loveletter


ボードゲームデザイナー、カナイセイジ氏がデザインした『ラブレター』というゲームがあります。
プレイヤーはお城の人間に協力してもらって姫にラブレターを届けるという設定でゲームを進めていきます。
まず全員が山から協力者カードを1枚引き、その後に順番に山からカードを1枚引いては手持ちの2枚のカードからどちらかを捨て、自分以外のプレイヤーを全員脱落させるか山が無くなった時に一番強いカードを持っていた人が勝ちとなります。
協力者カードは種類ごとに”誰かのカードを見ることが出来る”、”自分と誰かのカードを交換できる”などの効果を持っているので、その効果を上手く使って相手を脱落させる、もしくは強いカードを持つ等の事が出来ます。
元々は同人ゲームとして始まりましたが、今ではアークライトが一般販売していて国外でも販売されて高い評価を得ており、ボードゲームの賞として世界的にも有名なドイツゲーム賞で日本人初となる入賞も果たしています。

『ラブレター』に対する海外の反応です。


引用元:Love Letter




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●イギリス
Spiel'12(ドイツゲーム賞'12)で遊んで買った。
プレイで使う15枚のカード(カードの数は全部で16枚で、実際に遊ぶときはランダムに1枚抜いておく)の裏に様々な引っ掛けや逆転がある素晴らしいカードゲームだね。

●イギリス
なんて新鮮なゲームだ!
このゲームは色んな意味で上手くいくはずが無いというやり方をしてる。
カードの数は僅か16枚で、種類は8種類だ。
このゲームには即死があって、遊ぶ前にやられてしまう事だって少なくない。
それぞれに意味はあるものの、選択肢だってごく僅かだ。
それでも、自分はもう25回もプレイしていて、新人グループにこのゲームを教えることに全くうんざりしてないし、その彼らも1分以内に大喜びしてるよ。
このゲームには純粋な楽しさが詰まってる!
※バージョンについての注記
ルールと絵に関しては(英語版を販売してる) AEGよりも日本のオリジナル版の方が好きだけど他の点ではAEG版の方が好きかな。
大した問題ではないんだけど。

●アメリカ
AEG版をプレイしてみた。
2~4人でプレイする、楽しくて1プレイ時間が早い、ブラフと読みがとてつもないマイクロカードゲームだ。
ポータブルで、どんな世代のどんなスタイルのゲーマにもお勧めだね。
もう何度もプレイしてるよ。
カナイファクトリーとAEGは今回も素晴らしいゲームを作ってくれた。
(派生方である)テンペストバージョンもカナイファクトリーの限定版はそれぞれちょっとずつ違ってるけど両方楽しんでるよ。

●オーストリア
Essen 2012(ドイツゲーム賞2012)でマストのゲームだ。
遊んでてこんなに楽しいゲームは初めてだね。

●イギリス
このゲームに10点満点をつけるのはちょっと奇妙かもしれないけど、数分でプレイできること、レストランやパブなどどこにでも持って行けること、楽しい決断が出来ること等々、ほぼ完璧なゲームだ。

●デンマーク
とんでもなく素晴らしいゲームだね。
カード枚数は少ないのに、かなりの戦略と読みがあって、素人にも教えやすい。
ボードゲームセッションにはいつも持って行ってるよ。

●イギリス
たった数種類のカードしか使わない素晴らしいゲームだ。
退場させて、ブラフをかけて、大いに笑える。

●ドイツ
とてつもない事をしてるゲームだね。
短時間のゲームで、素晴らしくて、簡単に時間を潰せる。
かなり幸運を必要とするゲームだけど、全然気にならない。

●タリン、エストニア
1ゲームに掛かる時間は数分間のパーフェクトなスモールゲームだ。

●イングランド、イギリス
数プレイしてみたけど、凄く楽しかった。
自分の付ける得点は家族と一緒に遊んで最初のプレイが楽しくて、またやりたいとなったら上がるんだ。
家族と地元のゲーム仲間が楽しんだら10点満点になる。
(訳注:このユーザーは10点満点を付けている)

●ヨーク、イギリス
プレイ時間は20分以内の、凄く展開が早い上手く設計されたゲームだね。
カードドローにかなり左右されて、相手の仕掛けた罠を見抜きながら素早く手札を切らなくちゃいけないけど、短いプレイ時間はそれ程問題にならない。
かなり遊んだけど(数えたら43回はプレイしてた)、15枚のカードで約3分間のプレイ時間という状況に対する挑戦にはますます感銘を受けてるよ。
素晴らしくシンプルで、常に驚きがある、とんでもなく楽しいゲームだね。

●アーリントン、テキサス州、アメリカ
自分が10点満点を付けることは滅多に無いんだけど、このミニマルな『ラブレター』というゲームは大好きで10点満点をつけない理由が見つからなかった。
シンプルで設定も簡単だから友達と一緒に楽しむことが出来るよ。
あえて不満をつけるとするなら、2人で遊ぶ場合は1プレイの時間が短すぎることかな!

●デントン、テキサス州、アメリカ
自分の持ってるフィラー(ショート)ゲームの中では余裕で1番。
このゲームはカードゲームの新人も常連も気に入ってるみたいだ。
基本的にはカウンティング(場に出てるカードから読み合いをする)なんだけど、ゲームには使わない1枚のカードが不確実性を産んでる。
これが謎と読みに驚きを作り出し、続けてプレイしたくなるんだ。
ヨーロッパのエレガントなゲームに欠伸を漏らす人達、これこそがエレガントなリトルゲームだよ。
プレイ時間が短いことで意図せず情報が漏れることもあるけど、それがゲーム自体の欠点だとは思わないな。
そこを変えようとも思わない。

●ダービー、イギリス
展開が早くて簡単にプレイできてカードの枚数が少なくて(16枚)、どこにでも持っていける素晴らしい4人用ゲームだね。
2人対戦はお勧めしないかな。
4人でプレイした方がいい。

●ホーシャム、イギリス
覚えるのが簡単でミニマルなゲームだね。
ほとんどのラウンドはかなり早く終わる。
ゲームの勝敗を決めるのは運によるところが大きいけど、鋭い読みが勝利を作ることもある。

●フェニックスビル、ペンシルバニア州、アメリカ
手軽に出来るし、しっかりした決断を要しなかったりもするけど…メチャクチャ楽しい!

●セントトーマス、オンタリオ州、カナダ
夜にはやらない方がいいけど気晴らしに完璧だし、フォーマットが小さいから旅行に持っていくのにもぴったりだね。
これはどんな人にもぴったりと合うゲームだよ。
ノンゲーマーでもやりやすいし、常連ゲーマーは『ラブレター』という名前をみてあっさり却下するかもしれないけど、一度このゲームの早さとエレガントなプレイスタイルを見れば簡単に意見を変えるはずだ。

●コネチカット州、アメリカ
始めてこのゲームをやった時は可笑しかったな。
凄く軽いゲームだけど、かなり楽しい。
娘は出鱈目なイギリス風アクセントで面白おかしくコメントしながらカードをめくってるよ。
ある種の決断は要るけど、それ程深く考え込むことも無いね。
一番面白かったのは私が伯爵夫人を捨てた時で、これで私の手札が姫だとみんなにばれてしまい、娘が兵士を捨てて、みんなが私にバイバイと言い、娘が最高のイギリス英語で”父上、あなたを殺します!”といった時だね。
(訳注:兵士のカードを捨てた時に誰かに対して持っているカードの内容を言い、合っていたらその人を脱落させることが出来る。英語版では伯爵夫人は同時に姫を持っていた場合伯爵夫人の方を捨てなくてはいけない)
私は「なにっ!」と叫んで、みんな笑い転げてた。
この10ドル足らずの出費は全く間違いじゃなかったね。

●ケンブリッジシャー、イギリス
2013年5月、何の気なしに手に取ったゲームがあっという間に大人たちの間で人気のゲームになった。
(しかも学校にも8セット持っていったらクラスでも流行った)

2013年11月、今でもたくさん遊んでる。

●フェニックス、アリゾナ州、アメリカ
お気に入りのフィラーゲームだ。
やる度に笑いまくってるよ。

●ニューヨーク州、アメリカ
今のところフィラーゲームとしてはこれが最高。
一緒にプレイした人はみんな気に入ってるよ。
このゲームをプレイするまで、たった16枚のカードがここまいいゲームになるなんて信じられなかった。
余裕で今年No.1のゲームだ。

●オランダ
このゲームが好きだ。
2セットで8人で遊ぶのがいいね。
展開は遅くなるけど楽しいよ。
リテーマ(システムは同じで別テーマのセットを作ること)を作って遊んでるけど、これも素晴らしく良かった。

●シェフィールド、イギリス
これ程繰り返し遊んだゲームは他にないな。
ランダムなんだけど驚くほど考えがいるゲームだ。
絵は日本バージョンの方がいいね。

●ケイティ、テキサス州、アメリカ
16枚の完璧なゲームだ!
我々のお気に入りだし、展開も早い。
どこにでも持っていけるし、2~3人、4人で遊ぶのが最適だね。
ファンタスティックなゲームだよ!

●ユタ州、アメリカ
クイック&シンプル。
2人で遊んでるけど、もっと多人数の方が楽しいかな。
このゲームでもう1つ好きなところは自分でリテーマを作った事。

●ロックハンプトン、クイーンズランド州、オーストラリア
ブリリアント、しかも16枚しかカードがないんだし、これは買いだ。

●オンタリオ州、カナダ
『ラブレター』は凄く小さな、展開の早い2~4人用のゲームだね。
このゲームはプレイヤーの数によって、回転の早さが変わってくる。
始める前にカード1枚だけ、みんなに中を見せずに外しておくんだ。
それからそれぞれ1枚ずつカードを取る。
全員がカードを取り終わったら、順に2枚目をめくっていく。
それぞれのカードには特殊アビリティと数が振られている。
自分以外の全員を脱落させるか、全てのカードをめくり終った時に数字の高いカードを持っていた人が勝ちだ。
『ラブレター』は少ないカードの中にたくさんの戦略と多様性が詰まっている。
際限なく遊べるし、形態性にも優れてるね。
信じられない位いいデザインだ。

●ブカレスト、ルーマニア
単に時間潰し用にと買ったんだけど一度みんなで遊び始めたら、みんなが言う言葉は決まってこうだ。
「もう1回だけ!」
そして4時間後、我々はまだ遊んでたよ。
みんなが笑い、負けたとしても笑えるレアなゲームだね。
楽しいよ。

●アラバマ州、アメリカ
シンプルだけど他のプレイヤーの裏をかくのが楽しいゲームだね。
指名あり、マインドゲームありで15~20分で遊べるけど笑えるし読みが必要になる。
間違いなく万人受けするゲームだと思う。

●フランス
この手のゲームとしては完璧だと思う。

●カリフォルニア州、アメリカ
日本版のオリジナルの絵の方がいいな。

●シンガポール
手軽で楽しくてひっかけがあって、フィラーゲームに必要な全ての要素が詰まってるね。

●アトランタ、ジョージア州、アメリカ
このゲームは完璧、手軽で誰とでも遊べる。
毎回最高に笑えるし、伯爵夫人に恋に落ちたね。

●ノーマン、オクラホマ州、アメリカ
ミニマリズムとしてほぼ完璧でエレガントでシンプルなフィラーゲームだ。




シンプルな中にも戦略があり、運も必要となるために気軽に遊べると好評なようです。
カードの枚数が少ないのでリテーマで自分なりのゲームを作っているファンも多く、海外では今年に公式バリエーションとしてバットマン版、ホビットの冒険版も市販される模様。

おまけ:ファンが作ったリテーマ版

アドベンチャータイム
loveletter_at

不思議の国のアリス
loveletter_aw

スターウォーズ
loveletter_sw


おまけ2:英語版はこんな絵柄(日本版と同じ絵を使った英語版もあります)
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ラブレター
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