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政府 大使切りつけ事件で米韓関係への影響注視
3月6日 6時28分

政府 大使切りつけ事件で米韓関係への影響注視
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政府は、韓国に駐在するアメリカ大使が刃物で切りつけられた事件で、米韓関係への影響を注視するとともに対北朝鮮政策などを巡って日米韓3か国の連携は重要だとして日韓関係の改善に向けた道筋も引き続き探ることにしています。
政府は、韓国に駐在するアメリカのリパート大使が5日にソウルで男に刃物で切りつけられて大けがをした事件を受けて、北朝鮮が弾道ミサイルを発射するなど挑発的な行動を取るなか、「日米韓3か国の連携は重要性を増しており、今回の事件で足並みの乱れにつながることは避けるべきだ」として、米韓関係への影響を注視していくことにしています。
一方、政府内では、今回の事件が、アメリカ政府高官の歴史認識を巡る発言に韓国国内で反発が広がるなかで起きたことから、アメリカが日韓関係の改善をより強く促してくるのではないかという見方も出ています。
これに関連して、菅官房長官は記者会見で「いたずらに70年前の歴史を取り上げて対話や協力に消極的になるのではなく、地域や国際社会の平和と繁栄のために3か国が未来志向で共通の課題に対処する姿勢が大事だ」と述べました。
政府としては、今月下旬に予定されている日本、中国、韓国の外相会議にあわせて、岸田外務大臣と韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相との外相会談を行うなど、日韓関係の改善に向けた道筋も引き続き探ることにしています。

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