NHKニュース おはよう日本 2015.03.06


おはようございます。
7時になりました。
安全保障法制の整備に向けた与党協議は、きょうから集団的自衛権の行使に関する議論に入ります。
政府は、武力行使の新たな3要件に該当する新たな事態を、新事態と位置づけ、日本が武力攻撃を受けていなくても、自衛隊が武力を行使できるようにしたい考えですが、公明党は新事態の定義があいまいだとして、明確にするよう求める方針です。
安全保障法制の整備を巡って、自民、公明両党は、きょう開かれる与党協議で、焦点となっている集団的自衛権の行使に関する議論に入り、政府は法整備の骨格案を正式に示す見通しです。
骨格案は、去年7月の閣議決定に盛り込まれた、武力行使の新たな3要件に該当する新たな事態を、新事態と位置づけ、武力攻撃事態対処法を改正し、日本が武力攻撃を受ける武力攻撃事態などと区別して、新事態という概念を新たに加える方針です。
そして新事態に対応するため、日本が武力攻撃を受けていなくても、自衛隊が防衛出動し、集団的自衛権の行使として武力を行使できるよう、自衛隊法76条などを改正するとしています。
これについて公明党は、安倍総理大臣が中東のホルムズ海峡といったシーレーン・海上交通路での国際的な機雷の掃海活動は、集団的自衛権行使の対象になりうるとしていることも念頭に、どこまで自衛隊の活動の範囲を広げるのかなど、新事態の定義があいまいだとして明確にするよう求める方針です。
また、公明党内には、集団的自衛権の行使は、有事の際の国や自治体の役割を定めた国民保護法の適用が必要になるような、日本が武力攻撃を受ける可能性がある場合にとどめるべきだという慎重論も根強くあります。
自民、公明両党は、今月中の合意を目指していますが、公明党内からは論点が多岐に渡っており、今月中の正式な合意は困難だという声も出ており、きょう以降の調整が協議のスケジュールを左右するものと見られます。
大手コンビニエンスストアのファミリーマートと、サークルKサンクスを傘下に持つ流通大手のユニーグループ・ホールディングスは、コンビニを中心に店舗網を一気に拡大するために、経営統合に向けて本格的な協議に入ることが明らかになりました。
関係者によりますと、コンビニ大手で業界3位のファミリーマートと、4位のサークルKサンクスを傘下に持ち愛知県を中心にスーパーを展開する流通大手、ユニーグループ・ホールディングスは、近く、両社の経営トップが経営の統合に向けて本格的な協議に入ることが明らかになりました。
統合が実現すれば、コンビニの店舗数は1万7600近くとなり、業界首位のセブンーイレブン・ジャパンに並ぶ規模となります。
コンビニ業界を巡っては、消費増税後、売り上げが伸び悩んでいるほか、同業他社や低価格志向の小型スーパーなどとの競争も激しさを増していて、ファミリーマート、サークルKサンクスともに、既存店どうしの比較で売り上げの前年割れが続いています。
一方、ユニーはスーパー部門を持っていて、ことし2月期の決算では、減収減益を見込むなど、厳しい経営環境となっています。
こうした中、両社は統合によってコンビニとスーパーを合わせた店舗網を一気に拡大し、仕入れコストを下げることなどで、総合的に収益力を高めるねらいがあるものと見られます。
小売り業界を巡っては、コンビニの出店競争が激しくなっているほか、大型スーパーの売り上げが伸び悩んでおり、仕入れコストの削減や商品開発力を高めるために、地方のスーパーを含めて、統合や買収などでグループ化する動きが活発になっています。
中国ではきのう、全人代・全国人民代表大会が始まり、経済成長の速度よりも質と効率を重視する方針が示されました。
中国の李克強首相は、安定した成長のため、日本円で30兆円以上のインフラ投資を行う考えを明らかにしました。
きのう始まった全人代。
李克強首相は、経済成長の速度よりも質を重視する、新常態ということばを掲げました。
ことしの経済成長率の目標を7%程度まで引き下げる一方、内需を拡大させ、安定成長を目指す方針です。
市民の反応は。
内需拡大のため、中国の指導部が打ち出したのが、インフラ投資です。
鉄道と水利事業に日本円で30兆円以上投資をするとしたのです。
経済政策を統括する政府部門のトップは、インフラ投資は民間の資金を活用して、効率よく行うことが必要だという考えを示しました。
では北京の井村記者に聞きます。
井村さん、新常態では成長の速度よりも質と効率性を重視すると言いながら、なぜ巨額の投資を打ち出したんでしょうか。
人口が13億人を超える中国では、社会を安定させるためにとりわけ、雇用の維持が重要視されています。
それには投資によって一定の経済成長を持続することが必要なのです。
ただリーマンショックのあとに出した巨額の景気刺激策は、行き過ぎた不動産の開発で大きなつけを残しました。
このため今回は、総額30兆円以上のインフラ投資のうち、相当な程度を民間の資金で賄おうとしています。
具体的には、民間が投資した設備を政府が借り上げるなど、資金を調達する方法もさまざま検討されています。
ことしの中国の経済運営の方針は、日本にとってはどんな影響があるんでしょうか。
ビジネスチャンスが増える期待はあります。
環境対策や介護、医療サービスの向上を目指す中国政府の方針は、技術や経験を持つ日本企業に追い風になります。
また、中国政府は内需を拡大するため、今後、成長を見込むサービス分野などに、積極的に外資を誘致する方針です。
一方で、電子決済といったインターネットを駆使したサービスなど、今後、日本企業との競合が増えるという指摘もあります。
質と効率性を重視する成長モデルへの転換がどのように進むのか。
中国経済の行方を見極めていく必要がありそうです。
東日本大震災からまもなく4年です。
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、今も避難生活を余儀なくされている福島県の人は、およそ11万9000人に上っています。
避難生活を続ける20歳の女性が、この4年間、葛藤を抱えながらふるさとを見つめなおそうとする姿を取材しました。
先月20日。
ふるさとの福島県富岡町に向かう吉野明日香さんです。
原発からおよそ10キロの自宅は、今も住むことができません。
この日、祖母と2年ぶりに自宅に戻りました。
原発事故のあと、着のみ着のままで避難したため、思い出の品はそのまま残されていました。
あっ、お母さんが写ってる。
ありました、いっぱい。
母親の輝美さんです。
避難生活が長引く中、患っていたがんが再発し、46歳で亡くなりました。
母親と過ごしたふるさとの記憶がよみがえりました。
原発事故の1か月後、明日香さんは避難先の山梨で高校に通い始めました。
母親は仕事のあった福島へ。
離れて暮らすことになりました。
新しい高校では、すぐに友達が出来たものの、原発事故の避難者だと気を遣われることもあったといいます。
福島のことを周囲に話さなくなっていった明日香さん。
山梨での生活に慣れるために、ふるさとのことをなるべく考えないようにしていきました。
震災のよくとし、母親の輝美さんは、病状が悪化し、亡くなりました。
ふるさとを離れ、母親も亡くした明日香さん。
落ち込む中、何度も読み返した母親からの手紙があります。
母親はいつも自分のことを考えてくれている。
そう思うことが、心の支えになっていきました。
8か月後。
明日香さんは、知人に誘われ富岡町から各地に避難している人に向けたラジオのパーソナリティーを始めました。
吉野明日香です。
よろしくお願いします。
母親との思い出が詰まったふるさとのことを、もっと語りたいと思うようになったのです。
来月からは仕事で東京に行くことが決まった明日香さん。
その前に、どうしても行っておきたい場所がありました。
ふるさと、富岡町の桜並木です。
母親の輝美さんと毎年訪れていた場所です。
いつかは帰ってきたい。
ふるさとへの思いが強まりました。
明日香さんは、全国各地でふるさと、富岡町のことを伝える語り部の活動も始めていて、東京に行ったあとも続けていきたいと話しています。
こうした福島の人々の思いに寄り添おうと、活動を始めている方がいます。
女優の吉永小百合さんです。
吉永さんがライフワークの一つが、原爆詩の朗読。
30年近くにわたって、原爆や戦争の悲惨さを伝え続けています。
朗読は、CDにもなっています。
広島、長崎のCD。
そしてこちらは沖縄戦を伝えるCDです。
そして今回、震災から4年の節目に新たに作られたのがこちら、福島の詩のCDです。
原発事故で被害を受けた人たちがつづった詩を、吉永さんが朗読しています。
吉永さんの福島に寄せる思いを伺いました。
これまで吉永さん、広島や長崎についての詩の朗読の活動をずっと続けてこられてきたわけですが、今回、福島に目を向けられたというのは、どういうことからだったんでしょうか。
原爆っていうのは、核兵器によってたくさんの方が亡くなったんですけれども、今回は福島で原発が津波によって大きな被害を受けて、事故を起こして、そして今はたくさんの方が、今まで住んでいた場所を避難せざるをえなくなったわけですね。
で、やっぱり核というものがこんなに大変なものなんだっていうことを、改めて知らされましたし、東京にいる私たちも揺れは感じたけれども、4年たって、何もなかったような日常を送っている。
とにかく、とにかくみんなにこれを忘れないでもらいたいっていう思いですね。
福島の詩のレコーディングが行われたのは1月半ば。
吉永さんが選んだ詩は、全部で23編。
放射線への恐怖や、避難を余儀なくされた住民の悲しみなどがつづられています。
朗読の音楽も、みずから第一線の尺八奏者に依頼するなど、吉永さんがプロデュースしました。
レコーディングの前には、原発事故の被災地を訪ね、その様子を自分の目で確かめました。
吉永さんは、CDに子どもたちの詩を入れることにしました。
その多くに将来への前向きなことばがつづられていることに驚いたからです。
大変な状況なんだけども、でもやっぱり、生きていかなければいけないとか、希望を持って進んでいこうっていう思いを書いてらっしゃる。
ずっといろいろ読み続けていくうちに、一緒になって前へ進んでいきたいっていう思う気持ちが出てきました。
子どもたちの詩の中で、吉永さんがとりわけ前向きな思いを感じた希望という詩です。
みんなが不安なときや、みんなが悩んだときは、心の扉を開ければ大丈夫、きっときっと大丈夫。
みんなが励ましてくれるから、みんながみんな希望を持っているから。
小さな子どもが、小学生が、大丈夫、大丈夫っていうふうに書いている。
ああ、この子がみんなに向かって発信しているというのに、そのことにもとても感動しました。
こんにちは。
詩を書いた熊本莉奈さんです。
現在、中学1年生です。
震災のときは小学3年生、学校にいました。
クラスメートが泣き出す中、みんなを励ましていたといいます。
震災のよくとし、福島県が企画した詩の講座で、莉奈さんはこの作品を書きました。
思いを伝えるために、思い出いっぱいつくっちゃおと呼びかけた最後の一行。
それは自分自身へのことばでもありました。
吉永さんが大事にしたのも、最後の一行。
さまざまな読み方を試しました。
みんなでいっぱい夢を見て、思い出いっぱい作っちゃお。
みんなでいっぱい夢を見て、思い出いっぱい作っちゃお。
これがいいですよね、これが。
莉奈さんに、出来上がったばかりのCDを聴いてもらいました。
みんなで楽しいことを歌にしよう。
みんなでいっぱい夢を見て、思い出いっぱい作っちゃお。
最初は普通に読んだんですけど、やっぱり思い出いっぱい作っちゃおっていうふうにちょっと語尾を上げて、未来に向かって子どもが走っていくような姿を想像して読みました。
私たち、ちゃんとそばにいますよっていうふうに感じてもらえたら、とてもうれしいですし、私たちの側にいる人たちには、福島のこと忘れないでよっていうことを、強く言いたいですね。
本当に一つ一つのフレーズ、ことばにこだわっている吉永さんの姿を見ると、ふくしまにより沿っていきたいという。
強い気持ちが伝わってきますね。
そうですね。
お話を伺っていまして、われわれも福島に思いを寄せながら、しっかりと伝え続けていく、その使命感を改めて強く感じました。
次は、被災地で暮らす子どもたちについてです。
東日本大震災の発生から4年になるのを前に、NHKが被災地の小中学校500校余りにアンケートを行ったところ、子どもの体力や学力が震災前に比べて低下しているなど、発達に変化を感じている学校が3割を占めることが分かりました。
津波で大きな被害を受けた宮城県女川町にある、女川小学校です。
今も子どもたちの4割が仮設住宅で暮らし、多くはスクールバスで通っています。
町では土地のかさ上げ工事が行われていて、トラックや重機が行き交い、子どもたちの遊ぶ場所は限られています。
校長も子どもたちの変化を感じています。
被災地で懸念される子どもたちの体力や学力の低下。
NHKは、岩手、宮城、福島の沿岸部にある公立の小中学校にアンケートを行い、500校余りから回答を得ました。
その結果、子どもたちの発達に変化が見られると答えた学校は31%でした。
変化の内容としては、体力の低下が最も多く77%、学力の低下が36%、太り過ぎや痩せ過ぎが35%などでした。
子どもたちの体力低下を食い止めようと、女川小学校では大学やボランティアなどと協力して、毎週、放課後に運動教室を開いています。
また、子どもたちに歩数計を配って、意識的に歩いてもらおうと工夫しています。
さらにNPOと連携し、補修も始めました。
仮設住宅で暮らし、落ち着いて勉強できる環境にないという子どもなどを対象に、一人一人の理解度に合わせた指導を行っています。
鳥取市などが運営する団体が、市からの補助金を受けて企画した婚活イベントが中止されることになりました。
男性の参加者を公務員限定としたことに対し、公平性に欠けるといった批判が相次いだためです。
鳥取市は人口減少対策として、年間500万円の補助金を出して婚活イベントを開いていて、鳥取市と民間企業などが共同運営する、婚活サポートセンターが、年に複数回、企画しています。
鳥取市によりますと、8回目となる今月13日の催しで、男性の参加者を公務員限定としたところ、市民などから職業を限定するのは公平性に欠けるといった批判がおよそ30件寄せられたということです。
今回の催しには、男女30人ずつが参加する予定で、男性の公務員には鳥取市の職員も含まれていました。
また女性の応募は、これまでで最も多い79人に上り、抽せんが行われる人気でしたが、批判を受けて鳥取市はきのう、中止を決めました。
鳥取市は女性から公務員の男性との出会いを求める声が多かったため、企画したが、適切ではなかったと判断したとしています。
さて、将棋のプロ棋士は1年に原則4人しかなれません。
目指す若者のうち、8割は夢をかなえられない狭き門です。
その夢に、29歳で再びチャレンジしている男性がいます。
そのきっかけは、男性が強いられたもう一つの闘いでした。
将棋教室で子どもに教えるこの男性。
今、プロを目指す闘いに挑んでいるアマチュア棋士の天野貴元さんです。
天野さんには、もう一つ闘いがあります。
それはがんとの闘いです。
6歳で将棋を始め、天才少年と呼ばれた天野さん。
小学校5年生のときには、プロの養成機関、新進棋士奨励会に合格しました。
そして16歳の若さで、プロまであと一歩の三段に昇段。
しかし、それから10年、プロとなる四段にはなれませんでした。
夢を諦め、就職したやさき、進行した舌がんが見つかりました。
舌の大半を取り除く大手術。
厳しいがんとの闘いの中で、よみがえったのは、将棋への強い思いでした。
去年5月、天野さんは肺にもがん細胞が見つかり、治療を続けています。
それでも再びプロを目指すことを決意したのです。
今、天野さんは、プロに挑む資格を得るために戦っています。
必要なのは二段の棋士と8戦し、6勝すること。
3敗した時点で不合格です。
天野さんはここまで2勝2敗。
もう後はありません。
次の対局を控えた今月1日。
天野さんはアマチュアの強豪が集まる大会に参加しました。
1日に4局もの対局をこなすこの大会に挑むことで、プロへの道を闘い抜く体力に自信を持ちたかったのです。
決勝戦並びに3位決定戦を行います。
7時間以上に及んだ戦い。
天野さんの集中力は、最後まで切れませんでした。
優勝は天野貴元さんでした。
どうぞ温かい拍手を。
将棋への思いが伝わってきますね。
プロを目指す天野さんの次の対局はあすです。
力を出し切ってほしいですね。
そうですね。
スポーツ、西堀アナウンサーです。
おはようございます。
きょうはゴルフですね。
国内女子ツアーがきょう、開幕します。
注目がこちら、22歳の香妻琴乃選手。
去年届かなかった優勝へ意気込んでいます。
プロに本格的に参戦して、4年目を迎える香妻選手。
昨シーズン、賞金ランキングを一気に19位へと上げ、飛躍を遂げました。
香妻選手は3歳からゴルフを始め、アマチュアで活躍して頭角を現し、高校1年生からプロの大会にも出場して、注目を集めてきました。
持ち味は精度の高いショット。
正確にピンを狙います。
さらに、昨シーズンはパットも向上し、1ホール当たりの平均パット数は1.8を切り、全選手中で最少をマークしました。
しかし、優勝争いに絡みながらも、頂点にはあと一歩届きませんでした。
勝負どころで、思い切って攻めきれなかったのです。
勝つために何が必要なのか。
このオフに磨きをかけたのがアプローチです。
アプローチに自信が持てれば、たとえショットにミスが出てもリカバーでき、スコアを崩さないと考えたのです。
開幕直前の練習でも、より実戦をイメージして、転がり具合や感触を入念に確認しました。
初めてシード権を獲得して臨む今シーズン。
悲願の初優勝へ、22歳のニューヒロインに迷いはありません。
今シーズン、プレッシャーもあるかもしれませんが、頑張ってほしいですね。
そうですね。
大会では気分を盛り上げるため、いつも明るい色のウエアを選んでいます。
好きな色だというピンクが、どこかに使われているということで。
そうなんですね。
ウエアにも注目ですね。
そうですね、香妻選手を、はじめ女子のトップ選手が出場する国内女子ツアーはきょう、開幕します。
ここまでスポーツでした。
だいぶ遠くから走り込んできました。
けさの知りたい!糸井アナウンサーです。
スタジオ広いんで。
おはようございます。
来週いよいよ北陸新幹線開業ということで、今、こんなスタンプラリーがね、行われているんです。
東京にある北陸など5つの県のアンテナショップ、特産品など売ったりする店ですね。
そこを巡ってスタンプを集めますと、抽せんで3万円分の宿泊券などが当たるという。
そうですか、北陸への興味、ますます増えそうですね。
盛り上がりに拍車をかけそうですが、というわけで、けさのテーマは新幹線じゃなくて、このスタンプラリーのほうなんですね。
というのも調べてみますと、今、全国各地でさまざまな趣向を凝らしたスタンプラリーが行われているということで、まずこんな所です。
柵に囲まれた立派な施設なんですが、東京・港区にある15の大使館などを巡るというスタンプラリー。
港区の公共施設などに、こういうパスポート型の台紙がありまして、これを手に入れれば参加できると、無料で。
行ってまいりました。
どうせならあまりなじみのない国のほうがおもしろいかなということで。
ブルキナファソ?
ここにあります。
ブルキナファソ大使館。
大使夫人でもある、広報担当のアミナトゥ・ウビダさん、迎えてくださいました。
楽しめるのはね、スタンプ集めることだけじゃないんです。
その国の文化を体感できる企画っていうのがね、あるんですね。
どんな文化が?
ブルキナファソの場合、毎週金曜日、まさにきょうなんですけど、聴こえてきました、この伝統楽器のバラフォンというもの。
なんか木琴みたいな音ですよね。
そうそう、結構響きますよね、ちっちゃい楽器なんですけど。
下を見せてもらったら、ひょうたんが入ってるんですね、これでよく響くと、こういう楽器の体験ですとか、あと希望すれば、伝統衣装の試着もさせていただけると。
これ、割としっかりした生地なんですけれども、着ると軽いなって思いましたね。
ちょうど取材中に、女子高校生2人組が行ってるんで、ここで6か所目ですと、6か国目ですと、留学先を探す参考にもなりますと、2人、うれしそうでした。
一方でウビダさんは、その国の文化を知ることが、お互いを理解することにつながりますよねというふうに話してらっしゃいました。
確かに、都内のいろいろ近い場所で、いろんな国を旅行したような気分にもなれるかもしれないですよね。
本当にそうですね。
実はこのスタンプラリー、実はきょうまでなんですけど、台紙がほとんど残ってないということで、首都ならではの観光資源ということになりますね。
一方で地方はといいますと、小さな町でもこんなスタンプラリーがあります。
熊本県の南関町、人口1万ほどなんですが、地元の商店などで作る団体が町おこしにと始めたのが、これ、町内にある神社18か所を巡るというスタンプラリー、下にはんこを押すんですね。
押してある。
全部回ると、地元産のお米などがもらえるんですけども、このスタンプラリー、名前がおもしろい。
その名も、そののぼり、難関突破。
なんで?っていいいますと、町の名前が南関町ですね、ということと、18か所の神社を突破しようということで、入学試験ですとか、就職試験など、難関に挑む人たちに挑戦してもらおうと。
なんか刺さってる。
突破感がありますけどね。
ことしすべて回った方、すでに町の内外でおよそ50人ということで、中には受験を控えた孫のためにというおばあさんもいらっしゃったそうですよ。
温かい気持ちになりますね。
本当に。
さらに県全体がスタンプラリーの舞台という場所もあります。
長野県。
大きいよ、長野。
どこを回るのかと言いますと、74あるという酒蔵。
やってまいりました、酒蔵でございます。
実は長野県、全国で酒蔵が2番目に多い県。
それを広く知ってもらおうということなんですね。
取材しました飯山市にある明治2年創業という酒蔵。
お酒を搾る様子を見たり、作業を見たり、出来たての日本酒を試飲したりできます。
いいですねぇ。
1000円以上のお酒を買うと、スタンプがもらえる、これ、その台紙なんですが、74すべて回りますと、これをプレゼント、大吟醸18本、7万円相当。
すごい。
すごいですね。
でも74か所でしょう?これ、全部持ってきた人いるんですか?
あの広い県をね。
いらっしゃるんです、しかも27人も。
そのうちの1人に会いました。
日本酒好き、まあ、そうですよね、石野田真里さん、ファッションデザイナーの方です。
足かけ2年で達成と。
交通費、宿代など、50万円かかったということなんですけれども、それでも現地の人たちとの交流が楽しかったですと、今でもふるさとに帰る感覚で訪れていますということです。
スタンプラリー、回ること自体、楽しいかもしれませんが、地域が好きになるきっかけになりますよね。
本当にそうですよね。
スタンプラリーっていうと、自分で言うのも何なんですけどね、鉄道愛好家の人とか、一部の人の楽しみっていうイメージがあったかもしれないですけども、でも今や、地域をPRする貴重な手段の一つになっているんだなって、分かります?けさの知りたい!でした。
では、続いて気象情報です。
東京・渋谷、けさはどんな様子でしょうか。
渡辺さん。
けさは空一面、雲に覆われているんです。
春の力強い日ざしは届いていません。
とっても空気がひんやりとしていて寒いです。
きょう、寒くなる所多いですからね、あったかい格好が必要です。
そして、お天気もすっきりしません。
傘の出番の所もあります。
沖縄から関東地方にかけて雲が広がって雨の降る所もありそうなんです。
では、予報から見ていきましょう。
北日本中心に晴れますが、全国的に雲が多めの天気になりそうです。
札幌は昼過ぎににわか雪があるでしょう。
九州や沖縄では傘マークがついていますね。
では時巻ごとに詳しく見ていきましょう。
九州の太平洋側や沖縄はこのあと日中も雨が降ったりやんだり、沖縄では雨足、強まることもありそうです。
午後もその沖縄と西日本、東日本では雲が多く、すっきりしません。
さらに今夜は東海や関東地方の太平洋側沿岸部でも、雨の降りだす所がありそうです。
折り畳みの傘があると安心です。
甲信地方は雪の予想ですが、降る量は少ないでしょう。
続いて日中の気温です。
太平洋側はきのうよりも低く、関東から九州、10度から12度くらいで、少し寒く感じると思います。
北陸、東北は7度前後、北海道は3度ぐらいになりそうです。
きょうは二十四節気の啓ちつです。
気温がだんだん上がってきて、冬ごもりしていた虫たちも穴から出るころという意味なんですが、きょうはちょっと空気、ひんやり、日ざしも少ないですからね、出るのをためらってしまいそうですね。
さあそして、来週火曜日以降はまた冬の寒さが戻ってきます。
体調管理、気をつけましょう。
ではあす以降の天気です。
2015/03/06(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

中国の全人代で経済成長率の目標を去年より引き下げる方針が示されました。日本にはどのような影響があるのか、現地からの中継でお伝えします。

詳細情報
番組内容
▼中国の全人代で経済成長率の目標を去年より引き下げる方針が示されました。日本にはどのような影響があるのか、現地からの中継でお伝えします。▼東日本大震災から4年。被災地の小中学生の学力や体力に出ている影響をNHKが行ったアンケート調査をもとにお伝えします。▼いまも避難生活を余儀なくされている福島の被災者の思い、そして福島の人の心に寄り添おうとする女優・吉永小百合さんの活動をお伝えします。
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭

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ニュース/報道 – 定時・総合
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