席あまり、TVも見放す 寄せ集め「侍ジャパン」のドッチラケ
今月10日、11日に東京ドームで行われる侍ジャパンの強化試合(対欧州代表)はドッチラケになりそうだ。
通常、野球やサッカーの「代表戦」は注目度が高まるもの。それが今回の試合は、ユニホーム付きの限定席を除くほぼ全券種で売れ残り(6日時点)がある。そもそも欧州は野球のレベルが高くない。4日には「欧州代表の投打の主軸」といわれたソフトバンクのバンデンハーク(29)と元楽天のA・ジョーンズ(37)の欠場も発表された。
これには10日の試合を地上波で放送する予定のTBS関係者も真っ青になった。「ゴールデンタイムで放送した昨年の日米野球ですら地上波の視聴率は全6試合で1ケタ台(平均視聴率6.2%)でしたから。今回は社内でも『日本は相手が弱くて大勝するだろうが、視聴率は深夜の通販番組並みの1〜2%という歴史的な低調に終わるんじゃないか』という声まで出ています」と言う。
おまけに、11日の試合は地上波で生放送予定がない(BS-TBSで放送予定)だけでなく、同日午後1時からはこの試合で投げるはずだった日本ハム・大谷翔平(20)がオープン戦(対DeNA・鎌ケ谷)に先発予定。ナイターで行われる日本代表の試合とは時間帯がずれているとはいえ、「侍ジャパン」とはカンバン倒れだ。
あるテレビ関係者が言う。
「今回は侍ジャパンの常設化に伴う弊害です。そもそも3月は日本だけでなく、メジャーも開幕直前ですし、もうひとつの野球大国であるキューバもシーズン真っただ中。日本と対戦できる相手は、セミプロの寄せ集めである欧州代表ぐらいしかいないのです。にもかかわらず、テレビ局はWBC本番の際の放映権のために、こうした魅力のない試合の放送もセットとして売りつけられている。今回、放映権を買ったTBSが1試合しか地上波で生中継しないのは、『このレベルの試合では地上波のゴールデン枠を2日連続で与えられない』という意思表示なんです。今回の2戦を最後に3月の日本代表戦はなくなる可能性が高い」
野球ファンだけじゃなく、大スポンサーのテレビ局にも見放されつつあるのが「3月の侍ジャパン」。高いカネ払ってこんな試合を見せられるファンはたまったもんじゃない。
通常、野球やサッカーの「代表戦」は注目度が高まるもの。それが今回の試合は、ユニホーム付きの限定席を除くほぼ全券種で売れ残り(6日時点)がある。そもそも欧州は野球のレベルが高くない。4日には「欧州代表の投打の主軸」といわれたソフトバンクのバンデンハーク(29)と元楽天のA・ジョーンズ(37)の欠場も発表された。
これには10日の試合を地上波で放送する予定のTBS関係者も真っ青になった。「ゴールデンタイムで放送した昨年の日米野球ですら地上波の視聴率は全6試合で1ケタ台(平均視聴率6.2%)でしたから。今回は社内でも『日本は相手が弱くて大勝するだろうが、視聴率は深夜の通販番組並みの1〜2%という歴史的な低調に終わるんじゃないか』という声まで出ています」と言う。
おまけに、11日の試合は地上波で生放送予定がない(BS-TBSで放送予定)だけでなく、同日午後1時からはこの試合で投げるはずだった日本ハム・大谷翔平(20)がオープン戦(対DeNA・鎌ケ谷)に先発予定。ナイターで行われる日本代表の試合とは時間帯がずれているとはいえ、「侍ジャパン」とはカンバン倒れだ。
あるテレビ関係者が言う。
「今回は侍ジャパンの常設化に伴う弊害です。そもそも3月は日本だけでなく、メジャーも開幕直前ですし、もうひとつの野球大国であるキューバもシーズン真っただ中。日本と対戦できる相手は、セミプロの寄せ集めである欧州代表ぐらいしかいないのです。にもかかわらず、テレビ局はWBC本番の際の放映権のために、こうした魅力のない試合の放送もセットとして売りつけられている。今回、放映権を買ったTBSが1試合しか地上波で生中継しないのは、『このレベルの試合では地上波のゴールデン枠を2日連続で与えられない』という意思表示なんです。今回の2戦を最後に3月の日本代表戦はなくなる可能性が高い」
野球ファンだけじゃなく、大スポンサーのテレビ局にも見放されつつあるのが「3月の侍ジャパン」。高いカネ払ってこんな試合を見せられるファンはたまったもんじゃない。