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「ポイント詐欺どう思う」「できればやりたくなかった」 社員らLINEに生々しいやり取り 「まいど」架空循環取引か
社員とみられる関係者2人が25年9月にラインに残したメッセージは、同社が会社ぐるみで循環取引に手を染めていたことを強くにおわせている。
A「会社粉飾&ポイント詐欺はどう思う? 会社としてやらなくちゃいけなかったのかな」
B「僕も加担してるので何とも言えませんができればやりたくなかったです」
A「金融機関に対して売上作らないと融資止まるしね。先日、C(他の社員の実名)がDさん(同)の架空売上のおかげで20億近くあがりましたので、会社としては助かってますよねと話してたよ。しかしただのポイント泥棒して商品また買うのがやばいと思うよ」
B「やりすぎですよね」
A「会社ぐるみの詐欺だよ」
こうした取引について、元検事の弁護士は「実体のない形式売買でポイントを得れば、詐欺に該当する可能性が高い」と指摘する。
産経新聞は昨年11月、運営会社に、循環取引など一連の疑惑について文書で取材を申し入れたが、代理人弁護士は「(文書の)指摘は一切当たらない」などと文書で回答していた。
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