ニュース 2015.03.06


ではニュースをお伝えします。
理化学研究所の野依良治理事長が、今月いっぱいで辞任する意向であることが分かりました。
STAP細胞の問題では、給与の一部を自主返納していて、辞任の理由には、在任期間が長くなり、高齢となったことなどを挙げているということです。
現在76歳の野依氏は、平成15年に理化学研究所の理事長に就任し、3期目の任期を務めています。
今の任期は、3年後の平成30年3月までですが、野依氏は文部科学省に対し、今月いっぱいで理事長を辞任する意向を伝えたということです。
理由について野依氏は、理事長としての在任期間が長くなり、高齢となったことなどを挙げているということです。
平成13年にノーベル化学賞を受賞した野依氏は、その2年後の平成15年に、独立行政法人となった理化学研究所の初代の理事長に就任しました。
去年のSTAP細胞の問題では、研究の不正を防止するための態勢が不十分だったとして、給与の一部を自主返納しています。
きょう午前、三重県紀北町の山の中で、民間のヘリコプターが墜落し、現場で見つかった2人のうち1人の死亡が確認され、1人は意識がないということです。
三重県紀北町のヘリコプター墜落現場の上空です。
山肌の一部が、黒く焼け焦げ、白い煙が立ち上っています。
きょう午前10時50分ごろ、三重県紀北町の山の中で、ヘリコプターが送電線に接触して墜落しました。
現場では2人が見つかり、このうち1人の死亡が確認され、もう1人は意識がないということです。
警察によりますと、ヘリコプターには、パイロットの阿河吉文さんと、整備士の藤本祐毅さんの2人が乗っていたということです。
墜落したのは、東京・江東区に本社がある、新日本ヘリコプターの大型ヘリコプターです。
機体はおととい、年に一度の点検を終えて、検査に合格し、きのう、現場の作業に復帰したばかりだったということです。
国土交通省によりますと、ヘリコプターはけさ8時9分に、愛知県の県営名古屋空港を飛び立ったということです。
空港にあるNHKのカメラに、そのときの様子が撮影されていました。
会社によりますとヘリコプターは、三重県大台町にある発電所と、12キロ余り離れた荷降ろし場を往復し、配電線を運んでいたということです。
そして、午前11時前に、燃料を補給するため、紀北町のヘリポートに向かっていたところ、送電線に接触して墜落したということです。
警察は、見つかった2人の身元の確認を急ぐとともに、事故の詳しい状況を調べています。
また、国の運輸安全委員会は、原因を詳しく調べるため、現地に調査官3人を派遣しました。
北朝鮮が、拉致被害者などの調査委員会を、去年7月に設置して以降も、具体的な進展が見られない中、被害者の家族が、山谷拉致問題担当大臣と面会し、調査結果の報告書を受け取ることよりも、肉親の確実な帰国に重点を置いた、政府の取り組みを求めました。
面会で、拉致被害者の家族会代表で、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんは、あくまでもすべての被害者の帰国のために取り組んでいただきたいと求めました。
拉致被害者の家族会は、今月1日に開いた会議で、被害者は北朝鮮当局の管理下に置かれており、キム・ジョンウン第1書記が帰す決断をするかどうかが、問題の核心だとして、調査結果の報告そのものを焦点にするのではなく、被害者の帰国という確実な成果を、政府に求めていくことを決めています。
面会で飯塚さんは、こうした方針を伝えたうえで、安倍総理大臣の考えを直接聞く機会を作ってほしいと求めたということです。
政府は閣議で、日本で働きながら技術を学ぶ、外国人技能実習生を保護するため、実習生を受け入れる団体や企業を指導監督する新たな機関を設置するなどとした、技能実習制度の適正化に関する法案を決定しました。
外国人技能実習制度は、外国人が日本で働きながら技術を学ぶ制度ですが、企業が実習生のパスポートを取り上げて、賃金を払わなかったり、違法な長時間労働をさせたりする人権侵害が相次いでいます。
閣議決定された、技能実習制度の適正化に関する法案では、国が所管する新たな機関を設置したうえで、実習生を受け入れる団体や企業を指導監督するほか、実習生の相談に応じたり、実習先の変更を支援したりするとしています。
さらに、企業が実習生のパスポートを取り上げるなどの人権侵害を行った場合の罰則を設けています。
一方で、優良な団体や企業については、現在最長で3年の実習期間を、5年に延長することが盛り込まれています。
また閣議では、介護分野の人材確保に向け、日本で介護福祉士の資格を取得したすべての外国人が、国内で働くことができるよう、在留資格に介護を加えるとした、入国管理法の改正案も決定されました。
政府はこれらの法案を今の国会に提出し、早期に成立させたいとしています。
中国・広東省広州の鉄道の駅で、けさ、刃物を持った人物が、利用客らを無差別に切りつけ、9人がけがをしたほか、事件に関わったと見られる1人が射殺され、1人が身柄を拘束されました。
中国・広東省広州の警察当局が、インターネットの中国版ツイッター、ウェイボーで発表したところによりますと、広州駅で、日本時間のけさ9時過ぎ、刃物を持った人物が突然、利用客らを無差別に切りつけました。
この事件で、これまでに9人がけがをして、病院に運ばれて手当てを受けています。
また警察は、現場で1人を射殺し、1人を拘束したとしています。
インターネット上には、事件現場の映像や写真だとして、刃物のようなものを持った男の様子や、現場で警察官らが警備に当たる様子などが掲載されています。
事件の詳しい状況などは明らかになっていませんが、警察はテロの可能性も含めて、捜査していると見られます。
中国ではきのうから、向こう1年の国の重要政策を話し合う、全人代・全国人民代表大会が開かれていて、各地で警備が強化されていたところでした。
広州駅では、去年の5月にも男が刃物で利用客を切りつける事件が起きています。
続いて気象情報、あすの天気です。
広い範囲で雲の多い天気が続くでしょう。
関東は午前中、雨が降りやすく、山沿いを中心に雪の降る所もありそうです。
北海道の日本海側では、一時的に雪が降りそうです。
生字幕放送でお伝えします2015/03/06(金) 17:02〜17:12
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合

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