木曜ドラマ『五つ星ツーリスト・第9話』セレブ女社長の京都おばんざいツアー 2015.03.05


(テレビ:)
(江利奈)全ての女性には美しくなる権利がある。
芹沢ビューティーカンパニー。
(佐竹)綺麗な人だなぁ〜。
(紗枝)佐竹君知らないの?芹沢江利奈。
男ですから。
いやそういう問題じゃなくて。
彼女はうちの大口顧客。
ねぇ〜。
そうなんですか?しかも高級化粧品会社社長の一人娘。
両親が亡くなったあと二十代で会社を継ぐと香水からエステ美容整形外科まで扱う一大企業にまで成長させたスーパー女社長よ。
すごい人なんですね。
(テレビ:アナウンサー)芹沢さんずばり芹沢ビューティーカンパニーの企業理念とはなんでしょうか?はい世の女性全てが美しくなる手助けをすることです。
と言いますと?
(江利奈)美しくありたいという心が女性を強くするんです。
かの楊貴妃も求めた永遠の美を全ての女性にお届けいたします。
ふぅ〜ん。
いた!痛い痛い!うおお〜!すいません!
(宮田)お仕事中にテレビジョンなんざ大層なご身分でございますねぇ佐竹様。
えいやあの…アッ!あのうちの大口顧客さんの情報収集をしようと思いまして…。
ああ〜!勉強してたんかいな!よし!ほなさっそくその勉強の成果見せてもらおか。
佐竹来い。
来た!もしこのツアー成功したらな大口のツアコンを回してあげよかな〜って思ってたんや…。
あありがとうございます!一生懸命頑張らさせていただきます!あっそう。
ほな頼むわ。
はい!芹沢ビューティーカンパニー社長…。
ヤバイわよ〜佐竹く〜ん。
何がですか?芹沢江利奈様ってうちの大口顧客である以上に大大大トラベルクレーマーだっていう噂よ。
大大大トラベルクレーマー!?もし機嫌そこねたら確実に…クビね。
そそんな…。
今日のキャラメル・マキアートは何だか特別美味しいなぁ〜。
どこかな〜?来ないな〜。
ちょっとそこのボク。
え?おおっ!気づきませんでした。
芹沢様ようこそ京都へ。
あの私サンセットツアーズの佐竹と申します。
今日からのプラン。
えっ?早く!ツアープラン見せなさい!ああ…。
行くわよ。
時間がもったいない!あっはい!あのとところでもう1人お連れの方がいらっしゃると伺ってるんですが。
(裕樹)秘書の佐野裕樹と申します。
テレビと随分違うな。
(江利奈)まだ?その先を曲がったところです。
(江利奈)あっそう。
申し訳ありません。
(江利奈)ああいいところねぇ。
ありがとうございます!ごちそうさまでした。
(女将)まだお料理が残っといやすけど…。
楽な仕事〜。
・おおきに・うおおっ!?もう食べ終わったんですか?そうよ。
次のお店案内して。
ええっ!?次とおっしゃられても本日は…。
ダメなの?もし機嫌そこねたら確実に…クビねお願いします!無理なのは重々承知しておりますがどうかどうかこのとおり!
(女将)そない急に言わはりましても…。
ちょっとまだなの?次。
へっ?冗談だろ〜!今日のキャラメル・マキアートは何だか特別美味しいなぁ〜あのクソオヤジ〜!申し訳ございませんでした。
申し訳…ああっ!目が…目が!
(女将)二度と来んといて!京香さ〜ん。
うおおっ!何ですかそれ?
(紅葉)今大人気の芹沢ビューティーカンパニーの…。
(川端)小顔矯正器だよ。
効果があるかどうか試してんだ。
いや試すって川端さんもともと顔小さいじゃないですか。
人間も小っちゃいけどね〜。
うっせえよ。
桜庭さんまで…。
(桜庭)苦しい…痛いよぉ。
京香ちゃんのためだよ!まずはな俺と桜庭さんが実験台になってだな…。
(京香)大きなお世話です。
そんな〜。
そうですよ。
大きなお世話ですよ。
京香さんは顔だけ小さくなっても意味ないんですから。
ねっ京香さん。
ひどい!佐竹〜!お前わざわざわざわざ京香ちゃんに嫌味言いに来たのかこの野郎!違います!実はこのことで相談が。
(紅葉)えっあの芹沢江利奈とおばんざい?しかもこんな沢山のお店1日で回ったのかよ!
(紅葉)それだけ食べてもあの美貌を維持できるってさすが芹沢ビューティーね。
そりゃ太りませんよ。
どの店もかぶら蒸しを一口食べただけで出て行っちゃうんですから。
おかげで4日間の予定も1日で終了。
このままじゃ僕はクビです。
クビになっちゃえやお前。
お願いします!芹沢江利奈が絶対に満足する京香さんオススメのカブキ蒸し…いやいやカブトムシ…いやいやかぶら蒸しの名店を教えて下さい。
お願いします!かぶら蒸し…。
あっそうだこれ!それは幻の京野菜シリーズのパズル。
はい!どうぞどうぞ。
あの野郎心得てるな。
(紅葉)これだけ長く付き合ってるとね。
すみません。
せっかくのお休みを無理言って。
(板前)京香さんの頼みやったら断れまへん。
失礼ですけどお客様。
差し支えなければ後学のために何がお気に召さなかったのか教えていただけますか?お願いいたします。
私が東京育ちだからって味の好みまで決めつけないでくれる?本来の味より醤油を濃いめにしたでしょ。
多分小さじ三分の一ほど。
行くわよ。
すんまへん。
気になさらないで下さい。
最近京都を訪れる東京の人はうちの味付けが薄すぎると言わはることがようありまして。
せやけど醤油の分量までわかるとは…。
あの方の舌は一級品です。
(江利奈)あっ!社長!
(太一)僕のアイスが…。
(太一の泣き声)泣いちゃダメ男の子でしょ!泣いちゃダメよ男の子は。
ほら。
(父親)あっすいません!
(母親)太一ちゃんと謝りなさい。
ごめんなさい。
はい。
(母親)ほんとにすみません。
さお部屋に戻るわよ。
(江利奈)ママが呼んでるよ。
(太一)ファミレスに行く。
(母親)ダメよ。
晩御飯はこの旅館で食べるって決まってるんだから。
なんでこの旅館で食べたくないの?お野菜嫌い。
どうしてお子様連れで京都に?あはい。
私も妻も京都生まれなんですが2人とも小さい頃に東京に引っ越したんです。
だから家内がこの機会に京都の料理を息子に食べさせたいって。
味覚って子供の頃に何を食べたかで決まるって言いますでしょう。
私この子に味のわかる大人に育ってほしくて。
(太一)お腹すいたハンバーグが食べたい。
(泣き声)
(百合)どうかなさいましたか?お客様。
すいません。
今日の夕食なんですが今から献立の変更とかできませんよね?
(琴子)確か京懐石料理をご希望と伺ってますが。
(父親)はい。
(百合)申し訳ありまへん。
さすがに今からの変更は…。
(太一の泣き声)おい太一。
もう泣くな。
太一。
あの女将さんさしでがましいとは思いますが私にこの方たちの夕食を任せてもらえませんでしょうか?え?私からもお願いします。

(江利奈)どうぞ。
あっうさぎだ。
どう?なんか不思議な味がする。
うん美味い!ほんと優しいお味がする。
太一この味ちゃんと覚えておいてね。
(母親)本当にありがとうございました。
いいえ。
京都の味付けをほんによう再現されてますわ。
見事としか言いようがおへん。
芹沢様は京都になんぞ御縁のある方やおへんやろか。
あっ佐野様。
夕食後お時間いただけますか?えっ?お話とは何でしょうか?芹沢様にとってかぶら蒸しは何か特別な思い出があるんじゃないでしょうか?その理由が分からないと芹沢様に満足して頂くことができません。
どうかお聞かせ頂きたいんですが。
社長はお母様を探しているんです。
お母様?社長は幼い頃この京都で育ち5歳の時芹沢家の養子になったんです。
幼い頃の事だったんで母親の顔も名前も社長は覚えていませんでした。
でも3ヶ月前ようやく須崎美也子という名前だけは判明したんですが居場所までは…。
社長はわずかに残った母の味の記憶だけを頼りにお母様を探すことにしたんです。
それがかぶら蒸しの味ですか?
(裕樹)はい子供ながらに母親が料理人だった記憶はあったようです。
それとお母様が包丁で作ってくれたカブのウサギ。
それだけが社長の頼りなんです。
かぶら蒸しを一口食べただけでその店を出てしまうのは一つでも多くの店を回って母の味を探したい一心からなんです。
でもなぜ今になってお母さんを探しに?それは僕にもわかんないんです。
社長の心の中で何か変化があったのかもしれません。
お願いです高瀬さん。
社長の力になって頂けませんか?承知しましたできる限りの事はさせて頂きます。
ありがとうございます。
あっそれとこれはお約束頂きたいんですがこの話はくれぐれもご内密にお願いします。
社長が本当のセレブでないと世間に知れたら弊社のイメージはがた落ちになります。
ご心配なくお客様の秘密を守るのも私共の務めです。
どうぞ。
このウサギ何か意味でもあるんですか?それは今は言えませんすいません。
芹沢様を満足させるためにはこのウサギを出す店を探せばいいってわけですね。
探せばってこれだけでどうやって探すのよ。
いやそれは…。
それは?それは…。
アホ。
いやできる!京香ちゃんのためなら例え…。
例え何よ?えっ?たったた例えばあの〜うっウサギにカドウサギ…兎に角だあっそうそうそうあっあっね?ウサちゃん見つけたらあの一緒にディナーよろしくね京香ちゃん。
私の記憶を辿って江利奈さんが作ったかぶら蒸しの味付けに近いものを出しているお店のリストアップをしました。
犬も歩けば棒にあたる。
ワンワン。
とりあえず地区を4つに分けました。
皆で手分けしてあたりましょ。
(紅葉)佐竹…。
おおきに。
ごちそう様でした。
あっああすいませんあのこのお店この辺りにあるって聞いたんですけど。
この道を右に曲がったらあります。
ありがとうございます!・さあ?・このウサギのかぶら蒸し見たことあるか?どうだ?・ないですね・そっか〜。
すんまへんどした。
またお越しやしておくれやす。
タァ〜。
あ〜あ。
おお川端さん。
おうどうだった見つかったか?いやダメです。
こっちもだよ〜。
おお!紅葉さんどうでしたか?全然とりあえずこれ。
何ですか?佐竹様佐竹様佐竹様?全部で35,400円。
紅葉さんこれ全部食べたんですか?当たり前でしょ。
食べなきゃ分かんないじゃん。
そんなぁえっ?あ〜!ダメこれ苦手苦手!あっ苦手やめてやめ…。
あっ…。
足りない分はといちで貸しね。
えっ?おぉ…。
はい。
次次っと。
しっかりしてんな〜。
(お腹の鳴る音)ウッ!朝から何も食べてないからお腹が…。
お前情けない声出すなよ男だろ〜?お前1食2食抜いたってお前…。
(お腹の鳴る音)やっぱりガソリン入れねぇと無理だな。
おばちゃんえ〜焼き魚とぜんまい貰うよ。
(真紀子)へぇ…へぇ!あとねあの豚汁よろしく豚汁。
僕は…。
豚の生姜焼きと…。
(真紀子)へぇ。
かぶら蒸しで。
(真紀子)へぇ。
お前仕事熱心だね〜。
川端さんだって京香さんとのディナーが掛かってるんじゃないんですか?まあな。
うんじゃあ俺もかぶら蒸し追加。
(真紀子)へぇ。
お待たせしました。
はいステーキ400グラムと餃子と高野豆腐とかぶら蒸しやね。
桜庭さん!どうしてここに。
お〜これはこれはお二人さん。
さてとどれからいくかなぁ…。
(桜庭)お〜これは可愛いじゃないの〜。
よいしょっと。
(川端・佐竹)ストップ!桜庭さん!えっ?それウサギですよね?どう見ても熊には見えないでしょうね。
佐竹…。
はい。
(川端・佐竹)あった!あ〜!どういう事佐野。
えっあっ…。
芹沢様こういうお店にもすぐれた一品が隠れているのが京都という町の奥深い魅力なんです。
(江利奈)本当に私を満足させてくれるんでしょうね?もし満足できなかったら芹沢ビューティーはあなたの会社との取引は中止ね。
どうぞ。
(真紀子)あっおこしやす!お好きなとこどうぞ〜。
あっすいません日替わり定食4つで小鉢はかぶら蒸しでお願いします。
へぇ。
お客さん?芹沢ビューティーカンパニーの社長さん?いや〜テレビで見るよりお綺麗やわ。
こんな店にようこそ。
ちょっと待っとってくださいすぐ支度しますさかい。

(真紀子)お待たせしましたどうぞごゆるりと。
これ…。

(裕樹)社長…。
失礼ですがお話を聞かせて頂けませんか?ああへぇ。
あのお料理を作ったのはどなたです?うちですけど?あっこの店うちが一人でやってるんです。
お名前は?山田真紀子です。
山田真紀子…。
須崎美也子という名前に心当たりはありませんか?ええよう知ってます。
その人は今どこに?美也子さんに何ぞご用ですか?その人は30年前に別れた私の実の母親なんです!母親って…。
教えてください!その人は今どこに?美也子さんうちにこの味教えてくれはった後この店の帰り道交通事故で亡くならはったんです。
亡くなった…。
もう十年になりますやろか…。
十年…。
(真紀子)ほんまお気の毒でした。
社長さんも美也子さんのご冥福お祈りしてやってくださいね。
社長…。
ありがとう佐野。
京都に来てよかったわ。
母の味をやっと見つけることができたんだから。
あなた達もほんとにご苦労様。
佐野気持ちを切り替えて今から仕事に戻るわよ。
切符の手配よろしく。
皆さんどうぞ。
色々とありがとうございました。
これで一件ら…桜庭さん!察するに江利奈さんショックだったでしょうな〜。
こんな悲しい話はないよ。
彼女のことを想うと俺はもう…ウゥ…。
親父が泣いたって可愛くないっつうの!まっ見つかっただけでも幸運でしょ。
弱き者よ汝の名は女なり。
何言ってんの?桜庭さん。
京香さん江利奈さんのために僕たちがもう少しできることはないんでしょうか?そうだよ京香ちゃん。
このまま寂しい思いして客帰したら男が廃るぜ。
京香さんは女です。
だからそういう事言ってんじゃねんだよおめえは。
美也子さんうちにこの味教えてくれはった後この店の帰り道交通事故で亡くならはったんです社長が本当のセレブでないと世間に知れたら弊社のイメージはがた落ちになります芹沢ビューティーカンパニーの社長さん?はまった…。
京香ちゃん何か名案でも?もしもし迫田さん?
(紅葉・佐竹)迫田さん!?迫田さ…あの元デカの?
(迫田)あっ高瀬さん?今ね丁度あんたの事を思い出してたところだったんだよ。
うんあのねあの今ねあんたそっくりのぶっとい大根取れてね!ハハハ…マジで。
えっ?そんなんどうでもいい?は?本当に最終の新幹線で帰るおつもりですか?明日の三時にテレビのインタビュー受けることにしたの。
だったら帰るのは明日の朝でも…。
これ以上京都にいる必要ないでしょ。
(裕樹)少し休まれたらどうですか?取材でしたら僕が頭を下げて日程をずらしてもらいます。
仕事を甘く見ないで!わかりました。
(携帯の着信音)あっ高瀬さん今から京都駅に。
えっ?芹沢様を引き止めて欲しいんです。
(裕樹)ですが…。
一日いえ半日だけでも私達にチャンスをもう一度ください。
(裕樹)どういうことです?芹沢様がまた笑顔で京都に来られるように最高の思い出作りをさせて頂きたいんです。
わかりました。
どうかした?社長明日の昼前に京都駅発の新幹線に乗れば3時の取材には間に合います。
だから…。
行くわよ!
(裕樹)待ってください!これまで僕が社長の言うことに従ってきたのはそれが社長のためだと思ったからです。
でも今は違います!どういう事?社長にとって仕事は悲しい現実から逃げるための口実じゃないはずです。
このまま東京に戻っても仕事に支障をきたすだけです!秘書として出すぎた真似をしてるのはわかってます。
だから秘書ではなく一人の男として今回だけは僕の言うことに従って頂きます。
いいわ。
何をするのかわからないけど時間は明日の午前10時まで。
1分1秒でも過ぎることは許さない。
わかりました。
おはようさんどす。
あなたは?サンセットツアーズの沢村紅葉と申します。
高瀬は後ほど合流する予定になっておりましてそこまで私達がご案内致します。
どうぞ。

(扉の開く音)まだ支度中ですけど!
(真紀子)あなた…。
少しお話よろしいですか?へえ…。
あなたが昨日話していた須崎美也子さんの事故のことある人に調べてもらいました。
(刑事)こっち来い!
(迫田)ちょっと離せやお前!
(刑事)ずっとうるせえんだよ!お前はこれお前傷害事件だぞ!痛い痛い…あ〜痛っ。
おい!お前掃除機の迫田知らんのか?はぁ?スッポンの間違いだろ!オッサン。
フフッ…あそやあもしもしあの頼まれとった件やけどねうん…交通課の後輩に調べてもうてんけど。
10年程前にその近くで事故死した40代の女性いなかったよ。
ああ間違いないあなたは江利奈さんのお母さん須崎美也子さんなんじゃないですか?すんません仕事の邪魔です。
ここは男性のお客さんが多いと聞きました。
それなのに何故女性向けのファッション雑誌が置いてあるんですか?しかも…。
すべて江利奈さんが特集されている号ばかり。
あなたは今でも江利奈さんを大切に思っている。
江利奈さんは午前10時には出発します。
今帰してしまったらもう二度と娘さんに会うことは出来ないかもしれない…。
それでいいんですか?美也子さん。
うちに娘はいてません。
わかりました。
では江利奈さんのお母さんのお友達の山田真紀子さんにお願いしたい事があります。
この通りは牛若通りと呼ばれてるんです。
(江利奈)牛若通り?1159年平治元年後の源義経こと牛若丸はこの辺りにあった父源義朝の別邸で生まれたとされています。
(紅葉)ここが牛若丸誕生井。
生まれたばかりの牛若丸が産湯を使ったと言われている井戸なんどす。
(紅葉)こちらは源義経産湯井ノ遺址どす。
牛若丸って生まれた場所が2つもあったんですか?でも牛若丸と社長とどういう関係があるんです?ここ…覚えてる。
江利奈行こうかうんしゃ…社長。
社長?
(紅葉)こちらが光念寺どす。
ここにある腹帯地蔵は牛若丸の母常盤御前が牛若丸を出産する時に安産を祈願したと言われています。

(江利奈)これが…腹帯地蔵?私はここでお母さんと別れた…。
江利奈…さあ…。
美也子さんから娘さんのことよう聞かされてました。
当時あなたのお母さんはあなたのことほんまに大事にしてはりました。
あなたが小さい頃勤めてはった料理屋さんによう連れていかはったそうです。
ほ〜ら
(真紀子)ところがあなたが5歳のとき旦那さんが病気で亡くなりはって…。
身寄りもなくまだ若かったあなたのお母さんにとってあなたを1人で育てていくことは大変なことでした。
思いつめて2人で一緒に死のうと思ったことも一度や二度ではなかったそうです。
そんな時知り合いを通じて子どもを欲しがってる裕福なご夫婦がいると聞かされて…。
あなたを養子に出す決心をしはったそうです。
そうした方があなたが幸せになるからと…。
(真紀子)その時あなたのお母さん決心しはったんです。
どんな理由があるにせよ子ども手放した自分は母親失格。
「二度と子どもには会えへん」って。
たとえあなたが会いに来ても決して会わへんって。
ご存知ですか?常盤御前は自分の子どもの命を助けるのと引きかえに子ども達と別れ夫の敵である平清盛の元に行ったと伝えられています。
とても辛かったでしょうね…。
(ため息)時間ね。
(江利奈)私…母親になるんです。
えぇ!?だから京都に来たんです。
母に「産んでくれてありがとう」って言いたくて。
母の墓前にそう伝えて下さい。
今日はありがとうございました。
江利奈!お母ちゃん…。
江利奈…ほんまごめんなさい!江利奈…ごめんなさい。
お母ちゃん…妊婦のお肌にも最適な芹沢ビューティーカンパニーの新製品。
是非お試しください。
これからはマタニティ向けの商品に力を入れていこうと思います。
でも驚いたな江利奈さんと裕樹さんがデキてたなんて。
子どもが生まれたら一緒にお母さんに会いに来るって言ってたなうん…。
遠くて近いは…。
親子の仲!男女の仲です。
バーカ!怖いですよ。
(桜庭)苦しい…痛いよ。
あっそう言えば京香さんはいつから江利奈さんと裕樹さんが恋人関係にあるってわかってたんですか?初めて会った時からです。
ホントですか!?江利奈さんは裕樹さんと話す時は必ず足先を裕樹さんに向けていました。
それは心理学で親愛の情を示す行動と考えられています。
そんな事まで分かるんですか?大勢のお客様を相手にする時は人間関係を即座に把握するのが鉄則です。
ハッ…勉強になります。
あっ!そういえば江利奈さん京香さんに感謝の気持ちでスリムビューティー化粧品1年分送るって言ってましたけどまだ届いてないみたいですね。
届いてますよ。
えっ?じゃあなんで使ってないの?使ってますよ。
(紅葉・佐竹)えっ!?えっ…どうですか?キレイ!
(紅葉・佐竹)詐欺!ハハハ…!ウソー!!2015/03/05(木) 23:59〜00:54
読売テレビ1
木曜ドラマ『五つ星ツーリスト・第9話』セレブ女社長の京都おばんざいツアー[字][デ]

毎回、旅行会社にやってくる厄介なクレーム客たち…。京都を舞台に、渡辺直美演じる高瀬京香ら個性的な窓ギワ社員たちが、ワケあり客に立ち向かうヒューマンドラマです!

詳細情報
出演者
渡辺直美
山本裕典
高月彩良
綾田俊樹
星田英利
ちすん
天翔りいら
ロバータ
***
有森也実
寺島進

【ゲスト】
佐藤藍子
鈴之助
かとうかず子ほか
番組内容
【第9話】
佐竹一郎(山本裕典)は、大口顧客で大クレーマーの美人女社長、芹沢江利奈(佐藤藍子)のツアーを担当することになった。江利奈は「おばんざい食べ歩きツアー」で、様々な料亭をまわるが、どの料亭でも“かぶら蒸し”だけを口にし、すぐに立ち去ってしまう。その不可解な行動にはある深い事情があって——
原作・脚本
【脚本】
伊藤崇
監督・演出
【演出】
村松弘之
音楽
井筒昭雄
【主題歌】
「Stop the time」MYNAME
番組ホームページ
【番組公式サイト】
http://www.ytv.co.jp/fivestar/
【番組公式facebook】
https://www.facebook.com/fivestars.tourist
【番組公式instagram】
http://instagram.com/ytv.drama
【番組公式Twitter】
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#五つ星ツーリスト
おしらせ
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
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