会社設立からもうすぐ1年とお金の話

最近ちょっと大規模な案件が決まって胸を撫で下ろしている齊藤です。 気づけばもう3月上旬も終わり。株式会社参謀本部は4月1日に登記したので、もうすぐ会社設立から1周年という事になります。

スタートアップベンチャーの約半数が1年以内に潰れると言われているので、何とかその中に入らずにすみました。キャッシュフローもけっこう安定してきた感じ。

ヤバい時は本当にヤバかった。働いてくれている皆さんの人件費を捻出するために、じゃんぱらで自慢のカメラやレンズを売り払って、そのお金(30万前後)を会社の口座に入金したりしていました。

あと、売掛金未回収が発生して別な会社からお金を借りたりしました(会社間取引ですが、連帯保証人は私個人です)。私の報酬も、まず皆さんへの人件費を払ってから、その残金が残っていたら一部受け取るという形を取っていました。だから私の昨年の年収はフリーランスだった時代よりずっと低いです。40%くらい低い。

大阪へ行ったのも、齊藤ハウスを改造したのも、「会社のカネを勝手に使い込んでいる」という嫌疑を掛けられましたが、全部私費です。だからいま自分のクレジットカードは全て限度額ギリギリまでショッピング枠を使っていて、それを毎月リボ払いしている感じです。

クレジットカードと消費者金融と会社間で借金したのを合わせると、合計約500万円以上の借金があります。多重債務者ってやつですね。でも毎月返済していけるだけの収入はあるので、長丁場になりますが少しずつ返していこうと思います。

妻と離婚したのも、お金の問題も大きな理由の1つです。私にはほぼ専業主婦を養っていくにはキツすぎます。なかなか翻訳の仕事が来なくても、せめて何かパートでも働いてくれていたら、私も離婚じゃない選択肢があったかもしれない。

幸い、売掛金未回収だった会社も資金調達に成功したそうなので、毎月の返済(売掛金は560万)を約束してくれました。資金の目処がつくまで私は毎日のようにその会社に電話を掛けて、「いつになったら債務を返してくれるのか」と迫ったりしていました。売掛金の取り立てって、何か自分が借金取りの鬼になったようで、かなりダークで嫌な仕事です。本当はやりたくなかった。その仕事がもう少しで何とかなりそうです。

昨年の出来事をきっかけに人材は減りましたが、開発の主力メンバーはきちんと残っているので、案件を回していけています。受託開発案件といっても普通のWerbサイト制作よりはWebシステム開発の方に比重を置いています。ノマトピア構想ももうすぐプロトタイプを出しますので楽しみにお待ちください。以下、以前ベンチャーキャピタル用につくった事業計画の説明スライドです。

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私も毎日はてブばかりやっているのではないんですよ(誤解なきように)。仕事しなら、その合間やっています。3月は決算期に加えて裁判もあるので、そちらも準備しないとですね。

経営者って孤独です。その温度差の違いが元妻との離婚の原因の1つにもなりました。でも、勤務地や勤務時間に囚われず、好きなときに働ける会社をつくりたいという自分の理想は何とか維持できているかなと思っています。そして受託案件だけではなく、非正規雇用者など日陰にいる人を救うノマトピアプロジェクトを完成させようと思います。

あとは理想の女性を見つけないとですね。私は↓のような女性がタイプです。

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夢へ向けて頑張ります。

貧乏社長より。