未来シアター【ゲスト:辻仁成】 2015.03.06


すぐ…
新しい文具をたった一人で次々に生み出す男の新作
(小山)アイデアの塊だ。
(加藤)いいな。
手の不自由な人達でも簡単に扱える
…革新者
(羽鳥)う〜ん。
()素晴らしいねこの人。
週末金曜の夜だけひっそり開かれる映画館
『未来シアター』では未来への道を切り開く革新者の生きざまを名曲に乗せて上映いたします
さぁ始まりました『未来シアター』です。
今夜のたった一人の観客は仁成さんです。
お願いします。
どうも。
お願いしま〜す。
よろしくお願いします。
いや〜もうホントに大活躍ですよ。
ロックシンガーから芥川賞作家を経て現在バラエティータレントという…。
幅がすごいし…。
違うって。
バラエティータレントなんですか?ゴミ屋敷評論家です。
『得する人』。
『得する人損する人』。
いやもうね…。
こいつじゃないあの…。
僕とシゲも実は『行列』で一緒に出させていただいたことがあるんですけど。
もう既に…。
違う違うこれはね…。
ハハハ…!どういう経緯で「タイタン」に…?爆笑問題さんのいらっしゃる事務所ですけど。
まぁ去年大変なことがあってもうホントに地獄を見てたんですよ誰も友達いないんで。
そしたら太田光代という人がパッと現れて「どうぞ」って言われて。
そのままラインに乗っちゃったんですよね。
希望がある。
でつかんでみたくなりますよ絶望の中にいると。
ちょうど1年前ですよ。
ちょうど1年前。
はい。
嵐…もういろんなものがやって来て。
でパッ…。
その…。
いやもうみんな知ってる…。
ハハハ!
(ブザー)
一見すると普通のノートカバー
組み立てるとブックスタンドに
ハハハ…。
こちらのペンケースはトレーを兼ねた優れもの
使いたいペンが探しやすい
どこかかゆいところに手が届く誰かの生活に当てはまるアイデア
ありそうでなかった文具をたった一人で形にしてしまう革新者
革新者が生み出す思いやりの文具
そのアイデアの源とは?
阿部は文具制作に必要な企画デザイン試作までも一人で行う
当然営業も
(阿部さん)失礼いたします。
(阿部さん)ポケットがないのでサッと出せる。
一人の強みは?
人一倍の行動力が武器
例えば服にも…
小物をいっぱい詰め込めるワイシャツ
胸のポケットはボタン付きでペンも挿せる
腹部のポケットには財布まで入る
隠しポケットみたいな。
「思い立ったら即行動」が信条

鞄メーカーに勤めていた阿部

さまざまなアイデアを上司に提案するも…

思いが実を結ばないことに不満が募った

そんな阿部の唯一の趣味が子供の頃から好きだった…

コツコツ続けること2年

ようやく形になったのがこのブックカバー
1枚の布を本に合わせて折り込むことでさまざまなサイズに対応できるブックカバー
販売してみたところよもやの…

思い切って…

(スタジオ:小山)あ〜。
(スタジオ:羽鳥)難しいなでも。

一人文具メーカーは毎日が試行錯誤

ゴムを引いて鍵を収納した後財布の留め具に

手荷物を減らすためのアイデア

その陰には…

アイデアを形にするため時に…

これはどんな時にもすぐ出せる名刺入れ

誰かのちょっとした悩みを解決する気配りの文具達

そして今新たに取り掛かっているのが…

納得するまで全国各地をとことん探す

大阪の紙問屋で何万というサンプルの中から選んで行く

決して妥協はしない

さらに祝儀袋の顔ともいえる水引を求め愛媛へ

イメージに合う工場は見つかるのか

熱い思いを伝えそれに熟練の職人が技で応える
ハハハ…。
(石川さん)ハハハ。
こんなもんですね。

(阿部さん)かわいい。

そして…

構想からおよそ半年

ついに阿部の思い描いたアイデアが形となった

「ココロ贈る祝儀袋」にはさらにサプライズが…

(スタジオ:)曲がいいですねこれ。

(スタジオ:小山)お〜!
(スタジオ:羽鳥)うわ〜すごいな〜。

(スタジオ:小山)この人すごいなアイデアの塊だ。

1つの作品が出来れば次はまた自ら営業

阿部のアイデアはこれからも無限にあふれ出して行く
うわ〜何か…。
うわ〜すごいな。
俺ねこういう若者大好きなんだよね。
ちょっと一人で頑張ってるとこも似てるなと思って。
あっ何か…。
ハハハ…!いやいや俺ね不屈って言葉すごい好きで。
不屈者って自分のこと思ってるんですよ。
絶望からもはい上がる。
いやいや…。
(笑い)バラエティーに出られてるから勝手に距離感縮めてますけども小説家でアーティストで舞台の演出もするし。
ホントに…これはホントにマルチだと思うんですよ。
何でも屋ですね。
今も映画の企画動いてたり舞台の企画動いてたり小説も100冊ぐらい書いてるんですけどね。
え〜。
でここに入って。
その大変さ何かちょっと分かるわけでしょ?1200枚って半端ないよ。
いやこれからだから絶望が待ってるんだよ。
執筆はどちらでされてるんですか?絶対パリですねやっぱりここは出稼ぎの国ですから。
僕にとっては。
こっちが?もちろん出稼ぎに来て向こう帰って子供と生活して育児しながら本を書くっていう。
まぁ作品のアイデアを練るみたいなね。
でも一方でやっぱ芥川賞を取るっていうことでコツっていうのは絶対ないと思いますけど。
これねいろんなルールがあるんですよ。
来た!芥川賞をもし狙うんだったらば文芸誌で書かないと候補にはならない。
今はもう文芸誌を超えて芥川賞の候補になるんですけど最初はやっぱり新潮社と文藝春秋社の作品ばっかりだったんですよ。
だから芥川賞欲しいなと思った時に自分は『新潮』の編集長んとこに訪ねて行って「自分は『すばる』で受賞したけどここで書かせてくれ」って。
下りて来てくれて『新潮』で書きたい『新潮』で芥川賞取りたいって。
「分かった」って言ってそっから3本で『海峡の光』で芥川賞もらった。
え〜。
でもあれって受賞する日ってあるじゃないですか。
よく見るのが電話かかって来るのを待つと。
ノミネートが先にされますからね。
何かこうどうなんです?どういう感じの環境で…。
僕芥川賞の時は編集者全部呼んでもう落ちた時のことを考えながら宴会やってるんですよ。
宴会やりながらだったんですか。
「まぁ来ないだろうな」なんて…。
でも半分は期待してるんですけど。
期待が超えて行くんですよだんだん。
取るぞ取るぞってまだ来ないと。
きっと今接戦になっていて「これで落ちたらお前最悪だよな」とか編集者に言われながら。
で電話かかって来て…。
「うわ〜!」とか言って震えて。
「受賞おめでとうございます」って。
反対もあるんですよ「落選しました」みたいな。
それでも電話来るんですか?かかって来ます。
どういう存在なんですか?芥川賞直木賞って。
加藤君から見たら。
ホントに文学賞の中で一番トップですし歴史もあるんでまぁ何かいつかの夢として取っとけばいいかなって感じですかね。
それでいいと思います。
狙って行こう。
狙って行こう狙って行こう…。
何かキャスター賞とかギャラクシー賞とか取れば…。
いやいやいいのよ狙って。
それを…ホントに横で。
(ブザー)
とある…
女の子の持っている箸が少し違う
(スタジオ:)ホントだ。
実はこれ…
(スタジオ:小山)へぇ〜。
うまく開いたり握ったりできないのをアシスト
こちらの箸は指の形のくぼみと滑り止めを付け持ちやすさをアシスト
一人一人に合った革新的な箸を生み出す…
彼がお箸で変えたい世界とは?
その後…
その頃世の中に…
宮保も趣味でデザイン箸を制作し個展を開くまでに
ある時うわさを聞き付けた…
…するが
宮保は思った
箸職人宮保を突き動かした思い

その…

何度も足を運び手の骨格や筋肉の動きなどを研究

試行錯誤の末生まれたのが…

…ことで楽に開閉できるようにした箸

口を近づけて…

(宮保さん)もうホントにこう…。
…っていうのを覚えてますね。

その人のためだけの箸を作ってあげたいと思い…

そして自分の工房を持ち…

それはたくさんの人々の心に届いた
親指のここにちょっと引っ掛かるように。
指先だけでも使える…。

今宮保が取り組んでいるのが一人のおじいさんのための箸

(松井さん)あ〜…。

実は…

悩みに悩んだ結果生まれたのが…

(スタジオ:)すごいなこれ。

(スタジオ:加藤)箸じゃないね。

さらに松井さんの指の太さに合うよう…

(宮保さん)あぁそれですね。
なぁハハ…。

極限までストレスを軽減する

誰もが日本人としての喜びを感じられるように

(スタジオ:羽鳥)いや〜すごいキレイ。

(スタジオ:)素晴らしいねこの人。

ひと月後松井さんの箸が…

そして松井さんの元へ…

(スタジオ:加藤)うれしそう。

果たして気に入ってくれるのか?

(スタジオ:)このおじいちゃんいいな。

(スタジオ:加藤)おぉいっぱいつかめる。

(スタジオ:羽鳥)お〜。

(スタジオ:小山)これ使い慣れたらもっとね上手に…。

(スタジオ:羽鳥)そうだね。
(スタジオ:小山)うん。
はいごちそうさまでした。
ハハハハ…。
素晴らしい。
すごいな〜。
いい笑顔でしたね〜。
あれだけの笑顔が返って来たらどんだけ時間を費やしてもいいなって思うでしょうし…。
さぁ毎回ゲストのこだわりのものご紹介させていただいてるんですが今日はさんのこだわりのものお持ちいただきました。
何だ?前に。
何が入ってるんですか?これ僕の料理の七つ道具です。
料理?おしゃれ!えっ?だから息子と2人で旅行した時とかでも使えるし。
うわ〜。
これ何ですか?これ。
え〜!?え〜そんなカッコいい?でもこれは…。
トリュフ。
トリュフを。
黒トリュフとか。
へぇ〜おしゃれ。
ちょっとトリュフの匂いするんだけど。
どうですか?する!使ってる。
これはイモをつぶすとかね。
マッシュポテトとか作る時には機械でやろうとしたらやっぱ繊維をつぶしてしまうんで自分の自力で。
なるほど。
ロック歌ってるんすよね?ヘイカモンカモン!めちゃくちゃやってること繊細ですよね。
これは日本の100円ショップで買った。
ここに普通留め金があってもうなくなっちゃったんすけど…。
すごい高級なトングを買ってスパゲティってできないんですよ。
この100円が最高なんですよね。
あぁ〜。
使い込んでるでしょう?ホントね使い込んでるんですよ。
はい。
うわ〜!おいしそう。
これうれしいだろうな〜。
おなかすいて来たな。
これね学校で奪い合いになったみたいで。
あれたこさんウインナーですからね。
あぁホントだ。
すごい!甘い卵焼きって食べたことないんだ向こうの子達は。
へぇ〜。
結構カルチャーショックみたいで…。
…ってなって。
へぇ〜。
何言ってんだよ。
最後に今回取り上げた2人の革新者から学んだことを私が古今東西の偉人の格言から見つけてまいりましたのでご紹介をしたいと思います。
(DAIGO)画力ある?画力。
久本雅美を見いだした演出家が仕掛ける新たなエンターテインメント
2015/03/06(金) 23:30〜23:58
読売テレビ1
未来シアター【ゲスト:辻仁成】[字]

一人文具メーカーって何!?革新的なデザインとアイデアが生まれる秘密に迫る▽手が不自由な人のためにオーダーメイドの箸を手がける男▽辻仁成がひとり息子との私生活告白

詳細情報
番組内容
未来シアターはイノベーションを起こしている人々を革新者(かくしんもの)と呼び、その生き様を番組が選んだ主題歌と共に紹介していく「一曲一人生」をコンセプトにした番組▽フリーサイズのブックカバーや最強ペンケース!企画・製作・営業全てひとりで行う文房具クリエイター×ゆず「ユーモラス」▽手が不自由でも楽しくごはんを食べられるように…依頼者の心に寄り添い、お箸がもたらした絆と笑顔×ファンキー加藤「僕らの詩」
出演者
羽鳥慎一
小山慶一郎(NEWS)
加藤シゲアキ(NEWS)
【ゲスト】
辻仁成
監督・演出
【演出】
小江翼
【ディレクター】
笠原保志
【プロデューサー】
今井大輔
切替愛
【統括プロデューサー】
糸井聖一
【チーフプロデューサー】
安岡喜郎
制作
【制作協力】
日企

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32725(0x7FD5)
TransportStreamID:32725(0x7FD5)
ServiceID:2088(0x0828)
EventID:51747(0xCA23)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: