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 「投資の神様」と呼ばれ、市場に大きな影響力を持つ米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の後継に注目が集まっている。バフェット氏は投資会社バークシャー・ハサウェイを50年率いて数々の投資を仕切ってきたが、いまや84歳。「現役を退くのでは」との観測が広がってきた。

 同氏は1965年に繊維会社だったバークシャーの経営権を取得。電力や保険会社などを次々と買収し、従業員約33万人の巨大企業グループに育てた。一方、コカ・コーラやアメリカン・エキスプレスなどに長期投資し、ヘッジファンドと異なる手法で巨額の利益をあげ、評価されてきた。

 今回、後継の話題が広がったのは、バークシャー社副会長が2月28日、バフェット氏の後継候補2人を示唆したことがきっかけだ。1人は同社のエネルギー部門を統括する幹部のグレゴリー・アベル氏(52)で、もう1人はアジット・ジェイン氏(63)で保険事業をとりまとめる幹部だ。

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