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【中国全人代】直訴に北京に集結する陳情者に厳戒 「5千人拘束、収容所行き」情報も…警察が「北京に行ったら殺す」と脅迫

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【中国全人代】
直訴に北京に集結する陳情者に厳戒 「5千人拘束、収容所行き」情報も…警察が「北京に行ったら殺す」と脅迫

 全人代が開かれた人民大会堂に近い歩道で、警察官に連行される陳情者とみられる人たち=5日、北京(共同)

 立ち退きの賠償金トラブルをめぐり、北京から何度も送還された経験を持つ重慶市出身の男性は「1年以上前から自宅で軟禁され、4人に見張られている。糖尿病で左目がほとんど見えなくなったが、病院にも行かせてくれない」と、泣きながら訴えた。

 北京の警察当局も陳情者を取り締まる。米政府系放送局ラジオ自由アジアは、全人代開幕前日の4日の夜に陳情者が宿泊する旅館などを捜索し、約5千人の陳情者を北京郊外の収容所に送ったと伝えた。

 北京在住の人権活動家によると、4日には内モンゴル自治区フフホトで、外国人記者と接触しようとした人権活動家のハダ氏が公安当局に暴行を受け、拘束されたという。

 全国的に警戒態勢が敷かれるなか広東省では6日、無差別暴力事件が発生した。広州駅前で刃物を持った2人が市民を襲撃、当局は9人が負傷したと発表したが、12人との情報もある。犯人はいずれもウイグル族だったとされる。

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