今や世界的アスリート
華麗な投球の裏にある
そこには単なる努力ではない衝撃の生きざまがあった
今回ご紹介するのは…もうおわかりですよね?KENTA君も来てることやし今日ご紹介するのは…もうねピッチングもすごいんですけどこの顔ですよそれこそ野球をしてなくても立派に活躍されてただろうに野球でまたスターになるっていうのがねミキティ北海道ですもんね日ハムは?私北海道なんですけど14年前ぐらいに出てきちゃったまだ本拠地移す前や今は日ハムファンなんですか?はい野球ファンその辺うるさいんですよね松井選手が移籍してからずっと追っかけてってその後は誰をずっと追っかけてるかといえばダルビッシュマジすか?ふだんも忙しいのにその合間を縫ってもうダルビッシュ投手の登板の日ワクワクしますもんそんな彼が今までどんな軌跡をたどってきたかまずはこちらをご覧ください
今やメジャーを代表する投手
今から13年前の当時中学3年生
卒業後は…
1年目から勝利を重ね…
さらにWBCでは抑え投手を任され…
見事
そして
そんなダルビッシュ選手は28歳にして…
そこには知られざる彼の生きざまが隠されていたのです
では彼が若くして成功したポイントを今回3つのブロックでご説明しましょうではまず最初はこちらですね
(岡田)当然メジャーリーガーは野球とみんな向き合ってますよそれが度がこえてるっていうのはね弟さんから見てていかがですか?この辺練習量とかもそうですねしかもその努力も考えられたものが多いということでまずご紹介すると科学的なトレーニングどんなふうに行うかというと自らパソコンで最新のトレーニング法それからサプリなんかもすごく研究していろいろ取り寄せてということをされている例えば例をご紹介しますとこちらでよくわかる生理学よくわかる栄養学よくわかる病理学
(岡田)うまいこと言わんでいいこういうふうに理論からきちんと入るこういうのってプロの方って自分で勉強するというよりもそういう人がついてるイメージがありますよね彼の場合には内部に自分のものがまずしっかりあった上でプロの話を聞くっていう姿勢をとりたいんじゃないですかそして実際にいろんなものを飲まれてたということで…本当にプロテインは起きたときと練習前と練習後と寝る前必ず1日4回飲む7回の食事というのも栄養学とかいろんなものをきちんと勉強してこの7回っていうのは増やしたんですよメジャーに行ったタイミングで今ふだんは3食ただ…「代謝がよすぎて食べないと体重が落ちちゃうんですよ」1回も言ったことないですね実際にどんなメニューを食べてらっしゃるかご紹介しますこれベトナム風のものですかねこれ今出てるのは…例えば上の段の真ん中は体を仕上げるときこれはごはんとささみですね
(KENTA)高たんぱく低脂肪左上とかは結構オフでゆっくりしてる感じがそんなイメージないですよね食べれるならばどんどん食べたい人なんで多く食事をとるだけではなくて夜体重が300グラム少ないと炭水化物を多くとる有酸素運動の前にはカフェインをしっかりとるとか本当にその辺り理論に基づいて自分の食生活を管理されてる
ダルビッシュはメジャーリーグで通用する体づくりに
挑んでいるときのことをこう語っている
その苦労のかいもあって…
見事な肉体改造に成功したのです
(岡田)顔の大きさ変わってへんけどユニフォームの張り具合が全然ちゃうかさすがこんなにもパワーが違うんだというのをマウンドで露骨に出したときに僕の中で印象的なのは彼はスローカーブ得意じゃないですか前の打席でスローカーブで三振をとったプリンス・フィルダーにそのスローカーブをぶったたかれて放り込まれたんですよあのときに「ウワーッ」て言ったときにこれがメジャーのパワーだよすげえよと言ってるように見えたんですあのとき悔しかったかもしれないですけど…いやうれしいんですよ結構楽しそうでしたよね自分をがっかりとか自分を喜ばせてくれるのとか基本的に好きなんでカットボールとか例えば内角左バッターに投げてえぐり込んできたのとかをいい反応してくれたら振り向いて下うれしそうな顔したりしてる楽しんでやってるイメージですねあのパワーと勝負したかったんですねそのためにはこういう自らの変化も必要であったともちろんトレーニングは食事だけではなくてウエートトレーニングも重視していて最近話題になりましたね持ち上げたりひっくり返したりするだけですごく全身運動になる独自のトレーニングだとこういうトレーニングが有は多いです物を持ち上げるとかいうよりは原始的というかぱっと見ロッキーと一緒ですねこういうこともされててあるいはほかの選手だったら鍛えないような部分を鍛えるこれ結構有名なんですけど僕の持論なんですけど野球っていうスポーツは左右のバランスが結構悪いスポーツだと思うんですよ大体サッカーだったら左右対称じゃないですか野球っていうのは変なスポーツで左バッターの場合にはそのまま1塁に走っていくのに右の場合にはいったん反対の方向向いてもう1回戻るだからピッチャーなんて本当に片方しか使わないしかもすごく硬いボール使いますからケガしろっていってるような面があると思うんです実際にこのレベルでやってらっしゃるダルビッシュさんだったらそこはすごく敏感でしょうからそこで左でピッチングをして今では…多分140近く出るんじゃないですかね
そんな左で投げる貴重映像を入手
左右を見比べてみよう
まずはふだんの右投げのフォーム
196センチの身長から右腕を振り下ろす
きれいな投球フォーム
一方キャンプのウォーミングアップ中に見せた左投げの投球フォームは…
まるで利き腕で投げているかのようなしなやかなフォーム
実はこの…
別にストレートだけじゃなくていろいろカーブスライダーチェンジアップツーシームだからホントにもうやれよって思いますもんいろいろトレーニングを本当にストイックにやるダルビッシュ投手ですけれどもこんなこともありましたこれ日本語力も高い野球でどんなにうまくてもいいな〜と手をたたいて見てられるんですけど日本語の領域に入ってこられると僕のゾーンなんでちょっとカチンとくるんです僕もこれと同じようなことを言ったんで張り合っておきますけれどもこのダル投手の言葉と並んでツイッターとかに出てたときは名言多いですからそういうところに人間味感じられるからうれしいわ僕もアインシュタイン使いまくりですね野球から離れたいけど違うところでヒントもらいたい全部吸収したいんですよ自分が興味ある本を読むことが一番いいとは思うんですよでも関係ないじゃないと思われる経営学の本を読むとしても…それわかる気がしますね彼のストイックな面というのはホントすごいんですけれどもそこにかかわる言葉がありますご紹介しますと…プロとしての責任もあるんですがそれだけではなくて彼はあるときにTBSで毎年年末にやる球団から自由契約を通告されてでもその中でトライアウトを目指して本当に枠が狭くて数人がもう1回チャンスがもらえるそういう番組をご覧になったときに野球をやりたいんだけれどもできない人たちの姿を見たそのことによってこんな素敵な舞台を用意してもらって野球ができる自分はしっかりやらなかったらそういう人たちに対しても申し訳ない例えば漫才の大きな大会があってそこで賞をとった方言いましたあれと近い感じそれはМ−1チャンピオンとったときの相方の名言やそれよう知ってるねそれホントにめっちゃいいこと言ってるこんな形でご紹介してまいりましたが2つ目がこちらです一体どんな内容なのか実は非常に熱い男である
(KENTA)そんなイメージないでしょうね多分僕はねお言葉返すようですけど何回も何回も巻き戻して見てますから細かく出しますよ話すときにすごくシャイな感じで照れた感じでここの辺りの毛を触りながら僕もあれまねしたんですけど気持ち悪いからやめろとこの熱い男といえばあのエピソードが一番わかりやすいですかね2009年の日本シリーズ前あるピンチが訪れましたえッどこ?お尻ですここのところの筋肉って結構太くてこっちが前ですこの辺り日常生活だけならともかくも右投手ですよこう出てここですよこれ僕の投げるフォームいった方がいいですか?これマイクが吹っ飛びそうなのでやめときますどんだけ本気でやるんですか
(KENTA)どんだけ好きなんですか日本シリーズが近づいても全然よくならないそんな時期にある出来事がダルビッシュを奮い立たせることになりますこれはクライマックスシリーズの楽天戦のときです一体誰がこの澄んだ瞳に飛び込んできたんでしょうね?珍しくまっすぐずっと見てますね先発投手ですから普通だったら中6日ですね短期決戦があると多少間隔詰まりますけど先発してそして1日しか休養とらないでマウンド上がってきたはっきり言って岩隈投手はそれまで故障が多かったりとかあるいは割合ドライなタイプだと思われていてそれなのに中1日でマウンドに上がってきたこれはなぜかといったらチームの勝利のためにエースの俺がいかなくて誰が投げるんだっていうのを目の前に見せつけられたんですこれを見たダルビッシュ選手は首脳陣に自分も投げさせてくださいと直訴して下半身が十分に使えない状況で一体どんなふうに投げたのか
巨人対日本ハムとの日本シリーズ第2戦
この試合左でん部痛を押して先発のマウンドに上がったダルビッシュ選手
まずは…
下半身を使って体が十分に沈み
鋭い腕の振りを生み出しています
空振りを奪ったもののその姿は
本来のフォームとはほど遠く
ケガをかばうように下半身を使わず投げているため
頭の位置が大きく違う
そのため球に力が乗らず
勢いのない棒球になってしまっているのです
そんなダルビッシュ選手に強力巨人打線が襲いかかり
序盤で…
この後も連打を浴び…
しかしここで気合いを入れ直したダルビッシュ選手
こん身のストレートは148キロを計測
さらに…
切れ味鋭い…
その後も痛みを押して投げ続け失点を許さず
ところが実はこのときでん部痛のみならず
なんと…
満身創痍でつかんだ執念の勝利だったのです
後にダルビッシュ投手はこの試合のことを一世一代の試合だったと語っていますこれだって選手生命に関わるような事態だったわけですからただ僕は兄の性格をわかってるんですけど自分がどんだけケガをしてても…プロですからね結果を出して初めて評価されるところがありますから今の話は僕は好きですねそれではここであまり知られてないエピソードがあるらしくてそれをスタッフが探してきましたのでご紹介したいと思います
それは…
入団1年目から発展途上国に井戸が掘れるよう
1勝ごとに10万円を寄付する…
そのほかにも…
社会貢献活動に熱心なダルビッシュ
それが認められ
プロ野球選手の寄付活動を表彰する…
中でも世間を驚かせたのが
東日本大震災の際には被災地への義援金として
巨人が3000万円阪神が1000万円を寄付する中
個人でなんと5000万円を寄付
そして活躍の場をメジャーリーグに移しても
ボランティア活動に力を入れているのです
といった形でボランティアなんかもしっかりやってらっしゃってお父さんの影響も結構ありますねボランティアに関しては一緒にやってる…お父さんの話をここで出してしまったんですね仕方ないですね〜そちらの方にいきましょうか
(岡田)知らんかったこれを読んでて驚いたのは国際的な政治状況お父さんの人生に結構影響してますよねお父さんはすごく苦労したと思いますイラン革命が起きてアメリカとイランの関係が非常に緊張したそういう状況でアメリカの大学に通っていたのは大変でしたよね結局アメリカでいろいろやるのは難しくてそれでお母さんが日本に戻られて後を追っかけるようにして日本に来られて結局日本で結婚されたそういう環境の中で家の中で英語だったって書いてあります有もちっちゃい頃は2〜3歳かな…までは英語しかしゃべってなかったですからえーッ!小さいうちに英語がちゃんと聞き取れる耳ができてるんですメジャーにすっと行けた部分があったかなという気がするんですダルビッシュ選手が小学生のときには意外な一面があったと…
(KENTA)今もですよシャイですからね今も何も変わんないです小学校時代からたぶんこれには何か理由があるそうでして高学年になるにつれて「外国人の子」と言われたあるいは…そういう時代か…今は…今でも日本社会の差別ってなかなか執念深いところがあってそんな彼を救ったのが実はお父さんだったどういうふうに救ったかといいますと…自分のお子さんに対していろいろ言う子たちもいるからうちへおいでよと自宅に招いてダルビッシュ選手を囲んでみんなで仲よくするそういう状況をちゃんと整えてあげた積極的なお父さんやないろいろ行動力があるというか行動力がね〜やっぱりつくづく思うことですけど子どもは親ですよホントに親の姿見て原型部分できちゃいますから
(岡田)できますね中学生になるとまた別の問題が起きます大体父親と息子っていうのは親子の中では難しいんですよこれ僕何回も言ってることですけど生物学的に見て…4組ありますけどここはとにかく戦いになりますからねここは疑似的な恋人関係ですからでもお母さんと息子も結局何があっても私のこと好きでしょという自信がお母さんはあるかもこっちは楽なの普通にやってれば男の子は全員マザコンですからここは反抗期はどっちか死ぬんじゃないかってぐらいやりますけどそれ乗り越えるとホントに仲よくなるんですよく買い物行ってんの見るわオカンと娘とかなここ難しいんですよ
(岡田)確かにね息子にしてみれば…もともと難しい上にダルビッシュ選手の場合自分が他人に言われる原因を作ったのがこっちですから何でお父さんはイラン人なんだと言ったと書いてあるんですえーッそういうときもあるんですねしかしその状況を救ってくれた人それではこちらをご覧ください
それは…
中学時代の恩師…
彼はある驚きの方法で…
その方法はこちらです親子の難しさというものを…こういうふうにお父さんが一生懸命頑張って仲間たちに教えてる姿をダルビッシュ選手自身に見せたいそういう父親の姿を見せればダルビッシュ選手の思いも変わるんではないかと山田監督は考えられたようですしかしこのときダルビッシュ選手は山田監督にこんなことを言ってる
(藤本)そうなると思いますよ大反対監督の作戦は大失敗に終わったかどうかというところなんですが監督はどういう行動に出たか?
(藤本)わかりました…思い切りいいですね相変わらずミキティの答えワイルド!今はめっちゃくちゃ丸いです今は優しい…このときは鬼の監督でしたそのときに山田監督はどう言ったかというと…
(藤本・岡田)カッコイイいい指導者は言葉の力があるんですよそれでも怒りが監督収まらなかった最後にこんなふうにおっしゃったんですさあどうなったんでしょうねこの後これについては特別なVTRを用意しましたどうぞ
すると…
もう一度…
すると…
こうしてダルビッシュ選手は…
今日はここまで…
(岡田)興味深いダルビッシュ選手の人間性を中心に…ここまでは前半戦でしてないでしょもう終わりでしょエンディングちゃうの?でもこれ聞いた上で見たいですよ特に我々野球ファン以外の視聴者層の…どうぞどうぞ人間性わかった上でねメジャーで数々のすばらしいピッチングしていますがその中でもベストという試合を用意していただきましたそれではどうぞ
メジャー2年目の…
この日は初回から奪三振ショーを展開
4回には2三振を奪うと
さらに…
この日最速の…
そして
それは…
1人も走者を出さない…
しかし快挙達成にファンの期待も膨らみ始めた…
一瞬ヒヤリとしますが…
この後も三振を奪い続け…
そして1人のランナーも出さぬままついに…
いよいよ…
無情にもダルビッシュ選手の…
しかし圧巻の投球内容に
観客はスタンディングオベーションでダルビッシュ選手の投球をたたえました
確かにパーフェクトゲームをやろうがぎりぎり勝とうが1勝は1勝3勝5勝になるわけじゃないこうおっしゃってますが…熱い男やもんね弟さんからたぶんこんなこと言ったんじゃないかっていう…たぶんこう言ってますよ
そんな熱い男…
僕の…ダルビッシュウォッチャーとしては日本の中でトップクラスの一人だと思うんですよストレートが入るときは本当に大丈夫だしフォアボールなんかでガタガタとして…修正できるときもあるんですが投球数が増えてしまってモタモタするときはよくない器用だから修正できていいピッチングに持ってくこともできるんですが逆にねそれを僕は…ダルビッシュ投手を見てていつも思うことはこういう言葉が頭に浮かぶんですよ主語って何を持ってきてもいいんですよ例えば「机は」でも「鉛筆は」でもいいですでも「机は」ときた瞬間に「おいしい」にはつながらない野球でいうとピッチャーがまず投げなかったら始まらないバッターはピッチャーの投げた球に応じたバッティングしかできないんですところが…だからもっと俺はこうだっていうものをガーンと…でもやっぱりまだ途上ですよだからまだまだ…ちなみに……というのはペルシャ語で鉄鉢を持っていろんな所からいろんな物をもらいながら修行するお坊さんという意味なんですかまさに今メジャーで一歩一歩階段を上がってるダルビッシュ選手というのはすばらしい今後もダルビッシュウォッチャーとして1試合1球も逃さず見ていくんでますますすばらしい不動のピッチングを見せてくれることを期待しておりますその状況でアメリカに行くしかし…
ダルビッシュの魅力を体感できる…
2015/03/06(金) 00:59〜01:44
MBS毎日放送
林先生の痛快!生きざま大辞典[字]【☆日本を代表するエース ダルビッシュ有☆】
なぜ若くして成功できたのか?若くても成功できる力とは?28歳までの生きざまから「世界で勝負する人間」の成功術を分析する!そこには誰にでも為になるポイントが!
詳細情報
お知らせ
この番組は2015年2月17日に関東地方で放送されたものです。
番組内容
人々の心に名を刻む「偉人」たち。華やかなエピソードだけではない彼らの人生。
時に無様に…、時にもがき苦しみ…、それでも諦めなかったからこそ成功を掴んだのです。
そんな「生きざま」を持つ人物たちを林先生が徹底的に分析。独自の視点と選び抜いた言葉で、分かりやすく解説します!
出演者
【MC】林修先生
【ゲスト】岡田圭右(ますだおかだ)、KENTA(ダルビッシュ有の弟)、藤本美貴 ※50音順
【進行】吉田明世(TBSアナウンサー)
制作
◇番組HP
http://www.tbs.co.jp/program/ikizamadaijiten.html
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – その他
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:1974(0x07B6)