≫5時54分になりました。
川崎市の多摩川河川敷で上村遼太さんが殺害された事件で今日、主犯格の18歳の少年を現場に立ち合わせた実況見分が行われました。
≫少年の姿が見えないように終始、少年を囲いで覆う異例の態勢で行われました。
≫今、容疑者の少年とみられる男性が灰色の箱に囲われるような形で現場に到着しました。
≫まるで、電話ボックスのような灰色の囲いを使って行われた異例の実況見分。
囲いの中にいるのは主犯格とみられる18歳の少年と捜査員です。
川崎市の多摩川河川敷で中学1年の上村遼太さんが殺害された事件で今日、容疑者を立ち会わせて実況見分が行われました。
≫午後0時になりましてこちら上村さんの遺体発見現場は警察による規制が敷かれました。
≫警察が現場周辺を規制しておよそ1時間。
容疑者の少年を乗せた車が堤防に到着し灰色の囲いが車のドアに横付けされます。
この囲いは少年の人権に配慮して人目に触れないよう警察が作成したものです。
そして、少年が囲いの中に入ると2人の警察官が囲いを持ち移動しながら河川敷へ。
事前に設置していた大きなブルーシートの囲いに近づきます。
≫今、灰色のボックスがブルーシートのテントの中に入りました。
≫およそ5分後。
今度はブルーシートごと移動を始め、川のすぐ近くへ移動。
主犯格の少年は上村さんを殺害する前に川で泳がせたと供述していることからその場所を特定しているものとみられます。
その後も川沿いの数か所を移動し実況見分が続けられました。
途中、再び少年が灰色の囲いの中に入るとたくさんの花が手向けられた場所の前で止まりました。
事件が、人々に与えた影響の大きさを少年も目の当たりにしたものとみられます。
そうした中、新たな供述から犯行の状況が更に明らかになりました。
これまで、17歳の少年の1人は上村君の頬を切ったと供述していましたが新たに主犯格の18歳の少年に命じられ首も切ったと供述していることがわかりました。
≫また、この17歳の少年は上村君の服を燃やすためにライター用オイルを買ったあと、18歳の少年から指示され上村君が乗ってきた自転車を別のコンビニの裏に捨てたとも供述していて警察はすでにこの自転車を押収しているということです。
≫今日、実況見分が行われました河川敷から中継でお伝えいたします。
お願いします。
≫実況見分は午後1時ごろ始まりおよそ2時間あまりにわたって行われました。
少年は、灰色のシートに覆われあちらの坂を下り献花台の辺りで一度立ち止まったようにみられました。
あるいは手を合わせていたのかなんらかの準備をしていたと考えられます。
そして、上村さんのパーカが見つかった川沿いのほうへと向かいました。
あちらで上村さんが裸にされ泳がされていた可能性があります。
そして、その後少年は遺体が発見された現場やその奥、血痕やカッターの刃が見つかった場所へと連れて行かれました。
今日は、18歳の主犯格の少年と≫続いては、こちらの写真をご覧いただきたいと思います。
これ、毛布の上からひもなんですね。
ぐるぐる巻きにされているのはまだ小さい子ども。
ある保育施設で撮られた写真なんです。
そして、こちらでは同じような状態になっている幼い子どもたちがご覧のように4人ほど放置されたような状態になっています。
こうした子どもへの虐待が明らかになったこの施設、実は被害はこれだけではありませんでした。
≫毛布でぐるぐる巻きにされたうえひもで固く縛られている赤ちゃん。
こちらの赤ちゃんも身動きができない状態でうつぶせに寝かされています。
更に、この写真には同じように縛られた複数の赤ちゃんが。
これらの写真が撮影されたのは宇都宮市の認可外保育施設トイズ。
この施設では、去年7月当時生後9か月だった山口愛美利ちゃんが宿泊保育中に死亡しています。
≫両親は下痢や高熱の症状が出た愛美利ちゃんを放置して死亡させたとして施設の代表者らを刑事告発。
愛美利ちゃんも保育中縛られていた疑いがあります。
また、愛美利ちゃんが亡くなる2か月ほど前には…。
≫これがそのときの写真です。
トイズに預けている間に何者かに爪をはがされた可能性もあることから両親は宇都宮市に報告しています。
そして今回新たな虐待写真の存在が明らかになったのです。
実際にトイズに預けられたことのある子どもはそのときの様子について…。
≫その危険性について医師は…。
≫施設の元従業員によると少なくとも2011年から保育中の子どもを毛布などでくるみひもで縛って身動きを取れなくさせるなどの虐待が行われていたということです。
≫こちら、施設が入っていた建物なんですが現在、窓の表記は消され屋上の看板は青く塗りつぶされています。
≫愛美利ちゃんが死亡したのは去年7月。
司法解剖の結果死因は熱中症による脱水症状で、警察は死亡した経緯などを慎重に調べています。
≫ビックリするのはぐるぐる巻きの写真が撮られたのは昼間の時間帯から夕方にかけてなんですね。
つまり、乳幼児であったとしても目を開けてばたばたしたりとかすることが十分可能な時間帯なんですよ。
それをこういうふうに拘束していたということになりますね。
≫本当にひどいですよね。
信じられないような写真だと思うんですけどこういう場合お母さん、お父さんはやっぱり現実にちゃんと、こういう施設を確かめて選ぶということが必要なんでしょうね。
≫次です。
BPO・放送倫理・番組向上機構の放送倫理検証委員会は別人に作曲を依頼していたことが発覚した佐村河内守氏を扱ったテレビ番組について放送倫理違反があるとまではいえないとの見解を示しました。
審理の対象となったのはテレビ新広島NHK、日本テレビテレビ朝日TBSテレビの5局7番組です。
放送倫理検証委員会は裏づけ取材が十分だったかなどの調査、検証の結果放送倫理違反があるとまではいえないという見解を≫私たちの暮らしに身近なコンビニ業界で売上高3位のファミリーマートと4位のサークルKサンクスが経営統合を含めた協議に入ることがわかりました。
実現しますと2位のローソンを抜いて業界2位となります。
また、店舗数では首位のセブン‐イレブン・ジャパンを上回り、1位となるんです。
背景には熾烈な生き残り戦略がありました。
≫午前7時。
いよいよ県内1号のセブン‐イレブンがオープンしました。
≫開店を待ちわびた人たちで店内はこのにぎわい。
今日、高知県で初めてセブン‐イレブンがオープンしました。
≫これで全国44都道府県への出店を果たしたセブン‐イレブン。
夏には青森県への出店が予定されていて残るは鳥取と沖縄の2県だけ。
業界トップを走るセブン‐イレブンが全国制覇を目前とする中コンビニ業界に大きな動きがありました。
≫ファミリーマートとサークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングスが経営統合を含めた協議に入ることがわかりました。
≫ファミリーマートとサークルKサンクスの統合が実現すれば、売上高でローソンを抜き国内2位の巨大コンビニグループが誕生します。
去年4月の消費税増税後既存店の売上高は10か月連続で前の年の実績を下回るなど消費低迷にあえぐコンビニ業界。
一方で全国の店舗数はすでに5万店を超え生き残りをかけた客の奪い合いは激しさを増しています。
ところが、この状況にもセブン‐イレブンは絶好調。
≫100円コーヒーが大ヒットし100円ドーナツを発売。
そしてセブン‐イレブンの強みはプライベートブランド。
既存店の売り上げは30か月連続で前の年を上回り業界トップを独走しています。
≫1店舗あたりの1日の平均売上高も66万円と他社を引き離しているセブン‐イレブン。
その牙城に立ち向かうファミマ・サンクス連合の狙いは…。
≫もし、統合が実現すれば店舗数では業界トップに。
販売規模が拡大することでプライベートブランドの開発のための取引先への影響が高まるほか、コスト削減やサービスの拡充も見込まれます。
一方、専門家からは単なる規模の拡大だけでは勝ち抜けないとの指摘も。
≫そして、早くも気になるのが統合後の店名。
≫両社ではブランド統一の可能性も含めて検討するとしているということです。
≫店舗名はどうするのでしょうか。
実は、統合が検討されているファミリーマートは2010年に当時業界7位だったam/pmを吸収合併しました。
このときは、全ての店舗をファミリーマートに統一しているんです。
今回は同じ店舗ブランドに統一するのかそれとももとの店舗ブランドを残すのか。
消費者の立場から見てみますと元の店舗ブランドを残す場合は、選択肢があってよいという部分がありますがブランドが統一されますとプライベートブランドなどの商品開発や輸送などの合理化が進んで品質が向上。
価格も下がりやすくなるという利点もあるそうです。
≫とにかく今はプライベートブランドというのがコンビニの中では本当に鍵になっていますよね。
≫セブン‐イレブンを展開するセブン&アイ・ホールディングス鈴木会長さんはとにかく消費者のニーズがものすごく早く変化をするのでそれに対する対応をちゃんととらえて対応すれば勝てるとこういうふうにおっしゃってるんです。
スローガンも変化への対応ということらしいです。
たとえ、店舗が増えてもそういったニーズにどれだけ応えられるかこれが勝負になると思います。
≫ニーズをちゃんとかぎ取って柔軟に変わっていくということですね。
≫続いて下村文部科学大臣は自らの政党支部への寄付に対し要望のないまま但し書きを
では再び、関西テレビのスタジオからアンカーを続けます。
ひき逃げの一部始終をカメラが捉えていました。
きのう夜、京都の四条河原町の近くで、車が歩行者の女性3人をはね、そのまま逃走しました。
運転席から手を出しながら、右折してきた、1台の白いワンボックスの車。
駐車場から女性4人が道に出たところ。
車はバックしてきて、女性たちをはね、そのあと急発進して逃走しました。
女性たちは消防が駆けつけるまでの6分間、道に倒れこんだままでした。
このひき逃げがあったのは、下京区市之町で、きのうの午後11時40分ごろ、京都市に住む40代の女性3人が、いきなりバックしてきた白い車にはねられました。
車はそのまま逃げ、3人は顔やひざを打撲するけがをしました。
3人は小学校、中学校時代の同級生で、夕食を共にした帰りだったということです。
ぼんって音がしたのと、まあまあスピード出てたと思います。
これは別の角度の防犯カメラの映像です。
3人をはねた白い車がスピードを上げて逃げていきました。
警察によると、きょう午後、容疑者と見られる男が、下京警察署に出頭。
警察は現在、男から事情を聴いていて、容疑が固まれば、ひき逃げの疑いで逮捕する方針です。
次に、去年1月に大阪市住吉区で、生後3か月の男の子が死亡した事件で、警察は、両親が男の子に虐待を加えていた疑いが強まったとして、両親を逮捕しました。
お子さんの件でお伺いしたいのですが。
だからなんもないって。
なんでけがをされたのか、教えていただけないですか?
傷害致死の疑いで逮捕されたのは、大阪市住吉区の無職、川崎仁容疑者です。
川崎容疑者は去年1月、当時生後3か月の長男、星矢ちゃんに暴行を加え、死亡させた疑いが持たれています。
星矢ちゃんの脳は、圧迫されて内出血を起こし、呼吸ができない状態だったということです。
また警察は、暴行を知りながら止めなかった傷害致死ほう助の疑いで、母親の友映容疑者を逮捕しました。
星矢ちゃんの頭の骨には、骨折の痕が2か所あり、警察は、星矢ちゃんが生まれた直後から日常的に虐待を受けていたと見ています。
川崎容疑者は、誤って落としたことはあるが、亡くなった原因は全く見当がつきませんと容疑を否認しています。
奈良県の荒井正吾知事は、きょう、関西広域連合には参加しないとしていたこれまでの方針を一転させ、参加を目指す意向を示しました。
荒井知事はきょう、来月行われる知事選挙での公約発表を行い、防災と観光の分野に限って、関西広域連合に参加したいとの意向を示しました。
府県の枠組みを超えて、地域主権を進めるための問題に対処していこうと、5年前に発足した関西広域連合。
関西の府県では唯一、奈良県の荒井知事だけが、広域連合への参加を拒み続けてきました。
広域連合というのは、なんのことか分からないと。
関西広域連合はこういうものだということを、実例で広域連合を作られる方に、示していただくのが一番分かりやすいと思いますよ。
入らないとできないわけじゃないんだから。
観光面とか産業面とか、奈良単独でやっていけるという独自の?
思います。
思われますか?
思います。
…は?
思います。
しかし、きょう、突然方針を一転させた荒井知事。
広域連合のトップを務め、知事選挙でも支援を受ける、兵庫県の井戸知事から、部分的な参加を打診され、決意したということです。
来月の知事選挙に立候補を表明している荒井知事は、4年前に行われた前回の知事選で、広域連合への参加を訴えた新人候補に、予想外の苦戦を強いられました。
来月の知事選に立候補を予定している前の生駒市長、山下真氏は、広域連合への参加を公約に掲げていて、今回の荒井知事の方針転換を、選挙対策だと批判しています。
また、共産党から立候補予定の谷川和広氏は、広域連合には参加すべきでないという自分の考えを、ぶれずに主張していくと話しています。
同じく出馬を予定しているコンサルタント会社社長の岩崎孝彦氏は、広域連合への参加の是非という争点を潰すための選挙戦略だと話しています。
奈良県知事選挙は、来月12日に投開票が行われます。
このあとはきょうの特集です。
東日本大震災からまもなく4年。
海の近くで暮らしたい漁師と、子どものために市街地に引っ越したい妻。
震災はいまだに家族を苦しめます。
すごく悔しいですよね。
震災がなければ本当に家族一家団らん、過ごせてたはずなのに。
特集です。
東日本大震災からまもなく4年がたちます。
今回取材したのは、津波で被災した漁師さんが直面した現実です。
海に近い町で暮らしたい漁師さん。
片や、子どものためを思って内陸部に引っ越したい奥さん。
すれ違う思いに、暮らしは引き裂かれました。
2つで500円です。
いらっしゃいませ、いかがですか?
先月、大阪のオフィス街に誕生した、全国の海の幸を味わえる中之島漁港。
ひときわ長い行列が出来た屋台がありました。
カキのお客さん、何皿ですか?
宮城県石巻市から来た漁師、佐藤一さんが、忙しそうに、自分たちが育てたカキやホタテを販売しています。
ありがとうございます。
オープニング期間のイベントとして、直売店を出しました。
うれしいですね。
ちょっと本当に、休めないのが苦痛なぐらい、忙しい。
これ以上、人呼んで大丈夫かなみたいな、怖くなってきてますよ。
めちゃおいしいです。
ありがとうございます。
笑顔がこぼれる佐藤さんですが、震災に今も苦しめられています。
4年前の東日本大震災。
石巻市雄勝町では、165人が死亡し、71人が行方不明のままです。
雄勝湾を臨む海沿いにあった佐藤さんの家は、津波に飲み込まれました。
漁をしていた佐藤さんは、急いで岸に戻り、小学校の近くにいた息子を車に乗せて、山へ逃げましたが、妻と娘は自宅にいました。
この部屋にいたらしいんですよ。
波がどんどん押し寄せてくる、次第に車が浮かされたりとか、家が流されたりとか、もう逃げられない。
どんどんどんどん水かさが増していって、うちのこの家の天井、屋上よりたぶん12、3メートルぐらい高く水が来てるんです。
コンクリートの建物なんで、気密性がよくて、空気の層が残ってたんですよね。
ちょうど跡が残ってるんですけれども。
10、20センチぐらいですかね、ぐらいちょうど、空気が残ってくれて、そこで息継ぎをして、助かったみたいです。
だからもう、できればね、本当にこの家を直して、家族で住めればね、本当、最高だったんですけどね。
佐藤さんは4人家族。
内陸部に建てられた仮設住宅に移り住みました。
今は海まで車で30分走って、養殖しているホヤやホタテの漁に出かけます。
親子3代で受け継いできた漁場は、津波で壊滅しました。
その損失と残る自宅のローンが、佐藤さんに重くのしかかります。
やめようか悩みましたよ、ずいぶん。
だって先が見えないんだもんね。
そんな佐藤さんを支えたのは、この海でした。
雄勝湾は、山から流れ込む栄養でプランクトンが多く、おいしい魚介やホヤが育ちます。
佐藤さんは、家族との生活を守るため、壊れた養殖場を1つずつ直しました。
そして震災から1年半がたち、再び漁に出られるようになりました。
とりあえず再開、とりあえず準備っていう、ただそれだけにもう、追われながら、後ろを振り返ってる暇がないぐらいの気持ちで、やれたから逆にこれたのかな。
漁を再開した当初は、福島原発の事故による放射線の風評被害に苦しみました。
しかし、地道に養殖を続けたかいあって、今では関東から小売りのバイヤーが買い付けに来るまでになりました。
特に大きな病気もなく、今は?
そうですね、今は大きな病気で死ぬってことも少なくなりましたんで。
そのへんはあまり心配してないかな。
ただ、大きくなってから、死なれる痛いですけどね。
佐藤さんが暮らしていた石巻市雄勝町では、津波が到達した地区に、自宅を再建することが禁止されました。
家を失った人たちの多くは、内陸部に移り住みました。
4300人いた人口は、今は1200人。
家が流された人が再び雄勝で暮らすには、新たに作られる高台へ移転するしかありませんが、完成しても1500人ほどまでにしか、住民は戻らないと見通されています。
うちの集落では、28軒あったんですけど、戻ってくるのは11軒。
流されてみんな何もない、もともとあったちっちゃいスーパーやら、何やらもない状況ですから、今まではここに家があったから、しょうがないから、しょうがないからっていうか、あったから住んでた人たちも、いったん出てしまえば、戻る理由っていうのが必要になってるのかなぁ。
佐藤さんの息子が通っていた小学校は、震災前は100人以上の児童がいましたが、今は26人にまで激減しました。
佐藤さんの妻は、子どもたちの教育環境を考えて、海から離れた市街地への引っ越しを望みました。
しかし、漁師一筋の佐藤さんは、家族を養うために、海の近くに作られる高台に住みたいと願いました。
やっぱり漁業の絡みで、この地元に住所を有していなきゃいけない部分とかもあったんですよ。
それでちょっと、そこを強く出しちゃった部分もあったんで、それでもう、妻のほうがそこで結論出しちゃって。
で、やっぱり妻も悩んで出した結論だから、そのあと何言っても変わらなかったですね。
佐藤さんは去年、離婚しました。
漁のあと、保育園に子どもを迎えに行くのを何よりも楽しみにしていた暮らしが、終わろうとしています。
養殖復興するっていう部分に考えれば、なんとか自分が頑張ればできる範囲だったんで、頑張れましたけども、自分どうにもならない、もうちょっと町の整備っていうか、整ってれば、人が戻ってきてれば解決してる問題が、そっちが遅れてるために、全然まだまだ解決できていない問題に変わっちゃってるっていう。
すごく悔しいですよね。
震災がなければ本当に家族一家団らん過ごせてたはずなのに、津波のせいでっていうか、ばらばらになってしまう。
あの日からまもなく4年。
今もってなお、震災に暮らしを引き裂かれる家族がいます。
せっかく家族4人が生き残って、特に奥さんと娘さんは九死に一生を得て、ただ時間差で、この津波が家族を引き裂いてしまうって、本当に残酷な現実ですけれども、これ、ただ、誰も責められない気がしますね。
そうなんですね。
僕も先日、中之島漁港がオープンするときに、佐藤さんについて、いちのまき行って取材させてもらったんですけど、佐藤さんが震災のあとに、あそこの自分の浜に戻ってきたときに、やっぱりここが俺の居場所だなと思ったらしいんですね。
一方で、大好きな家族がいて、離れなきゃいけない、相当やっぱり苦しいね、決断だったんだろうなと思いましたね。
特集でした。
このあともニュースを続けます。
あべのハルカスが、あすで開業から1年を迎えます。
300メートルの高さにちなみ、300個のケーキでお祝いしました。
ハルカス1歳、おめでとう!
近くの幼稚園に通う園児たちが、歌とケーキで、1歳になるハルカスをお祝いしました。
高さ300メートルの日本一高いビル、あべのハルカスは、あすで開業から1年。
きょうはその高さにちなみ、300個のケーキが飾られました。
ケーキ大きくて、びっくりした。
食べたくなる、食べたくなったなぁ。
この1年、展望台は来場200万人を突破し、好調でしたが、近鉄百貨店はその客をうまく取り込めず、業績が伸び悩んでいます。
子育ての若いヤング層と、それから若年層に対する訴求が十分に行えていないと。
ぶらっと百貨店にお立ち寄りいただけるような、そういうことを、今まで以上にやっていきたいなと。
お祝いのケーキは、あさってまで展示されます。
このあとはスポらばです。
藤浪投手対森選手。
大阪桐蔭の甲子園優勝バッテリーが、甲子園で初対決です。
スポらば、中島キャスターです。
こんばんは。
まずはプロ野球です。
甲子園で春夏連覇を成し遂げた黄金バッテリーの対決が実現しました。
阪神、藤浪と西武、森のプロ初対決。
すべて見せます。
甲子園でこぶしを合わせるのは、かつてこの場所を沸かせた2人です。
きょう6回、7回。
投げんねんやろ?
6回、7回。
3年前、2人は甲子園でバッテリーを組み、圧倒的な強さで、大阪桐蔭を春夏連覇へと導きました。
その甲子園で、今シーズン初めての実戦マウンドとなる藤浪晋太郎。
対するは、高校の1年後輩、西武の森友哉です。
プロで初めての直接対決。
藤浪の初球は。
153キロのストレート。
2球目。
自己最速タイの157キロ。
森のバットが空を切ります。
さらに3球目。
これも157キロ。
オープン戦とは思えないピッチングを見せます。
そして4球目。
3球続けて157キロと、全球ストレートの真っ向勝負。
なんともいえない空気が、2人を包んでいました。
言っちゃいましたね、球速いわって言って。
もうまっすぐだけっていうのは、なんとなく分かってたんで、まっすぐ一本を張ってたんですけど。
まあ打ちたかったですね、やっぱり。
やっぱりいいスイングするなと思いますし、スイング自体がすごく強いので、そうですね、しっかり打ち取れてよかったと思います。
打たれたら何言われるか分からないんで、抑えられてよかったと思います。
次はセンバツ高校野球です。
きょうご紹介するのは、春夏通じて4度目の全国制覇を目指す、奈良県の天理高校。
強力打線を引っ張るスラッガーには、意外な一面がありました。
時速140キロのボールを打ち返す選手たち。
秋の近畿大会を制し、3年ぶりに甲子園出場を決めた天理。
その持ち味は。
やっぱりバッティングが、力があるバッターっていうのが、すごい多いと思うんで、その一発も狙える中で、つなぐ野球っていうのもやりながら、自分たちでなんとか結果出して、もう一回、全国に天理の名前っていうのを広めたいなっていうふうに思っています。
近畿大会の4試合すべてで2桁安打と、強力な打線を引っ張るのは、4番の坂口漠弥選手です。
プロからも注目されるスラッガーで、秋の大会では5割近い打率を残しました。
中田翔選手とかは、やっぱり飛ばす力もあるんで、目標としてます。
チャンスで10割打つっていうのが目標で、それでやっぱり長打、ホームランというのを甲子園で打ってみたいというのはありますね。
プロとして近鉄などでプレーしていた中村良二コーチも、その才能を高く評価しています。
攻撃陣でいえば、チームの要になるような、働きもしてくれるし、ホームラン、外野の頭を越えていく打球。
なかなか、これは作れるものじゃないと思うんですよ。
天理高校の強さを支えるトレーニングがこちらです。
地面をクモのようにはっていく選手たち。
その名も、スパイダーマンです。
体幹や上半身を鍛え、持ち味の打撃力などにつなげるため、3日に1回、練習の最後に行われています。
しかし、そのつらさに選手は。
ああ、やるんかーみたいな感じです。
胸筋とか腕とかがやっぱりきついので、上半身にきてる感じっていうのはあります。
野球部は、38人の選手全員が、同じ寮で生活しています。
朝から晩までずっと一緒です。
そんな中、坂口選手の意外な楽しみは。
恥ずかしいです、なんか。
練習のあとの大福。
練習はよ終わったときとかに、何食いに行く?って言ったら、パフェ言うたんです。
ラーメンよりパフェのほうがいいかな。
実は大の甘党です。
デザートを食べたあとは、夜遅くまで自主的に打撃練習。
寮生活だからこそ、常にほかの選手と競い合いながら、成長してきました。
自宅だったら分からない、隠しきれないじゃないですか、寮って。
全部見えるんで。
一生の仲間ですね。
一生ものです。
もう忘れられないです。
それはそやな。
一つ屋根の下で培ったチームワーク。
最高の仲間と最高の舞台で、目指すは全国制覇です。
自分たちの見てほしいところは、伝統の打撃力です。
隙のない打撃というか、どんどん積極的に振っていきたいなと思っています。
ぱっぱぱぱぱぱぱっ。
わっしょい!
やるぞ!
よし!
以上、スポらばでした。
このあとは片平さんのお天気です。
あすのポイントはこちら、にわか雨も?あす午後は、太平洋側ではにわか雨の可能性があります。
念のため、折り畳みの傘をお持ちください。
ではお天気ナビの時間です。
片平さん、お願いします。
きょうは二十四節気の一つ、啓ちつです。
冬眠していた虫が活動し始めるとされている日です。
こちら、兵庫県姫路市の姫路城では、この時期に合わせて、冬の間、松の木に巻き付けていたこもを取り外すんですね。
このこも巻きは、巻き付けたこもに、害虫を誘い込んで松の木を守るという昔ながらの方法です。
取り外されたこもは、虫と一緒に燃やして、処分されることになるということです。
啓ちつの風物詩ということで、毎年お伝えしていると思うんです。
虫、隠れてましたよね。
ただこの虫たちも、きょうはどちらかというと、また土の中に潜りたくなるような、少し寒い一日になった所が多かったと思います。
きょうの最高気温は、平年よりも若干低めか、あるいは平年並み。
12度くらいで、ひなたでは日ざしはあったかいんだけども、ちょっと日陰に入ると、風が冷たいと思うような、まだ冬と春がせめぎ合ってるそんな状況になりました。
そんな中でも、植物の世界からは、きょうは梅が咲いたという話と、あと椿が咲いたという便りも気象台から、各地から届いてましたね。
寒かったり、暖かかったりを繰り返しながらですが、季節がちょっとずつ前に進んでいるのかなと思います。
そんなときは実は天気予報がとても難しい時期でもあります。
はっきりとした決め手に欠けるという状況になってくるわけなんですね。
あしたの天気図を見ていただいても、近畿地方の辺り、高気圧が西からやって来るように見えるんですが、あまり大きさが大きくないということで、それほど強くはないんです。
むしろ天気図に書かれていないこの辺に、小さな低気圧があって、これが悪さをするかもということで、これがどれだけ悪さをするかというのが非常に判定が難しい状況なんですね。
今のところ、土曜日、あすの予報が、ここ何日か、雨になったり、晴れになったり、ぶれてる状況なんですが、とりあえず今のところ、曇りという予報になっています。
この小さい低気圧の影響で、午後はあちこちで雨が降りやすくなって、京阪神より南の地域はにわか雨の可能性があるかなぁというところですね。
広い範囲でまとまった雨になる形ではないので、念のため、折り畳みの傘を持ったほうがいいかなと考えています。
なるほど。
春は気象予報士さんが難儀しはる季節ということで。
言われてしまいました。
よろしくお願いします。
言われてしまいました。
あさっての天気図はといいますと、低気圧の低気圧の間ということで、この辺り、隠れていますが、高気圧がなんとなくいるような状況なんです。
この高気圧もそれほど強くないということで、すっかり晴れとは言い切れないんですが、日ざしがありますからね、あさっては春めいた陽気という所が多くなってくるかなと思います。
では、全国のあすのお天気です。
あすは全国的にも、ひと言で言うと、ぱっとしません。
雲が広がりやすいお天気で、日もさしますが、にわか雨の所もありそうなんです。
近畿地方も曇りマーク一つという所が多いんですが、午前中は北のほうほど晴れ間が出そう。
逆に午後は南のほうほど雨が降りやすいと考えています。
降水確率は結構高めなんですね。
大阪より南の各地は40%くらいです。
あしたの朝は、少しあったかめの気温になります。
最低気温は5度前後。
昼間の気温もきょうとほとんど変わらず、12度くらいという所が多いでしょう。
花粉の量も、あすは多いというランクの所が多くなっています。
花粉症の方は対策をお願いします。
そしてこの先1週間、日曜日はあったかいんですが、月曜日の雨を境にして、また冬が戻ってきます。
寒暖差に十分気をつけてください。
最後に、あさって深夜に関西テレビで放送するドキュメンタリー番組のお知らせです。
2人の兄を追いかけていた末っ子が、20年前の地震でいなくなった。
お母さんと一緒に。
8歳だった長男は、学校の先生になった。
先生はある日突然、お母さんと翔人を亡くしました。
二度と会えなくなりました。
7歳だった次男は、悲しみをずっと閉じ込めてきた。
横たわっている2人を見て、あっ、これは寝てるんじゃない、死んでいるんだなっていうのが、直感的に分かったんですよ。
人は深い悲しみに直面したとき、どうやって生きていくのか。
20年を生き抜いた父と子の記録、ザ・ドキュメント、想いをつたえては、3月8日深夜1時35分です。
・えみちゃ〜ん!
(サブロー)どうもお願いしま〜す。
2015/03/06(金) 17:54〜19:00
関西テレビ1
FNNスーパーニュース アンカー[字]【人口激減した被災地で漁師の家族に亀裂が…】
人口激減した被災地、子どもの姿消えた学校、漁師の家族に亀裂が…▽センバツ天理の大砲
詳細情報
番組内容
新アンカーマン岡安譲が全国と関西のニュースを「わかりやすく」「現場からの視点」にこだわって伝える大型ニュース番組です。5時台では、個性豊かなコメンテーターが独自取材に基づきニュースをじっくり解説。6時台では、全国ニュースと関西の地元に密着したニュース、徹底取材した特集を伝えます。スポーツコーナーでは、プロだけでなくアマチュアも取材。天気予報は、ユーモアたっぷりの気象予報士片平敦さんの解説です。
出演者
【キャスター】
(関西テレビアナウンサー)
岡安譲
村西利恵
関純子
山本悠美子
堀田篤
坂元龍斗
中島めぐみ
【天気】
片平敦(気象予報士)
スタッフ
【音楽】
PRECIOUS TIME
【演奏】
柏木広樹
【作曲】
葉加瀬太郎
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映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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