ニュース
柔道死亡事故、3年間ゼロ…指導者資格制度など効果
柔道の練習中に投げ技で頭を打って死亡するなどの重大事故が大幅に減少していることが、徳島大の永広信治教授(脳神経外科)の調査でわかった。
多発する事故を受け、全日本柔道連盟(全柔連)が2011年度から進めた指導者資格制度の導入などの対策が奏功したとみられる。
6日に徳島市で開かれる日本脳神経外傷学会で発表する。
永広教授は、03~14年に起きた柔道事故で、頭を打って生じる急性硬膜下血腫の手術を受けたと全柔連に報告があった事例を調査した。その結果、全柔連の対策実施前の03~10年は33人だったのが、対策を始めた11年は3人、12~14年は5人になった。
このうち、死亡例は、対策前は16人。04年と08年はゼロだったが、09年と10年は2年連続で4人が亡くなった。対策が始まった11年は2人が亡くなったが、12年以降はゼロになった。
ただ、12年以降も、重度障害が残った事例は4件起きている。
(2015年3月5日 読売新聞)
最新アラカルトニュース
- ブログで中止宣言後も施術…乳児死亡の元理事長(3月6日)
- 脳死臓器移植で患者選定にミス…優先順位誤り移植(3月6日)
- 「教授が免疫学の裏付け」と虚偽説明…施術乳児死亡(3月5日)
- 柔道死亡事故、3年間ゼロ…指導者資格制度など効果(3月5日)
- [深層NEWS]麻木久仁子さん脳梗塞で「救急車呼ぶか迷った」(3月5日)
- 生活保護にジェネリック促進…使用率75%以上に(3月5日)
- 性的マイノリティーとHIV陽性者(3月5日)
- 「100歳まで生きる腸の強化書」(水上健著)
(3月5日)
- 危険ドラッグ 鑑定待たず運転手逮捕へ…茨城(3月5日)
- 首ひねる施術で乳児死亡…NPO理事長逮捕(3月4日)