「文官統制」撤廃、文民統制は本当に大丈夫なのか
最終更新日:2015年3月6日
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政府が、防衛省の背広組が制服組より優位とされる根拠になっていた防衛省設置法の改正案を閣議決定しました。政府は「文官統制」を解消することで、より文民統制が強化されるとの立場ですが、逆に文民統制を骨抜きにするものだと批判の声もあります。(イメージ:アフロ)
文民統制強化か、弱体化か
- Yahoo!ニュースの意識調査では3月6日時点で約12万票が集まっており、「文民統制がより機能するので問題ない」が21.5%、「文民統制が機能しにくくなるので問題がある」が73.3%となっています。
「問題ある」との意見
- チェックのための制度的な担保の一つが文官統制でしょ。チェック機能が減れば制御が弱まると考えるのが自然です。
- 戦前・戦時中の体制に繋がりかねず、文民統制が機能しにくくなるので、暴走する危険性が危惧される。
- すごいなあ 昭和初期の戦争に突き進んでゆく日本のかつての姿を いまわたしらが現実の世界として見るとはおもわんかった。
「問題ない」との意見
- 改正の趣旨は「文民統制の制度」ではなく、「文民統制の方法論」である。これを批判的に報じるのが左翼系メディアだということから考えると彼等は意図的に論点をすり替えているか、理解していないか、であろう。
- 「文官統制」は明らかに「文民統制」の意味を履き違えた、過剰な反応だ。今回の「文官統制の廃止」はあくまで、有事や今後の効率的な自衛隊の運用をみすえた、防衛省改革の一環として理解すべきものである。
- 制服組の発言権が強くなると軍国主義に回帰するという発言は、話が飛躍しすぎではないかと思われます。今は現場に明るくない背広組の発言が制服組より優先された制度になっています。 もし、緊急時に現場の実情を無視した誤った指示が出された場合、文字通り現場の制服組が血を流すことを想定すべきでしょう。
政府の見解と批判の声
- 中谷防衛相は「政府として文官統制という考え方をとったことはない」と述べ、今回の法改正で速やかな防衛相への報告が可能となり、文民統制が強化されることになるとの見解です。一方で、「文官統制」は戦前の軍部の暴走への反省からできた仕組みであり、歴史の教訓を否定するものだとの批判もあります。