団塊の世代にとって関心が高い食や健康仕事に趣味そして気になるおしゃれなどさまざまな情報をお伝えする番組それが「団塊スタイル」。
今回はアンコール放送。
これまで放送した中から好評だった番組をお届けします。
働く女性が増える中育児に祖父母のサポートは欠かせません。
孫育て真っただ中の祖父母の皆さんに集まってもらいました。
その実態は?私は今…一方親に子供を預ける母親の本音は?番組ではこの齋藤芳子さんの一日に密着。
保育園はしっかりできましたか?楽しかった。
楽しかった?うん。
娘に代わって2人の小学生の孫の世話をする齋藤さん。
夕食の用意から勉強後片づけまで息つく間もなく奮闘。
なぜここまで頑張るのでしょうか?今日はなかなか難しい孫親祖父母の関係について考えてみましょう。
今日のテーマは祖父母と孫。
孫。
距離感が…私もジイジ。
いらっしゃいますよね。
小学6年と4年か。
大きいですねもうね。
うん。
距離感が取るのが難しいですね。
何か親ではないですよね当然。
で責任も無いし…。
適当につきあってるんですけど。
たまにこうチェックぐらいっていうかな介入したくなったりという事があるんですが。
私の周りでもよくそういう話聞きます。
やっぱり難しいですよね。
育て方方針が違ったりしますからね。
干渉してもしょうがないとは思ってるんですけどね。
さて早速ゲストをお迎えしましょう。
ジャーナリストの鳥越俊太郎さんと女優の柏木由紀子さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
鳥越さんはあの〜何ですか孫とのつきあい方っていうようなテーマの本を出されましたけども。
一応孫とのつきあい方が内容ですね。
5歳の男の子?ああここに出てますね。
元気な。
いいジイジをしてるなあ。
よくね来たらね「おじいちゃま遊ぼ遊ぼ」とまとわりついてくるんですよ。
よく遊ぶんですか?こうやって。
ええこうやってねブロックで遊ぶんですよ。
彼が1つ作り私も作りでお互いにぶつけたり壊したり。
もう全くこれやってる時は子供同士で遊んでるという感じですかね。
楽しそう。
楽しそうだなあ。
さて柏木さんも5歳で男の子?そうなんです5歳の男の子。
名前が玲?はい玲といいます。
で柏木さんは何て呼ばれてるの?私は「おばあちゃま」じゃないんです。
あの「チュチュ」って呼んでもらってるんです。
チュチュ?チュチュ。
何かねハワイ語でおばあちゃまの事をチュチュっていうらしいんですね。
へえ〜。
どのぐらいふだんはおつきあいというかやってますか?そうですねちょくちょくやっぱり近くにいるので遊びに来たり外で一緒にごはん食べたりとか。
手を焼く事ありますか?そうですね男の子は私育てた事がない。
2人娘ですし…。
まずビックリした。
それでいいかどうかとか?うん何もかもが。
今日はいろいろお孫さんの事を聞かせて下さい。
オープニングのテーマでですね孫を預かっているにもかかわらず娘の方から「ありがとう」のひと言もないと言った齋藤さん。
その一日に密着しました。
64歳の齋藤芳子さんは元中学校の数学の教師。
同じく小学校の教師をしている娘のために週2回孫育てのサポートをしています。
小学生の2人の男の子のために追加の食材を用意し自宅で仕込みまでしていきます。
こんなふうにカボチャをちょっと切ったりするのは時間かかるので…いざ孫育てサポートへ出発!やってきたのは2人の孫を放課後預かっている地元の学童保育。
新井で〜す。
・は〜い。
こんにちは。
娘の代わりに孫たちの今日の様子を確認します。
ねっ誰がタオル忘れたんだっけ?悠哉です。
悠哉君?愼君は?楽しかった。
楽しかった?うん。
向かうのは娘の自宅。
娘夫婦が齋藤さんの家から車で15分のこの家に引っ越してきたのは10年前。
長男の愼哉君が生まれた時でした。
はい入って。
玄関に入って。
待ってて今…。
孫育ての基本は娘の家の子育てルールを守ること。
それは「子供たちにできる範囲で手伝いをさせる」という事です。
お願いしま〜す。
うん頼むよ。
・は〜い。
弟の悠哉君は宅配の食材をキッチンに運びます。
これが今夜の夕飯になります。
お兄ちゃんの愼哉君は洗濯物を取り入れてたたみます。
母親がつくったルールは守りつつもおばあちゃんならではの孫との関わりを大切にしています。
枝豆の下準備を手伝わせます。
ここに豆無いよね?無いと思ったら…こうしてプツン。
料理を手伝うと嫌いだった物も食べられるようになるそうです。
孫たちに枝豆の仕込みを頼み夕食の準備。
今日の献立は「豆腐のかきたま」と「まぐろのづけ丼」。
子供にはこれでは足りないと思った齋藤さんは餃子のパリパリ揚げやカボチャサラダなど3種類の料理を追加します。
383940…。
9101112…。
枝豆を10個ずつに分けて数えさせ算数の楽しみ方も取り入れています。
さすが元数学教師!12345個って数えると10が5つだから…。
52だ!そうです。
8384…。
535455…。
夕食の準備もそこそこに続いては勉強タイム。
今から2ページやって下さい。
命令形です。
学校の宿題はいつも学童保育で済ませている子供たちに更に娘が課しているのがこの学習教材。
これが終わらないとテレビは見られません。
問題のマルつけをして間違ったところは分かりやすく教えます。
10ひく7でしょ?たす2イコール5。
勉強が終わったらお風呂タイム。
じゃあお風呂入って下さい。
入ってちょうだい。
もう準備してあるんだ。
誰が出した?僕!偉い!この隙に一気に後片づけ。
仕事を終えて帰ってくる娘の負担を少しでも減らそうと齋藤さんの奮闘は続きます。
夕食出来上がり。
そして齋藤さんがデザートの梨をむいていると…。
あお帰りなさい。
・ただいま〜。
娘の飛鳥さんが帰ってきました。
(齋藤)お風呂入ってる。
自分たちでよくやってます。
結構「チャレンジ」も…ホント?やってた?今日「づけ丼」だから…すいません。
少しというかこれだけですけど。
ごはんにしちゃっていい?うん。
じゃあごはんの準備します。
すみませんお願いします。
すみません置いてないって…。
娘の飛鳥さんは39歳。
小学6年生の学年主任を任されています。
同じ教師をしてきてその忙しさが分かる齋藤さんは少しでも娘の力になりたいとサポートを続けています。
ホントによくやっています。
いただ…いただきます。
ちゃんとして下さい。
「ありがとう」の言葉がないと不満をもらしていた齋藤さんですが飛鳥さんはこの短い間に「ありがとうございます」って3回も言っていましたね。
これは悠君が作ったパリパリです。
じゃあ私帰るから。
じゃあね。
ありがとうございました。
じゃあブッチねさようなら。
(取材者)今日はこれで一応終わりですか?大変ですね。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
お疲れさまでした。
いかがでした?ね〜すごい。
なかなか…あの64歳ですかね。
お元気でご本人も教職の仕事をされているので何か言う事がてきぱきてきぱきとしてて…。
ホントに若いですよね。
若いですよね。
ああいうふうになかなかいかないんじゃないですかね。
あれだけやると疲れちゃうんじゃないんですか?普通。
ホントお疲れさまですよね。
その代わりに齋藤さんあれから帰って自分たちのごはんを作る訳でしょ?そうですね。
(柏木)う〜ん大変。
だから自分たちの生活にかなりしわ寄せがきてますよね。
ホントにご主人大丈夫かなと思いますけど。
そう思いますけども。
男のエゴかもしれませんけど。
今日はもう一人お迎えしております。
専門は発達心理学で孫育ての実態に詳しい恵泉女学園大学大学院教授の大日向雅美さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願い致します。
今のVTRで見ると結構孫を預かる…あるいは預かってもらわないと仕事もなかなかできないんじゃないかっていう。
そういうケースが増えてるようですね。
そうですね。
もともと子供って親だけで育てられないんですけどまして最近は女性が働くようになりましたね。
そうしますとお母さんをサポートする誰かが必要となる。
そういう意味では祖父母力というのが期待されていると思いますね。
ちょっと面白いデータがありましてね。
これはあるシンクタンクが調べた「子育て世代の実家との距離」なんですね。
97年と2012年を比較してます。
まず同居は減っています。
これは住宅事情もありますし同居ってなかなかつらいんですね今ね。
変わって近居が増えている。
特に娘が自分の実家の方に引っ越していく。
…という事が増えているって事が分かりますでしょう。
43%から51%に増えている。
できるだけ親に頼みやすい所に住むというのが流れとしてはあるんじゃないですかね。
ご主人の実家の近くよりも。
姑じゃあ駄目なんだな。
頼めない事はないでしょうけど気安く頼めないという…。
甘えられないしね。
甘えられない。
分かる気がしますけどちょっと。
実際には母親と娘ってけんかするんですよ結構。
しますね。
ねっ結構ぶつかるんですよ。
だから一緒に住んでると恐らく大変ですよ。
ホント大変。
だから程よい距離で離れてて時々会う。
ありがたみがよく分かる。
(柏木)そうそう。
さあさてそれではですね孫を預かる祖父母。
預ける父母はどう思っているんでしょうか?ご覧下さい。
孫育て真っただ中の祖父母の皆さんに集まってもらいました。
今大変ですよね子供たちもね。
そんな気がしますね。
孫を預ける母親たちはどう思っているのでしょうか?甘えちゃうのね。
悪いと思いつつも…。
全般的に預かる祖父母側の方がより好意的ですね。
何とかしてやりたいって。
うん子供がかわいいからやっぱり何か子供のために娘のためにと…。
いつまでたっても娘なんです。
子供なんです。
みんなそう。
私母もそうだったと思うんですよね。
大日向さんいかがですか?今のは。
祖父母世代が非常に好意的だとおっしゃったのは理由がありましてね。
団塊世代の女性たちは多くが専業主婦で育児を頑張った世代なんです。
教育ママと言われて。
女の子も将来学歴をつけてしっかりと働いてっていうそういう時代だったんですね。
その成果なんです。
娘が今仕事を持ってるの。
だから応援したい。
もう一つはもちろん働いてる女性もいたんだけど今のように支援が全然無かったから大変な思いをして働いたんだと思います。
おばあちゃま世代が。
だからあの思いを娘にはさせたくないっていう2つの思いがあって応援するんだと思うんですよ。
でも一方娘の方にしてみれば2つ誤解があって1つはママが私に社会で活躍するように育ててくれた。
ママの教育方針の一つの成果よねって思っているところがあるんだと思います。
もう一つは孫を預けるのは親孝行と思っている誤解をしている錯覚かな?いらっしゃるんですよ。
それはそう。
確かにそういう側面はあるんですよ。
祖父母側からするとやっぱり時々ね。
預けてもらった方が。
それは全然来なかったらねその方が問題ですよね。
「何を考えているんだろう?息子夫婦は」とか。
2世代同居にしたのに上にいるのに全然来てくれない。
(鳥越)そういうのもある?あるんです。
あるんですか?つらいんです。
助けてもらう事を前提に子供をもう一人っていう話がありましたけどこれ結構深刻ですよねでも。
私ホントはいけないと思うんですよね。
もっと社会が子育て支援をしておじいちゃまおばあちゃまの力は私はいつも5番目ぐらいって言っているんです。
まず夫婦で力を合わせられるような働き方あるいは地域の社会的支援とかママ友同士のネットワークとかそして4番目か5番目に一生懸命頑張ったけどここはおじいちゃまおばあちゃまお願いねっていう順番だと両方がいいと思うんですけど…。
まだまだ社会の支援がそういってないのかもしれません。
さてここで祖父母の方は突然孫の育児を任されて戸惑う人もいるようです。
ネットクラブのアンケートにこんな声が寄せられています。
…っていうご意見なんですけど。
あともう一つ…。
でもね戸惑う事とかはいろいろありますよね。
要するに私は孫の教育とか孫のしつけとかそういうのは一切ノータッチにしてるんですね。
それは意図的に?意図的に。
それはもう娘たち夫婦の子育てだから。
あんたが好きなように育てなさいと。
例えば食べる物であるとか食べ方であるとか…。
見てるとね「もうちょっとちゃんと言ったらどうかな」…とかいろいろあるんですがね。
うんうん。
親の立場からすると。
だけどそれを言い出すとね恐らく娘とけんかになりますね。
言い合いなったりしますよね。
それはやりたくないので…。
さてその辺りですが預ける母親たちはどのように思っているんでしょうか?預かってもらっているので直接には言えない不満ってあるのでしょうか?実際そうですよね。
「寝ちゃったんだ」とか。
言ってんじゃんとか思っちゃう。
でもホントうちも言われましたね。
同じ箸で何かあげるのは虫歯菌がうつるからそれは駄目なのって。
科学的にはその可能性はあるんだそうですけどほとんど心配ないんだそうです。
ああそうですか。
そんな事言うとこちらもよその人の所に赤ちゃん連れて行けないですよ。
だからみんながスキンシップもできなくなっちゃうから。
できなくなった方がよほど弊害があるじゃないかって…。
僕が外から帰ってくるとまず最初にねうちの娘ね孫の母親。
私にとっては娘なんですけど「パパすぐ手を洗って」って。
何だかね母親に叱られているみたいですよ。
まず手を洗ってうがいをしてちゃんとそれから孫に接して下さいと…。
そんな事知らねえよっという…。
例えば今昔は赤ちゃんパウダーをお風呂上がりにつけてた。
それを全くつけない。
つけちゃいけないって。
それでまずショックだったんですよ。
え〜違うのって。
それからもうだからなるべく言わないように。
これはある社団法人が孫育て検定っていうのをやったんですね。
その時代とともにいろいろ変わっているんだからおじいちゃまおばあちゃまも勉強したらどうでしょうかという事なんですけど…。
さあいかがでしょう?やっぱり2番かな。
スキンシップというの?そうね抱き癖がつくのでっていうのはよく言われましたしね。
それはねよく。
でもやっぱり2番かな。
国井さんはいかがですか?たくましく育てるにはどんどん泣かせるべきだ。
いや冗談です。
いずれも合っているようなね。
その抱き癖の話も昔聞いた事がありますし。
でも三つ子の魂で言うとやっぱり…。
抱っこしてスキンシップがやっぱりいいような気はしますよね。
どうですか先生?全部間違ってはないんです。
だけど今は2番が正解となっているんですね。
泣くって事は何か訴えてコミュニケーションしたい訳です。
だから訴えている事に対して応えてあげた方が自分は愛されているとか有能感を持てるという事で2番がベストでしょうって事なんです。
ただ昔は確かに抱き癖がつきますよ。
昔は何かこう我慢をする人間がすばらしいとかね。
倹約とか我慢って事がやっぱり貧しい日本はそれを大事にしてた時代もあってその時代には多分1番がベストだったのかもしれない。
でも今は人の気持ちが分かったり自分の気持ちを上手に訴える事ができる人間が望ましいとされていますね。
正解は一つじゃないんです。
子供育てるとき。
だから祖父母の豊かな人生経験にも自信を持って頂きたいと私は思うんです。
終戦直後のホントに何にもない時代泥んこの中で育ってきて…。
一応育ってますから。
今の子ってホントに安全で衛生上良くて便利でという非常にすばらしい理想的な環境の中で子供は育ってる訳です。
でもホントに子供たちにとっては幸せかどうかっていうと僕はそうではないんじゃないかという気がしてるんですよ。
さていろいろ話し合ってきましたけれども孫を預かる祖父母にも限界があるようです。
ネットクラブのアンケートに祖母のこんな声が届いています。
やっぱり怖いですね。
こんな事が起こるっていうのは。
一番怖いですね。
預かってる間にケガしちゃったとか。
やっぱ僕の所も孫を預かっている時にやっぱり例えば机の角に頭ぶつけるんじゃないかとか転んで頭を打つんじゃないかとかそういう心配はやっぱりちょっとありますよね。
でもそれはね心配してもしょうがないですよね。
祖父母って今の団塊世代お若いけどやっぱり体はいろいろ故障が起きて…。
あります。
ぎっくり腰でお孫さん追いかけられなくて車にひかれそうになったっていうケースもあるのでね。
一番大事な事なんですけど親が育ててても親が見てても事故やケガは必ずあります。
起きた時に「お母さんお父さんが見ててくれたんだからそれは十分やってくれたと思うから責めないわ」と言ってもらえるくらいの人間関係の信頼関係をきちんとふだんから作っておく事です。
よく若い親が「おじいちゃまおばあちゃまは責任が無いから猫っかわいがりしてくださる」…とおっしゃるけど違うんですね。
やっぱり預かる時の責任感ってすごくありますね。
我々の実情をもう少し若い世代に理解してもらうというか…。
さてシニアである我々祖父母は孫にとってどんな存在なんでしょうか?4年前にNHKの子育て番組で紹介した家族。
当時の様子とまた現在のその家族を取材しました。
ご覧下さい。
西山家はスポーツ大好き一家。
スポーツを通して努力を続ける事を大切にしています。
長女の菜摘さんは中学のバスケットボール部。
長男の拓海君は少年野球に励み…。
そして末っ子の愛満ちゃんはソフトボール。
更には水泳までやっています。
あと何?持ち物。
タオル。
タオル?タオルぐらい自分で入れてよ。
今日は拓海君の野球の試合。
お母さんは朝から大忙しです。
お母さんが試合の手伝いにいくため妹の愛満ちゃんは夕方までおばあちゃんの家で過ごします。
週に3回通っているプールに必ず行くようにお母さんは何度も念を押します。
おばあちゃん来たよ。
おはようございます。
じゃあ野球行ってくるから。
夕方迎えにくるからじゃあね。
いってらっしゃい。
バイバイ。
おやつもあるよ。
家とは違ってのんびりムード。
愛満ちゃんは優しいおばあちゃんと一日過ごします。
おばあちゃんの家には楽しい事がいっぱい。
まず始めたのはおばあちゃんの畑の手伝い。
水をやったりトウモロコシをもいだり愛満ちゃんもおばあちゃんも楽しそう。
大好きだよね。
とれたてのトウモロコシ。
早速おばあちゃんがゆでてくれました。
おいしそうですねえ。
甘いよね。
うん甘い。
好きな時に好きな事をおばあちゃんは自由にさせてれます。
よいしょ。
暑いからねアイスおいしいね。
プールに行く時間が迫ってきていますが…。
うん。
行くんだ?うん。
愛満ちゃんちょっと複雑です。
プールに行く時間が過ぎてもおばあちゃんは寝てしまい結局この日はプールに行きませんでした。
そして夕方。
ただいま。
お母さんとお兄ちゃんが帰ってきました。
暑い。
暑いね。
和やかに見えますがお母さんは内心複雑。
プールに行かなかった事に気付いていたからです。
あれから4年この一家を再び訪ねてみました。
小さかった愛満ちゃんも今では中学2年生。
身長もおばあちゃんお母さんを抜かしました。
現在はお姉ちゃんの影響で始めたサッカーに熱中。
クラブチームでも活躍しています。
4年前に習っていた水泳は目標の検定1級を取得したので卒業。
愛満ちゃんとお母さんが久しぶりにおばあちゃんの家にやってきました。
おばあちゃん久しぶり。
よく来ましたいらっしゃいませ。
おばあちゃん早速かわいい孫と娘におもてなし。
すごいゴマばっかゴマばっかいっぱい入ってるよ。
愛情たっぷりの大学芋です。
そんな皆さんに4年前のVTRを見てもらいました。
小4。
4年生。
4年前だね。
「大好きだよね」。
「行くんだ」。
「うん」。
オアシスが必要なんですね子供にも。
ちょっと休める水が飲めるという。
やがてはねあのママもおばあちゃんになる訳で。
その時にきっとああそれが生きるんじゃないですかね。
同じようになるんじゃないかな。
あのお母さんね。
今度おばあちゃんとよさんのようになって。
またねそれが続いてるんですよきっとね。
愛満ちゃんのママが最初の…4年前の方です。
帰ってきてプールに行かせなかったと分かってもその場でお母さんを責めてないんですよ。
責めてない。
あそこでね。
口げんかになるところですよね。
「何で行かなかった」と言ってね。
ならなかったから僕ビックリしましたね。
だから4年後にきっと泊まりに来るようになっているんですね。
おばあちゃまの所に。
あの時母親とおばあちゃまがぶつかってたらやっぱり子供としても心が痛む。
「私が行かなかったから」と言っておばあちゃんのうちへも行けない子になっちゃったかもしれないけど…。
あそこはママもすばらしかったですね。
それは逆に言うと我々の世代っていうのはじいちゃんばあちゃんじゃなければ孫にできない事ってあるかもしれないね。
親は見てるとホントに子供にホントにくっついて子供の良かれと思っていろんな事をやっていますからね。
一番難しいのは小学校高学年中学校ぐらいからね反抗期というのが始まる訳ですね。
男の場合はホントに突然口きかなくなったりね親に。
だからよく象徴的に言われるんですけども突然昨日まで「ママママ」って言ってた男の子がね。
声変わりをして。
それでお母さんの事を「クソババア」とか言い始めたりする訳ですよ。
そういうのに恐らく親はなかなかこう…特に母親は男の子を育てている場合はですね対応が難しいと言われている確かに。
オロオロしちゃう。
どうしていいか分からない。
そういう時にちょっと我々の世代親の世代おじいちゃんおばあちゃんの世代がですねこれはこう…実はこういう事。
今あなたの子は今こういうプロセスにあるのよという事をねアドバイスできればいいのかな。
孫と…孫を見守る。
うんうんうんうん。
もう存在自体がもう。
チュチュの私の存在自体が何かいればいいかなって…。
見守ってあげてて。
自分がいるだけでね。
うん私もそうだったので祖母に対しているだけで何か…。
うん。
私が母に怒られる時必ず祖母が「そんなに怒んなくても」って言ってくれてちょっと私の味方してくれたりしていた事があるので…。
何かそういう存在になりたいとは思いますけどね。
祖父母の心得っていうのはいずれ孫が難しい年頃になった時にプチ家出をしてくれる場所になってくれたらいいと思うんです。
皆さんご存じのようにね中学生ぐらいなると夢精という事が始まるんですね。
寝ている間に射精してしまうという。
これはねとてもじゃないけど母親には言えません。
だからそういう事を…。
おじいちゃんに。
おじいちゃんに言ってくれればいいかな。
おじいちゃんもあったんだよって。
「おじちゃんもどうだったの?」みたいな…。
それはでもおじいちゃんから子供に孫に話さないと孫からは言えないかもしれない。
なかなか言えないかもね。
そうかもしれないね。
今日は…。
今日の…。
何の香りですか?ちょっと。
いい香りしますね。
いい香りがしますか。
何のお茶ですか?これは。
今日のお茶はクロモジ茶です。
クロモジ?クロモジってつまようじによく使われてますよね。
はいはいうん。
ちょっと黒い。
ええ。
幹の部分を残して。
あのクロモジのお茶なんです。
これ実は京都の森林の環境保全のために女性たちが集まってお茶を開発したんですね実は。
あ〜そうなんですか。
恐らく昔からクロモジ茶っていうのはあったんですけども茎を生薬として使ったりお茶として今までは使われていたんですけど今度は葉っぱでやってみたって事なんですけど…。
体にも良さそうですね何かこう。
続いて…千葉県我孫子市にお住まいの細野陽一さん73歳の方から頂いたお便りです。
「6年前納戸でほこりにまみれた蓄音機と数十枚のSPレコードを見つけました。
80年以上も前の機械でしたがレコードにそっと針を下ろすと霧島昇の『誰か故郷を想わざる』の美声が飛び出したのです」。
・「花摘む野辺に日は落ちて」もうあの時代は戦後を感じますね。
懐かしいでしょ?霧島さんの歌。
「これをきっかけに妻と2人で『蓄音機で老人施設への出前コンサート』を始めました。
蓄音機から往年の歌手の歌声が流れ出すと集まった30人〜40人の皆さんの目がパッと輝き一斉に合唱が始まります。
今ではフラダンスや社交ダンスの仲間たちが加わり歌あり踊りありのにぎやかなコンサートになりました。
施設の皆さんとの触れ合いが私たちの至福のひとときです」。
ああいいですね。
懐かしいですね。
恐らく施設の皆さんホントに喜ぶんじゃないですかね。
そうだと思いますようん。
この「私の団塊スタイル」のコーナーでは皆さんから写真とお便りを募集しています。
趣味や仕事に打ち込んでいる輝いている姿をご紹介したいと思います。
皆さまからのご投稿お待ちしています。
今日は祖父母。
でしたね。
と孫。
孫。
いろいろ難しい問題があるんだなっていう事をいろいろ今日は知りましたけど。
うん。
でもやっぱりホントにおじいちゃんおばあちゃんが元気でないと子育ても大変なんだ孫育ても大変なんだなって事が今日はしみじみきましたね。
風吹さんがお孫さんと…。
私の想像するには風吹さんとそっくりのこのくらいかわいい女の子がね。
コスモスの咲いている高原をパア〜と風に吹かれていくのがもう目に浮かぶようだな。
でもバアバとかジイジとかいいなってちょっと憧れます。
すぐなりますから。
はい。
じゃあ頂きましょうか。
2015/03/06(金) 11:00〜11:45
NHKEテレ1大阪
団塊スタイル「孫はカワイイけれど…」[解][字][再]
団塊スタイルでは、好評だった放送回を「団塊スタイル選」としてアンコール放送。今回は2014年10月10日に放送した「孫はカワイイけれど…」をお伝えする。
詳細情報
番組内容
団塊スタイルでは、好評だった放送回を「団塊スタイル選」としてアンコール放送。今回は2014年10月10日に放送した「孫はカワイイけれど…」をお伝えする。孫育てサポートの実態をリポートするとともに、孫を預かる祖父母の不満、母親たちの本音に迫る。
出演者
【ゲスト】ジャーナリスト…鳥越俊太郎,柏木由紀子,【出演】恵泉女学園大学院教授…大日向雅美,【司会】風吹ジュン,国井雅比古,【語り】秀島史香
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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