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中国経済成長率の目標 7%程度に引き下げ3月5日 9時10分
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中国政府は、ことしの経済成長率の目標を去年より0.5ポイント引き下げて7%程度とする方針を明らかにしました。
これは、5日から始まる全人代=全国人民代表大会の場で李克強首相が読み上げる政府活動報告の中に示されています。
それによりますと、中国政府のことしの経済成長率の目標は去年より0.5ポイント引き下げて7%程度とし、消費者物価の上昇率の目標も去年より0.5ポイント引き下げて3%程度としています。
中国ではこれまで成長をけん引してきた不動産投資が伸び悩み、人件費の高騰などを背景に安いコストで生産する従来型の輸出が競争力を失うなかで景気が減速し、去年の経済成長率が7.4%と、24年ぶりの低い水準にとどまりました。
また長年にわたる高成長が、深刻な大気汚染をはじめとする環境問題を引き起こすなど、社会のひずみが表面化しています。
こうした現状を踏まえ、習近平指導部は成長の速度よりも質と効率性を重視する経済への転換を目指すとしていて、これを中国経済が高度成長から安定成長の段階に移る状況として「新常態=ニューノーマル」だと位置づけています。
それによりますと、中国政府のことしの経済成長率の目標は去年より0.5ポイント引き下げて7%程度とし、消費者物価の上昇率の目標も去年より0.5ポイント引き下げて3%程度としています。
中国ではこれまで成長をけん引してきた不動産投資が伸び悩み、人件費の高騰などを背景に安いコストで生産する従来型の輸出が競争力を失うなかで景気が減速し、去年の経済成長率が7.4%と、24年ぶりの低い水準にとどまりました。
また長年にわたる高成長が、深刻な大気汚染をはじめとする環境問題を引き起こすなど、社会のひずみが表面化しています。
こうした現状を踏まえ、習近平指導部は成長の速度よりも質と効率性を重視する経済への転換を目指すとしていて、これを中国経済が高度成長から安定成長の段階に移る状況として「新常態=ニューノーマル」だと位置づけています。