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アレフの最大拠点前で解散求め住民デモ3月8日 19時03分
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地下鉄サリン事件から20年になるのを前に、オウム真理教から名前を変えた「アレフ」の最大の活動拠点がある東京・足立区で、住民がデモ行進をして教団の解散を訴えました。
足立区によりますと、教団「アレフ」は5年前から足立区入谷の4階建てのビルを教団の施設としていて、およそ50人の信者が生活する最大の活動拠点となっています。
13人が死亡、およそ6300人が被害を受けたオウム真理教による地下鉄サリン事件から今月20日で20年になるのを前に、住民およそ200人がデモ行進を行い、「オウム反対」と書かれた旗などを持って施設の周辺を歩きました。
そして施設の前で、「教団の閉鎖的な体質が住民への恐怖や不安を与えている」として、自主的な解散を求める抗議文を読み上げました。
「アレフ」に対しては「無差別大量殺人行為に及ぶ危険性がある」として、「団体規制法」に基づき定期的な活動実態の報告などを義務づける観察処分が適用されています。
住民グループの齋藤洋一会長は、「中で信者が何をやっているか分からず、私たちの不安は大きい。今後も地域を挙げて解散を求めたい」と話しました。
13人が死亡、およそ6300人が被害を受けたオウム真理教による地下鉄サリン事件から今月20日で20年になるのを前に、住民およそ200人がデモ行進を行い、「オウム反対」と書かれた旗などを持って施設の周辺を歩きました。
そして施設の前で、「教団の閉鎖的な体質が住民への恐怖や不安を与えている」として、自主的な解散を求める抗議文を読み上げました。
「アレフ」に対しては「無差別大量殺人行為に及ぶ危険性がある」として、「団体規制法」に基づき定期的な活動実態の報告などを義務づける観察処分が適用されています。
住民グループの齋藤洋一会長は、「中で信者が何をやっているか分からず、私たちの不安は大きい。今後も地域を挙げて解散を求めたい」と話しました。
住民「中の様子が分からず恐怖」
デモに参加した足立区に住む小川俊男さんは、自宅が教団の施設のすぐ目の前にあります。
自宅は、雑貨店を営んでいましたが、施設ができたあと、客足が遠のいたとして5年前に店を閉めました。
自宅からは信者が出入りする様子が見えます。
しかし、何人がここに住み、中で何をやっているか分からないため、強い不安を感じています。
小川さんは、「信者は、マスク姿にイヤホンをつけていて、あいさつもしない。最近、若い信者も見かけるようになったが、中の様子が分からないうえ、松本死刑囚の教えをそのまま信じていると思うと、恐怖を感じる。周辺の土地の値段が下がり、引っ越したくても不動産を売却できないという住民もいる。教団には一刻も早い解散を求めたい」と話しています。
自宅は、雑貨店を営んでいましたが、施設ができたあと、客足が遠のいたとして5年前に店を閉めました。
自宅からは信者が出入りする様子が見えます。
しかし、何人がここに住み、中で何をやっているか分からないため、強い不安を感じています。
小川さんは、「信者は、マスク姿にイヤホンをつけていて、あいさつもしない。最近、若い信者も見かけるようになったが、中の様子が分からないうえ、松本死刑囚の教えをそのまま信じていると思うと、恐怖を感じる。周辺の土地の値段が下がり、引っ越したくても不動産を売却できないという住民もいる。教団には一刻も早い解散を求めたい」と話しています。