バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「夢をかなえる福祉機器」 2015.03.06


障害者のための情報バラエティー…
(山本)イエ〜イ!
(拍手)いや〜もう僕はねこの特集好きなんですけどもね。
これまでも「バリバラ」では生活を便利にする福祉機器をねたくさん紹介してまいりましたが今日はねちょっと違います。
障害者がやってみたいと思っている事をかなえる機器を紹介していこうと思うんですけども。
最先端福祉機器と聞いて大槻君どうですか?こないだねあの〜自分の産んだ赤ちゃんの顔を一目見たいっていう視覚障害の方に何か特殊な何かこういう眼鏡みたいなものをはめてこう見させてあげて…。
見れる訳ですか?うんうんうん。
まさに夢をかなえてた。
まさにね。
小沢君どうですか?手治虫先生のマンガの話しますけど手治虫先生のマンガには今の未来がもう50年以上前に描かれていたという。
例えば動く道路であったり人型ロボットであったり。
ただ一つだけ今のこの時代にあるのに手先生のマンガに出てこないものがあるんですけど何だと思います?聞いてくるか!?高いとこからすみません。
携帯電話なんてすぐ思いつきそうだけど手治虫先生のマンガに携帯電話って一個も出てこないんですよ。
わざわざ鉄腕アトムが空飛んでって「電話貸して下さい」っていうシーンがあるんです。
アハハ。
本当に?まとめたいと思います。
うまいな〜。
(瞳)うまくまとまったところでまずは子どもたちの夢をかなえる福祉機器を紹介します。
VTRどうぞ!都内にある盲学校。
今ここで子どもたちに大人気の福祉機器がある。
「さわれる検索」。
一体どんなものなのか?雪の結晶。
その正体は…触ってみたいものを伝えると形にしてくれる。
竜が完成した。
触ってみた感想は?あ竜に羽がね。
…ていうふうなイメージだったのね。
そっか。
そっか。
盲学校の子どもたちは触って初めて形を知る事ができる。
だから大きすぎたり危険だったりふだん触れないものが気になるみたい。
中でも一番人気がこちら!ではここで問題!東京スカイツリーに負けないくらい子どもたちに人気のものがある。
それは一体何?さあ何でしょうか?分かった人。
直感。
でも子どもたちに人気のものっていう事…。
あでもな時期的に違うかもしれないな。
何でしょう?小沢君。
(笑い声)時期的にちゃうっていう事は言いたかったんや。
大槻君どうですか?俺ピカチュウかなと思ったんですけど。
あの〜ヒント。
実際のもんはちっちゃいですね。
あ分かりました。
好きじゃないですね多分。
すげえちっちゃいやつなんですよ。
正解は…こちら…でもどうして蚊なの?はいという事で正解は蚊でございました〜!ていうか分からなかったでしょ?ていうか蚊を触りたいっていう想像が僕らないから。
ないですね。
子どもたち自由っていうかね…。
でも蚊の場合だと生け捕りできないじゃないですか。
大概バンとかなっちゃうから。
ほかのやつ生け捕りしてんの?いやいや。
多分そういう方にとってみると耳元でブ〜ンっていう音は聞こえてそのあとにかゆくなるけどそのブ〜ンとかゆさの間に何があるんだろうって…。
そうか。
その因果関係っちゅうかね。
因果関係。
「どんなやつやねん」と。
「どんなやつやねん」と。
めっちゃかゆいやん。
音がすごいからね。
こちらはゲームについて語り合う海外の掲示板。
ここで今話題のゲームがある。
一体どんなゲームなのだろうか?開発したのは全盲で大学生の…ゲームが小さい頃から大好きだったが満足できるゲームはこれまでなかった。
それならばと目が見えても見えなくても楽しめるゲームを自分で作ってしまったのだ。
これがそのゲーム。
敵を倒しながら進むアクションゲームだ。
このゲーム画面を見なくてもプレーする事ができる。
必要な全ての情報を音で知らせてくれるからだ。
例えば敵に近づくと…。
宝箱が現れると…。
更に自分のキャラクターが画面上のどの辺りにいるのかをステレオ音声で分かるようにした。
ここで問題!あ大槻君。
いや分かんないです。
あ高さ?どういう事?上に行く時は音が高くなってって下に行く時は音が低くなっていく。
どんなふうに?ピピピピピピピピピピみたいな。
あ〜なるほど。
わ〜すごいな。
それだそれ。
それじゃ解答を見てみましょう。
答えはこちらです!よく聞いてみると…。
上に行くほど音が小さく…。
下に行くほど音が大きくなる。
松尾さんが開発したこのゲーム。
視覚障害者の友人の反応は?はい正解は音量でございました!いやでもゲーム好きのまりるちゃんどうですか?これ。
いやすごいですね。
何か遠くに離れるからね。
実際ねだから遠くだと音が小さく聞こえるっていう事ですね。
そういう事でしょうね。
どんどん…あ自分の手元からどんどんどんどん上に行くいう事は離れていくっていう遠近感を出すんでしょうね。
(瞳)すごいですよね。
実はこのゲームなんですけども今ご紹介した以外にもいろんな工夫がされてるんですよ。
例えば曲がり角。
これはどんなふうに分かると思いますか?大槻さん。
え〜?音が途切れるとかいう事?あ〜実はですね風の音が鳴るんですよ。
は〜。
ほ〜う。
音だけで画面の世界が全て分かるように作り込まれているんです。
いや〜すげえなあれ。
頭ん中に全部入ってるって事ですもんね。
すごいなプログラムが。
次いってみよう!
(瞳)遠藤さんはアメリカの名門大学のマサチューセッツ工科大学で学ばれたあと日本に帰国し研究を続けていらっしゃいます。
はいよろしくお願いしま〜す!よろしくお願いします。
さあ今日はですね義足を持ってきて頂いてるんですか?はいそうです。
お!これはちょっと。
ひょっとして世界に注目される義足。
ぱっと見何かよく分からない…。
分からないですよね。
普通の義足ってモーターが入ってないんですよ。
なのでこういうカーボンファイバーと呼ばれている素材がしなって歩くんですけれども人間の足のように地面を蹴る事ができるようになった義足なんです。
これ小沢君どう?僕義足っていうのはイメージの世界ですけどそこまで何かメカっていう感じしなかったんですけどこれはあえてメカっていう形…。
人間の動きをメカで再現するっていうのは本当に難しいので今までできなかったっていうのを今回是非やってみたいと思って作ってるのがこれなんです。
遠藤さんの師匠にあたるマサチューセッツ工科大学の…動力で歩行をアシストするロボット義足の第一人者だ。
軽々と跳びはねるステップ。
階段の上りもこんなに簡単。
今ロボット義足はさまざまな不可能を可能にしている。
そのヒュー・ハーさんに学びロボット義足の更なる進化を目指す遠藤謙さん。
遠藤さんは義足を人の動きに近づけるため小型コンピューターを組み込み義足自身に考える力を持たせた。
例えばゆっくり歩くと蹴り出す力は弱くなる。
速く歩くとそれに合わせて強くなる。
人は歩く時速度に合わせて地面を蹴る力を調整している。
この義足はそれと同じ能力を備えているのだ。
遠藤さんが開発した自ら考える義足。
実際に履いてみるとまるで人間の足と変わらないスムーズな動き。
いや〜すごいね。
すごい。
ここまで来たか。
どうですか?大槻君。
これやがては人間の足の能力を超えちゃうんじゃないですか?そういう事ですよね?そういう事ですね。
そういう事なんだ!そういう事やりたいんです。
しれっと言うな。
しれっと言うな。
(小沢)ゴールはどこ目指してるんですか?
(遠藤)ゴールは多分何をやりたいかによって変わると思うんですよね。
私は人間のようになりたいから人間の足をつけますという人もいれば私は足が速くなりたいからこれをつけますみたいな人がいると思うんですよ。
多分そういった…足を切ってしまったけれどもじゃあ次に何があるかっていう種類を見てみると今ってあんまりないんですよね。
選択肢がないんだ。
人によってオプションがあるっていうのは大事だと思うんですよね。
こういうものが活躍できる競技まであるんですって?そうなんですよ。
来年サイバスロンっていう大会がスイスであるんですね。
サイバスロン?来年スイスで開かれる…義手や義足にロボット技術を使ったアスリートたちの大会だ。
競うのはスピードや作業の正確さ。
大会に向け今世界中で開発競争が行われている。
かっこええ!まりるちゃんどうですか?競技とかはどういうものがあるんですかね?競技はまず僕は出たいと思ってるのが義足の競技で大腿義足。
つまり瞳ちゃんのような膝から下が義足の方がいろいろな競技をするようなものがあったりとかあとは脊椎損傷とかまひの人が外側にロボットをつけて競技をする…。
6種類競技があります。
何か…例えば義足の技術が進んでいってもっとメカメカしくなっていった時にそれが何か格闘とかそういう感じには進んでいかない感じなんですかね?そしたら怖いなと思ったんですよ。
(小沢)すごいよねロボット?そうですそうです。
その点に関しては僕分からないですね。
やる人は絶対出てくるとは思いますね。
サイバスロンの中には今のところ組み込まれてないですね。
まあでもそういう意味ではね動きがどんどんどんどんできなくなってるグレースなんか補助マシンこんなん欲しいなっていうのは何かありますか?全身ロボットスーツ。
自分で動きたい?久しぶりに柔道したくなりました。
あ柔道ね!柔道家でしたからね〜。
格闘の話に戻ってきたね。
やっぱり何か…。
(グレース)いやいやそういう選手権もあってもいいのかなっていう。
障害者がたまには柔道したいっていう気分になった時に「シャキン!」ってこう着てできたらいいなっていう。
これ何すか?いいですか?ただのね段ボールの箱みたい。
あれ?何か変な…。
ちょっと上向いて下さい上。
だってこれさ…。
あれ?あ!何を見てんねんな!どうすごいの?どうすごいの?都内のあるデイサービス施設では…。
お年寄りたちが段ボールをのぞいて楽しんでいる。
上を向いたり横を向いたり…。
渡月橋見えました?見えました見えました。
あ〜裏の所がね。
中をのぞいてみると…。
見えてきたのは有名な京都・嵯峨野の竹林。
右を向くと景色も右へ。
上を向くと景色も上へ。
まるで自分がそこにいるかのような感覚になる。
見ていたのは実はスマートフォンの画面。
仕組みはとっても簡単だ。
360度撮影した特殊な写真をスマートフォンに登録。
専用のアプリで人の顔の向きに合わせて映し出す場所を変えているのだ。
費用僅か1,000円の疑似旅行体験。
でもお年寄りたちの反応は上々。
この女性は昔京都・嵐山で働いていたという。
現地に行く事はできなくても手軽に旅行気分が味わえる福祉機器だ。
さあ多分みんなが見てる世界はまた違う…おのおの違うかも分かりませんが。
(小沢)全員違う映像なら俺もそっちも見たい。
まりるちゃんどうですか?お寺…お寺ですね。
お寺!?お寺が見える?お寺です。
(春名)ちょっと取り替えて下さい。
(小沢)そうだよね。
そうやんな。
見たくなるよね。
はるかぜちゃんの竹しか見えないもんね。
あ〜そっか。
(原田)下見て下さい。
(春名)何か下に群集?下に群集がいる?下にすごい人がいっぱいいるからこれ多分3階か2階ぐらいの所からの景色…。
大槻君!何かね鳥居と橋が見えるね。
下向いてる。
観光名所なんだろうな。
それは伊勢神宮らしいですよ。
あ〜伊勢神宮だ!こうやって頭につけて使う機械をヘッドマウントディスプレイというよ。
ほかにもこんな使い方があるよ!去年12月。
都内の特別支援学校での終業式。
ピアノ演奏者がつけているのがヘッドマウントディスプレイ。
なんと鍵盤に手が触れていないのに音を奏でている。
実はこの機器で目の動きを使って演奏しているのだ。
画面白い点が彼の目線。
出したい音の色を見つめまばたきをして音を鳴らす世界初の試みだ。
(拍手)演奏したのは…音楽が大好きだが筋肉の難病のためこれまでピアノを弾く事ができなかった。
練習を始めて半年。
最近ようやく簡単な曲が弾けるまでに上達した。
今沼尻さんの楽しみは開発者たちと行うバンド演奏。
目標は憧れのロックを演奏する事。
そのために沼尻さんが使いやすいように機械の改良に取り組んでいる。
いや〜大槻君どうですか?まあいつかはこういう楽器が出来ると思ってたんですけどももはやここまで行ってるんですね。
驚いた。
そうなんですよ。
で今日は大槻君にも生で見てもらおうと思いましてスタジオにはですね演奏者の沼尻光太さん開発者のお二人に来て頂きました。
どうぞよろしくお願いしま〜す。
(拍手)これをつけて演奏ができるようになった。
びっくりしませんでした?自分の思いどおりにこう楽器から音が出るっていうのはものすごくうれしかったですね。
まあでもねこれだけの楽器ありますからうちにはミュージシャンがいますから。
これ?ちょっと体験してもらいたいなと思いますよ。
もう筋肉少女帯にどれだけのいろんな人がね本当に影響受けたか。
ハハハ!今更。
特にねピアノって弾いた事ないんで。
あ〜出た。
壁が出た。
FE…。
あ〜。
ハハハ!面白い!
(小沢)はい2.0で〜す。
あ鳴った!今鳴った!おっうまい事演奏してるじゃないですか。
おおっ曲になってる。
あ〜なるほどね。
完全にはまってますよ。
あ〜面白いな〜。
はいありがとうございます〜。
(拍手)どうですか?沼尻君。
大槻君の演奏。
初めての方でここまでうまく演奏された方を見たのは初めてです。
さあなんと今日はですね最後に沼尻君が今練習している曲がありまして「LETITBE」。
これを最後に演奏して頂きたいと思います。
更にまりるちゃんにもちょっと歌を歌って頂いて僕らも参加していこうかなと思ってます。
それではよろしくお願いしま〜す!イエ〜イ!
(拍手)進化し続ける福祉機器をこれからもお届けするよ!2015/03/06(金) 21:00〜21:30
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「夢をかなえる福祉機器」[解][字]

今回のテーマは「やってみたいを叶える最新福祉機器」。音楽演奏やテレビゲーム、さらには旅行まで、様々な夢を叶える機器をご紹介。中にはとても意外なモノも!?

詳細情報
番組内容
今回のテーマは「やってみたいを叶える最新福祉機器」。今、日常生活を快適にするだけでなく、障害者の「やってみたい!」を叶える機器の開発が進んでいる。音楽演奏やテレビゲーム、さらには旅行の疑似体験まで、障害者の様々な「夢」を叶える機器が登場。さらに現場を取材してみると、障害者が抱く“意外な夢”も明らかに。最先端の福祉機器を通して、障害者が“やってみたい”ことに迫る。【ゲスト】大槻ケンヂ、小沢一敬 ほか
出演者
【ゲスト】大槻ケンヂ,春名風花,原田まりる,小沢一敬,【出演】大橋グレース,【司会】山本シュウ,【コメンテーター】玉木幸則,【リポーター】大西瞳,【語り】神戸浩,伊藤愛子

ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

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