社会

川崎・多摩川中1殺害:「先輩立てず」不満容疑の18歳

 多摩川河川敷で市立中学1年の男子生徒が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された少年3人のうち、リーダー格の自称無職の少年(18)が「(男子生徒が自分を)先輩として立てないのでいらっとすることがあった」と供述していることが3日、川崎署捜査本部への取材で分かった。捜査本部は、少年が男子生徒の日ごろの態度に不満を募らせ、制裁目的の暴行がエスカレートしたとみて、詳しい経緯を調べている。

 捜査本部によると、事件8日前の2月12日、男子生徒への暴行をとがめるために男子生徒の友人数人が少年宅に押しかけて家族とトラブルになった際、駆け付けた警察官から電話で事情を聴かれた男子生徒は「仲直りしたから、もう大丈夫です」と答えていた。男子生徒は1月中旬、少年から激しい暴行を受け、目や頬が腫れ上がるけがをしていた。

 少年は逮捕後の調べに対し、この時のトラブルが殺害の動機だったと説明。「(男子生徒への暴行を友人に)ちくりやがったからやった」などと話し、殺害を認める供述をしている。

 この少年とともに殺人容疑で逮捕された自称無職の少年(17)と自称職人の少年(17)も、現場での自らの関与や役割をほのめかす供述を始めているという。

【神奈川新聞】