ハチ公が博士と「再会」 死後80年、東大にブロンズ像
朝日新聞デジタル 3月8日(日)18時42分配信
忠犬ハチ公が、ご主人に再会――。そんな光景をかたどったブロンズ像(高さ約1・9メートル、重さ約280キロ)がハチ公の死後80年となる8日、東京大学農学部(東京都文京区)の正門近くの敷地内に建てられた。
【写真】ハチ公が上野英三郎博士に飛びつく様子が表現されている=8日午後、東京都文京区、山口明夏撮影
飼い主の上野英三郎博士は旧東京帝大教授の農業土木学者。博士が1925年に急死した後もハチ公は約10年間、東京・渋谷駅に通って帰りを待ち続けたとされ、同駅前には1頭だけで座るハチ公像がつくられた。ハチ公を再び上野博士と一緒にさせてあげようと、東大の教員が像づくりを計画し、個人や企業から1千万円以上の寄付を集めた。
除幕式には約500人が参加し、手を伸ばす上野博士と抱きつくハチ公の姿を写真におさめた。名古屋市の飲食店経営戸谷(とや)真理さん(30)は「90年ぶりにやっと会えた。良かった」と感激していた。
朝日新聞社
最終更新:3月8日(日)18時42分
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