東北発☆未来塾 震災と向き合うチカラ▽武内デスクの新聞教室“紙とマジック” 2015.03.07


東北発☆未来塾応援団長のサンドウィッチマンです。
どうも。
これ何の写真だろう?見た事があるような気がするけどね。
これは東日本大震災が起きた当時石巻で撮られたものですね。
何か貼り紙がしてあるけど。
これ実は新聞なんですよ。
子供が書いた壁新聞?違います違います。
津波の被害を受けて新聞の印刷ができなくなった記者たちが避難所に手書きの壁新聞を貼って情報を伝えたんですね。
まさに新聞記者の意地だよね。
当時壁新聞作りの現場を指揮していたのが今回の講師石巻日日新聞の武内宏之さんです。
一番大切なのは…。
これは知ってほしい。
これは伝えたいっていう…。
武内さんは新聞記者一筋35年。
生まれ育った石巻の情報を足で稼いで伝えてきた人情派記者なんです。
ちなみに後輩記者からの情報によると武内さんはシルベスター・スタローンに似てるって言われると喜ぶそうです。
いつの間にそんな情報が。
エイドリア〜ン!懐かしいな。
エイドリア〜ン!映画「ロッキー」の名シーンですね。
ドリア〜ン助川!違いますよ。
ドリアンさんは叫ぶ詩人ですから。
違うの?石巻日日新聞の取り組みから間もなく4年を迎える震災とどう向き合えばいいかを考えます。
エイドリア〜ン!あれ?武内デスクの新聞教室。
「紙とマジック」。
宮城県石巻市。
4年前の大津波で多くの犠牲者が出ました。
主な産業の漁業も大打撃を受けました。
今回の未来塾はこの石巻で震災に向き合い続ける新聞社から学びます。
おはようございます。
おはようございます。
寒くなかったですか?講師の武内宏之さん。
震災当時石巻日日新聞のデスクとして陣頭指揮を執りました。
伝えるっていうのは単純明快。
話せばいいんじゃない。
書けば…書いて配ればいいんじゃない。
確かにそれは伝える事にはなりますが…。
皆さんと一緒に考えていきたいなと思います。
武内さんのもとに集まった塾生は6人。
全員新聞やテレビなどのジャーナリズムに興味を持つ大学生です。
そういうのをこれから学んでいきたいと思います。
今回の体験を通じて学んでいけたらいいと思っております。
武内さんがまず案内するのは海から1.5キロ内陸にある新聞社です。
石巻日日新聞社の社屋です。
石巻日日新聞は大正元年創刊の老舗新聞。
石巻市を中心に毎日夕刊を出しています。
震災前のおよそ半分です。
ある意味ではパニック状態になりました。
武内さんは報道部のデスクとして当日の新聞制作を終えたところでした。
揺れの直後社内は停電。
取材に出ていた6人の記者は全員音信不通。
新聞社は機能停止に陥ります。
じゃあ明日からどうするという話でミーティングを持ちました。
これは社長も入ってやりました。
その社長が私たちにこういう事を言うんですよ。
それは何かというと新聞社っていうのはこういう時こそ活動しないで何が新聞社かと。
平常時新聞を出すのは当たり前。
非常事態の時こそ情報を発信せよ!しかし輪転機の復旧のメドも立たず武内さんは頭を抱えます。
その時新聞用のロール紙がぬれていない事を発見。
更に社内をくまなく探すとたくさんの油性ペンが見つかりました。
輪転機が動くまで手書きで何が起きているか人々に伝えよう。
武内さんたちは5か所の避難所と1か所のコンビニエンスストアに壁新聞を貼り出します。
これが3月12日。
どうでしょうか。
まるっきり手書きです。
震災翌日に貼り出された壁新聞第1号。
ラジオの情報をもとに被害状況を記事にしました。
見出しは「日本最大級の地震大津波」。
次の日の第2号。
記者たちが懸命に足で稼いだ被害情報をできるだけ詳しく載せました。
どうでしょう。
私たちはこういう形でやりましたがもし自分がその立場だったら…。
できないかなとちょっと思って。
記者がどれだけの気持ちを持ってこの壁新聞を発行したのかっていうのがすごいひしひしと伝わってきて…。
当日ジャーナリズムの原点使命という言葉は私たちの頭にはありませんでした。
無我夢中でした。
第2号を出した直後武内さんにはある迷いが生じます。
「地域に密着してきた新聞としてこれでいいのか」。
持ってくる情報はあの町も壊滅。
この町も壊滅。
駄目駄目情報ばっかり載せてたら読む人たちは避難所の人たちですから自分の家自分の住んでる町がどうなってるのかも分からない人たちが読む訳ですよ。
壁新聞第3号を出すにあたって武内さんは編集方針を変えます。
見出しは「全国から物資供給」。
被害情報は最小限にして全国から寄せられ始めた支援について詳しく載せました。
震災の翌日12日にはある避難所では…。
一つのパンをちぎって食べたのかどうか分かりません。
全国から物資供給石巻市内の大型店から食料水毛布などが提供を受けていると。
これを読んだ避難所の人たちは…。
大手新聞社が全国に向けてより詳しい被害情報を発信する一方石巻日日新聞の記者たちは被災して不安な日々を生きる人たちの目線から少しでも希望の持てる情報を選んだのです。
震災直後記者たちはどういう思いで取材を続けたのか。
武内さんは石巻出身の秋山裕宏記者を塾生に紹介しました。
こちらは大地震発生3時間後に秋山記者が撮った写真。
目の前でふるさとが壊れていく悪夢のような光景。
秋山記者はぼう然としながらもシャッターを押しました。
最初1年ぐらいは嫌でしたね。
車で走ると気が抜けて…。
「ああ」っていうのしか…。
仕事なんでもちろんちゃんとしてるつもりですけど…。
石巻で生まれ育ち働く記者たちは被災者でもあります。
落ち込む心を奮い立たせ毎日取材現場に立っています。
震災から4年たとうとする今記者たちはどういう取材をしているのか見せてもらいます!記者歴11年の熊谷利勝記者。
この日は東松島市の仮設住宅で取材です。
テーマはこの仮設住宅で3年前作り始めクチコミで大人気となっている商品です。
大人気商品とはこのぬいぐるみ。
小野駅前仮設住宅にちなんでその名もズバリ「おのくん」。
お母さんたちが靴下を丁寧に縫い合わせて作っています。
3年間で2万体も売れているんです。
ネット販売は最低でも半年待ちの状態なんですって。
ぬいぐるみ作りの代表武田文子さんが今回の取材相手。
よろしくお願いします。
いよいよインタビュースタート!武田さん慣れましたよね。
熊谷記者何だかテレビカメラに緊張してるみたい。
大丈夫ですかね。
今後の計画もあるんですけど…。
熊谷記者が武田さんと知り合ったのは震災直後。
以来時間を見つけては仮設住宅を訪ねています。
熊谷記者に武田さんは他の記者には明かしていない心の内を語り始めました。
最初はありましたけども。
本当に笑えるようになったのは2年。
2年ぐらいはやっぱしゃべってて作ってるほうも夢中にはなってるんですけどやっぱり何て言うの。
いろんなお客さんが来るからいろんなお話も聞いてくれたりしたんだけど…。
あまりにも大変な思いだったので。
取材相手に寄り添い話したくなるまで待つ。
それが熊谷記者のやり方です。
1つ質問して10返ってくるっていう。
まあこれは例なんですがむしろ熊谷記者の質問よりも…。
やっぱりふだんいつもどおりの会話みたいな感じで話していて相手の気持ちを高めるというか…。
震災に向き合い続けてきた記者たち。
その活動と思いに触れた塾生はいろいろと感じるところがあったみたい。
人のつながりっていうのが新聞社と取材される住民の方の関係も…。
外からの情けの目線じゃなくて地域に住んでいる人が記者やるからこそ仲間うちっていうかそこで盛り上げていけるのを作っていけるのがこの地域紙の良さなのかなって思いました。
気にかかったのが…。
地域紙だから多分行かなきゃ駄目なんだと思うんだけどもしかしたら書けなくなるかもしれないって。
そういう葛藤の中で記者として報道人としてやってるんだなって。
つらいけど…。
地域紙日日新聞に対して意見出してもらって…。
親戚の事も書かなきゃいけない。
何かあったら。
友達の事も。
でも書かなきゃいけないんですよ。
事実がここにあるのにその事実と違った事をちょっと色を付けてみたりそれはなしてはならないと。
これはつらいよね。
そこから逃げたら本当に駄目だ。
常に対峙していかないと。
今回の未来塾最後に紹介するのは縁の下の力持ち配達員の名物おばちゃんです。
大根もらったり人参もらったり。
配ってて。
メリットがありますよ結構。
鼻歌歌ったり仕事を楽しんでやるっていうんだねまずはね。
いやいややったってしょうがないでしょ。
夕刊です。
ありがとうございます。
全て完了です!震災が起きた日も新聞を配り続けたというのはすごいですね。
こういう人がいると思うと記事を書く記者も気合いが入るね。
そうなんですね。
そこで次回はその記事作りに塾生が挑戦します。
やっぱりシルベスター・スタローンの独占インタビュー記事かな?スタローン随分押すね。
違いますよ。
エイドリア〜ン!しつこいな。
塾生が書いた記事を石巻日日新聞に載せるんです。
塾生たち本当に新聞作れんのかね?大丈夫です。
スタローン武内さんランボー並みに激しく指導します。
「無駄に生きるか何かのために生きるかお前が決めろ」。
次回も未来塾お楽しみに。
東北発☆未来塾!2015/03/07(土) 11:20〜11:40
NHKEテレ1大阪
東北発☆未来塾 震災と向き合うチカラ▽武内デスクの新聞教室“紙とマジック”[解][字][再]

大震災発生の翌日、宮城県石巻市の仮設住宅に「壁新聞」が貼り出された。そこには、自らも被災した地域新聞の記者の熱い思いが込められていた…。MC:サンドウィッチマン

詳細情報
番組内容
今回の講師は、震災発生時、石巻日日新聞報道部のデスクとして、取材の陣頭指揮をとった武内宏之さん。津波が新聞本社を襲い、印刷機が水没。震災当日の夜には、濡れていない紙と油性ペンをかき集め「壁新聞」を作り、避難所の人々に情報を提供することを決めた。しかし、震災発生から3日後、武内さんにある迷いが生まれる…。そして、武内さんが下した決断とは?【MC】サンドウィッチマン【語り】川島海荷(9nine)
出演者
【出演】石巻日日新聞前報道部長…武内宏之,サンドウィッチマン,【語り】川島海荷

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – ローカル・地域
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

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日本語
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