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CLIEVY(クリビー / スーパーハイトーンボイス)とKEEN(キーン / シルキーボイス)の男性2人組ユニット、C&KがライブDVD『CK 無謀な挑戦状 in マリンメッセ福岡』を3月11日にリリースする。本作には昨年11月24日に福岡・マリンメッセ福岡で開催された、C&K史上最大規模となる1万人キャパの会場で行われた単独ライブの様子が、DVD2枚にわたり完全収録。ドキュメンタリーパート含む計4時間もの超大作に仕上がっている。
今回のDVD発売を機にC&K初のアリーナライブが福岡で実施されたという事実を知り、驚いている音楽ファンも多いのではないだろうか。これまで大ヒットと呼べるようなCDセールスを記録していないし、もっと言ってしまえば知名度もコアなファン以外には低いという現実。にも関わらず、東京や大阪といった大都市ではなく福岡で1万人規模のライブを成功させてしまったという事実。ちなみにCLIEVYは栃木県出身、KEENは鹿児島県出身で、福岡は2人とって地元や活動の拠点だったわけではない。過去のツアー動員数も1ツアーあたり最多で1万強、しかもホールツアー経験もないのにマリンメッセ公演を即日完売させてしまう実力がどこにあったのだろうか。
正直な話、僕自身も彼らの存在は知っていたものの、ここまで動員力のあるアーティストであることは知らなかった。しかし、今回このDVDを観たことでその人気の秘密が垣間見れた気がした。以下にその魅力を上げていきたい。
1)アーティストとしての地力、音楽性の多彩さ
歌唱力の高さはもちろんのこと、2人の声の特徴を生かした巧みなボーカルワークは、CDを一聴すればおわかりいただけると思う。アーティストによってはライブになるとその魅力が半減するというケースも稀に見受けられるが、彼らに関してはそんな心配はまったく無用。むしろライブのほうが魅力が倍増してるのでは?と思えるほどの実力で、特にバラードナンバーでの聴き手を引きつけるパワーは想像以上だった。
音楽的にもDJを取り入れたヒップホップ、レゲエスタイルから生バンドによるファンク&ディスコサウンド、ピアノ&ストリングス隊を導入したアコースティック形態まで、そのジャンルは1つにカテゴライズできないほどの幅広さを持っている。個人的な印象だが、彼らの音楽性は首都圏から発信されるスタイリッシュなものというよりも、そこから少し外れた地方都市で10代、20代から愛好されるもの、というイメージが強い。地方都市で強い支持を獲得した結果、大都市で大ブレイクというケースも過去に多々あるだけに、C&Kも今後さらなるブレイクを果たす可能性が高い。
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