だから。
そして、会場にはですね中学校のご近所の人や合唱に参加しない仮設の人などおよそ130人のお客さんが来てくれました。
どこから合唱団でどこからお客さんか分からないね。
ついに練習の成果を披露するときがきました。
それではモリクミ流「歌声のチカラ」。
いよいよ開演です!それ最初に言ったセリフだよね。
皆さん、こんにちは。
(一同)こんにちは。
本日はNHK「東北発☆未来塾」が主催するコンサートのほうにおいでいただきまして誠にありがとうございます。
被災地の中でも復興が遅れている地域の一つでもある名取、閖上の皆さんに向けてこのコンサートを企画しましたので。
そして、忘れてはならない私たちの大好きな先生が。
まだ紹介していなかったですね。
では塾生みんなで呼んでみたいと思います。
せーの!はい!こんにちは!さすが地元・宮城が生んだビッグスター。
会場のボルテージが一気に上がります!皆さん、本日はようこそおいでくださいました。
本当に皆さんで作り上げたそして、この塾生がみんなで考えたプログラム。
そして、歌唱指導いろんなことをしておりますのでぜひ皆様…皆様もぜひ、ご参加くださいませ。
知っている曲があったら一緒に口ずさんでいただくのもすてきかと思います。
それではそろそろ始めましょうか。
愛島仮設団地の方々で「若者たち」を歌っていただきます。
私たち若者に向けてそして、自分たちに向けて毎日、日が沈んでもまた次の日には朝日が昇るように前に進み続けていこうというそういうエールを歌に込めてエールを送ってくださいます。
♪「君のゆく道は」♪「はてしなく遠い」♪「だのになぜ」♪「歯をくいしばり」♪「君はゆくのか」♪「そんなにしてまで」若者へのメッセージありがとうございました。
でも、このメッセージは…すばらしい歌でした。
歌って、いいですね。
続いては「Believe」という曲をお送りします。
東北の未来を担う中学生と塾生たちが歌います。
♪「たとえば君が傷ついて」♪「くじけそうになった時は」♪「かならず僕がそばにいて」♪「ささえてあげるよ」♪「その肩を」♪「世界中の希望のせて」♪「この地球はまわってる」♪「いま未来の」♪「扉を開けるとき」♪「Ibelieveinfuture」♪「信じてる」
(拍手)愛島の皆様、そして箱塚の皆様とうとう出番がやってまいりました。
♪「エンヤサーエンヤサー」♪「今朝の日和は空晴れ渡り」♪「チョイチョイ」今は離れ離れの仮設住宅に暮らす閖上の人たちが一つの輪になって踊ります。
♪「アエーエーエノソーリャ」♪「浜は大漁だエー」♪「船出せ出せと」♪「乗り子も揃い」♪「アエーエーエノソーリャ」♪「浜は大漁だエー」♪「ハァエンヤサーエンヤサ」このほかにもコンサートではいろいろな思いが込められた歌全12曲が披露されました。
♪「Birdsfly」♪「over」♪「therainbow」♪「Whythen」♪「ohwhy」♪「can’tfly」♪「白樺青空南風」思い出すのはふるさと・閖上の桜咲く春。
♪「ああ北国の春」♪「あの故郷へ帰ろかな」♪「帰ろかな」森さんもふるさとへの思いを歌に託します。
♪「I’mstrong」♪「命の限り」♪「歌おう」♪「あなたのため」
(拍手)こちらは伴奏のために参加してくれた宮城教育大学交響楽団のオンステージ。
この楽団には4人の塾生も所属しています。
♪〜そして、コンサートはいよいよ最後の曲となります。
皆さんと過ごす時間もあっという間に過ぎて次で最後の曲となってしまいました。
最後にお送りする曲は「見上げてごらん夜の星を」。
心に満天の星空を浮かべてお歌いください。
どうぞ、お聴きください。
90人の合唱団、全員で歌います。
♪「見上げてごらん夜の星を」♪「小さな星の」♪「小さな光が」♪「ささやかな幸せを」♪「うたってる」♪「手をつなごう僕と」♪「追いかけよう夢を」♪「二人なら」♪「苦しくなんかないさ」♪「見上げてごらん夜の星を」♪「小さな星の」♪「小さな光が」♪「ささやかな幸せを」♪「うたってる」これで…これで私たちのコンサートは終わりなんですが終わりでいいんでしょうか?
(拍手)鳴り止まぬ拍手。
鳴り止まぬ拍手。
アンコールに応えて歌うのは何度も何度も練習を重ねてきたあの曲です。
♪「真っ白な雪道に」♪「春風香る」♪「わたしはなつかしい」♪「あの街を思い出す」♪「叶えたい夢もあった」♪「変わりたい自分もいた」♪「今はただなつかしい」♪「あの人を思い出す」もう鳥肌が本当、立つぐらいすばらしかったですよね。
私のおふくろも参加してたんですけども。
だんだん元気になってる元気な姿が見れて本当によかったと思います。
…とか言ってくださる方がいてすごく、うれしくって。
やっぱり改めて…♪「花は花は花は咲く」♪「いつか生まれる君に」こうして90分にわたる心温まるコンサートは幕を閉じました。
歌声に込めた思いはきっと、たくさんの人の心に響いたはずです。
私、神田沙也加も改めて歌声のチカラを感じることができました。
♪「いつか生まれる君に」♪「花は花は花は咲く」♪「いつか恋する君のために」2015/03/07(土) 15:00〜16:00
NHKEテレ1大阪
東北発☆未来塾スペシャル「響け!歌声のチカラ〜モリクミと90人の合唱団〜」[字]

歌手の森公美子さんが故郷・宮城の仮設住宅に暮らす人々を誘い合唱団を結成!目指すは、ひと月後のコンサート!しかし問題が…MC:サンドウィッチマン 語り:神田沙也加

詳細情報
番組内容
宮城県出身の森公美子さんが、大震災から4年経った今も仮設住宅にくらす、ふるさとの人々を元気づけようと合唱団を結成する。森さんの呼びかけに90人が集まった。バラバラの場所に暮らす合唱団の指導をするために、森さんは仙台で音楽を学ぶ10人の学生に助けを求めた。しかし、音楽の知識があまりない人々に合唱を教えるのに戸惑ってしまう…。ひと月後のコンサートに間に合うか?MC:サンドウィッチマン 語り:神田沙也加
出演者
【出演】森公美子,サンドウィッチマン,【語り】神田沙也加

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
音楽 – 歌謡曲・演歌
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

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