公開日:2015年3月6日
このコーナーは、中尾市長が市政を中心として、今思っていることや感じていることを、市長自らのことばで皆さんにメッセージとしてお届けするものです。(登録文字数に上限があるため、一定期間を経過したものは削除いたします。)
【平成27年3月3日(火)】
下関市立田耕小学校の閉校記念式典が関係者多数出席のもと開催されました。
明治6年に開設された市庭小学を前身とし、開校以来、多くの卒業生を社会へ送り出してきた田耕小学校が、平成27年3月をもって閉校することとなりました。
田耕小学校は、地域の教育はもちろんのこと、地域文化の中心として、また、地域コミュニティの拠点として、大きな役割を果たしてきました。
田耕小学校の歴史は、単に学校だけの歴史ではなく、地域の歴史そのものであったと言えると思います。
田耕小学校の141年もの長きにわたる歴史を振り返るとき、卒業生や保護者の皆様をはじめ、勤務された教職員の方々、地域の皆様におかれましても、感慨深いことと思います。
これまで田耕小学校が、小規模校の良さを生かしたきめ細かな学習活動を進めるとともに、田耕ふれあい運動会など、学校、家庭、地域が一体となった取組を実施することができましたのも、保護者や地域の皆様のご支援の賜物です。
田耕小学校が築いてきた輝かしい歴史と伝統は、卒業生や地域の皆様のそれぞれの胸に深く刻み込まれ、次代の子どもたちの心に受け継がれていくものと確信しています。
本年は、1市4町の合併から10年の節目が経過し、第2次下関市総合計画がスタートする年であり、住民自治による新たなまちづくりの取組が本格化していく年です。
これからは、豊北地区が一体となり、将来を担う子どもたちが、明るく活力に満ち、心身ともに健全に育ちますよう、地域の皆様には、なお一層のご支援とご協力をお願いしました。子どもたちの滝部小学校での新たな生活が健やかなものとなりますよう
心からお祈りします。
【平成27年2月27日(金)】
2月22日、下関市民会館で「住民自治によるまちづくりシンポジウム」が開催されました。会場には、あふれんばかりの多くの市民がお越しになり、大変盛況なイベントとなりました。
シンポジウムは2部構成で行われました。第1部では、まず私から、これからのまちづくりの考えを皆さんにお話しした後、大阪商業大学の初谷勇教授より、「みんなで始める協働のまちづくり」と題した基調講演が行わ
れました。
第2部では、まちづくりの先進地である、宇都宮市まちづくりひとづくりアドバイザーの井上好昭さん、松阪市朝見まちづくり協議会会長の北川敏雄さんから、活動事例を紹介していただきました。その後、パネリストとして、下関市立大学の森邦恵准教授を加え、初谷教授がコーディネーターとなり、「先進事例から学ぶこれからのしものせき」と題して、パネルディスカッションが行われました。
既にまちづくり協議会を設置している先進地の話などを具体的に分かりやすく説明していただき、私が市政経営の基本としてきた「市民起点」「住民自治によるまちづくり」をこれから進めるうえで、さらに自信が深まる有意義なシンポジウムとなりました。
【平成27年2月20日(金)】
平成27年度の予算案の概要について発表しました。
平成27年度の一般会計の予算規模は1,265億円、前年度当初予算対比で、39億4千万円、3.2%の増で過去最高の規模となりました。
これは、小・中学校耐震補強事業について、国の経済対策による3月補正予算への前倒しがこの度はなかったことや、奥山工場の新ごみ焼却施設建設事業費の増などにより建設事業費が大きく伸びたことが主な要因です。
平成27年度の予算編成にあたっての基本的な考え方。
平成27年度は第2次総合計画のスタートの年であり、「まちの誇りと自然の恵みを未来へつなぐ 輝き海峡都市・しものせき」を基本理念として策定された総合計画の8つの施策の柱に掲げるまちづくりの将来像を実現するため、平成27年度を「新たなまちづくり元年」として、第2次下関市総合計画の重点取組方針である「都市の魅力向上」と「暮らしやすさ向上」に沿った諸施策を着実に推進してまいります。
平成27年度の予算編成にあたりましては、重点的に予算を配分すべき施策として重点テーマ「住民自治によるまちづくりの促進」を設定しました。
これは、人口減少や少子高齢化により地域力が低下する中、住民が地域の活動に主体的に関わり、地域力創造の取組みを進め、地域の活力を向上させようとするものです。
また、子ども子育て新制度が始まる年でもあり、市独自の保育料軽減対策や児童クラブの拡充など、子育ての環境整備にも配慮して予算配分を行ったところです。
更に、国の緊急経済対策にも対応し、現在調整中ですが、国の「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用して、「地方版総合戦略」の策定や、その戦略における定住促進、創業支援、少子化対策などの事業費を平成26年度3月補正予算に計上し、27年度予算と一体的に執行する予定としています。
【平成27年2月10日(火)】
菊川歌野清流庵を景観法に基づいて、下関市の景観重要建造物第1号に指定いたしました。
これは、本市における良好な景観を形成するうえで、歌野清流庵が大変重要なものであり、この美しい里山の景観を末永く後世へ残していくために重要な建造物であると認定することを意味いたします。このことを、地元の皆様をはじめ、多くの方々に知っていただこうという趣旨により実施したものです。
歌野清流庵の維持保全に関しては、所有者であります西山佳人さんをはじめ、菊川町歌野の自然とふれあう会の皆様を中心に保存活用なされているところで、蕎麦やヤマメ等を振る舞う「やまぐち食彩店」としてだけでなく、田植え・稲刈り・餅つき等の農業体験ができる施設として、ときには県外からの方も訪れておられると聞いています。
「茅葺の旧農家と周囲のきれいな農用地」という見た目の美しさだけでなく、このような都市と農村の交流活動を長年継続されてきたことも、大変素晴らしいものであると評価しました。
この素晴らしい景観は、年月をかけたとしても、作れるものではありません。
皆さんが世代を超えて丁寧に、大事にしてこられた結果です。
歌野清流庵によって形成される素晴らしい里山の景観を守り育てていく継続的な活動を期待しています。
当日は、式典後にぜんざい、酢もち、いわな?の塩焼きをご馳走になりました。
【平成27年2月5日(木)】
「くじら」についてです。
近代捕鯨発祥地であり、南氷洋の捕鯨基地として発展してきました下関市では、水産都市・下関の発展に「くじら」が深く関わってきました。
現在も、目視採集船の国内有数の基地として、市民の生活に「くじら」がしっかり根付いています。
昨年3月31日に日本の南極海調査捕鯨に対する国際司法裁判所の判決が出され、日本は、南極海鯨類捕獲調査(JARPA【2】:ジャルパ【2】)に関する現行の許可を取り消し、今後、当該活動のための許可の発給を差し控えなければならなくなりました。しかしながら、マスコミ報道は色々な角度からなされ、市民の皆さまへ丁寧に情報提供させていただくため、昨年12月にIWC日本政府代表の森下丈二氏をお招きし、その内容等について詳しく講演いただきました。
判決により将来的な捕獲調査そのものが否定されたわけではありません。
判決を受け、水産庁は、昨年11月に南極海における新たな鯨類捕獲調査(NEWREP-A:ニューレップエー)を公表し、本年末からの調査実施に向けてIWC科学委員会に提出しています。
非致死的な調査手法を取り入れるとともに、クロミンククジラを333頭捕獲するというものであり、調査継続の姿勢について、私は歓迎しています。
頭数については、政府として科学的な議論を詰めた上で算出されたものと認識しています。これまでの調査データと合わせ、商業捕鯨再開に向けて今後も頑張っていただきたいと思います。
近年は、ミンククジラが大量の海洋生物を捕食しているというデータが出ており、生態系を保全するためにも海の生態系の頂点にいるくじらに関する科学的データの収集は重要であると考えます。くじらの問題は、水産資源を通した今後の食糧問題に関係する大きな問題であると考えています。
このような現状を踏まえ、今後の下関市としてのくじら政策については、くじらを水産資源として持続的に利用するという日本政府の取り組みを積極的に応援するとともに、「日本一のくじらのまち」を目指し、調査捕鯨船団の基地化を目標とした様々な「くじら文化発信事業」に継続して取り組みます。
課題としては、南極海鯨類捕獲調査における調査副産物の下関への全量陸揚げを目指しているところですが、運送費等の問題があることから、関係者とクリアすべき課題等を協議しております。また、老朽化している調査捕鯨母船「日新丸」の代替船を下関で建造してもらうよう、引き続き、水産庁、日本鯨類研究所や共同船舶に要望してまいりたいと考えています。
今後とも、くじら文化発信事業を通じて「くじら」を取り巻く情報を市民の皆様方へ丁寧に発信して御理解を深めていただくとともに、関係機関と連携して調査捕鯨の維持・継続、商業捕鯨の再開を目指した取り組みを応援していきたいと思います。
【平成27年1月16日(金)】
本日、平成26年度 下関市・長門市・美祢市合同防災訓練を行いました。
訓練に際し、新年早々のご多忙中にも関わらず、国、県からの防災関係機関の皆様にも多数のご参加を賜り、地域一体となった総合的な防災訓練が実施されることに対しまして、厚くお礼を申し上げました。
阪神・淡路大震災が発生してから、明日で20年の節目を迎えます。あの大震災での忌まわしい記憶や教訓を風化させないことに想いを致し、この時期を契機に、本市ではこの防災訓練を通じて、防災意識の高揚と防災力の向上を図ってきています。
皆さんもご存じのとおり、我が国は、豊かな自然の恩恵を享受する一方で、その地理的、気象的な特性から、これまで様々な自然災害に見舞われ、その都度、多くの人的、物的被害を被ってまいりました。その中でも、間もなく4年を迎えようとする戦後最大の東日本大震災は、未曾有の被害をもたらし、いまだ、国の総力を挙げての復旧、復興に取り組んでいるところであります。
さらに、今世紀前半には、南海トラフ沿いでの巨大地震とそれに伴う大津波が発生することが懸念されており、本市におきましても南海トラフ地震防災対策推進地域に指定され、防災対策等に係わる具体的な施策に取り組んでいるところであります。
私ども行政機関としては、いかなる災害からも市民の生命、財産を守るべき災害対策上の責任と権限を有しており、日頃から防災体制の強化と災害対応力の向上を組織的に取り組み、推進していく必要があります。
このことを踏まえ、この度の防災訓練は、毎年起こり得る自然災害の最も身近な脅威として、従来の経験を越えた、豪雨による災害を想定した訓練を行うことといたしました。
また、本市における防災中枢拠点として新設された本庁舎新館の5階大会議室を災害対策本部室として、充実した機能を備えた運用体制が確立しましたので、早速、訓練会場として披露することといたしました。
さらには、隣接する長門市と美祢市間の災害対応シナリオも用意されておりますので、3市間の垣根を越えた災害時における相互応援体制を促進して、ますます防災上の信頼関係を強固なものにしていきたいと考えております。
最後まで厳しい豪雨状況を模擬経験しながら、訓練に取り組んでいただき、有意義な総合訓練となりました。
【平成27年1月11日(日)】
1月11日、成人の日の記念式典を市内3カ所の会場で開催し、新成人をお祝いしました。今年の対象者は、平成5年4月2日から平成6年4月1日までに生まれた方で、下関市内では2,620人の方が新成人となりました。
下関市民会館での本庁管内の式典に始まり、豊浦夢が丘スポーツセンターでの豊浦・豊北総合支所管内の式典、最後に菊川ふれあい会館で行われた菊川・豊田総合支所管内の式典すべてに順次に出席し、新成人に今回の式典のテーマである「感謝」という言葉をキーワードにして、お祝いを述べました。
どの会場も色とりどりの着物、袴、スーツなど、新成人の晴れ姿であふれ、久しぶりの級友との再会もあってか活気に満ちていました。
各会場では、新成人を代表して、男女一人ずつ「はたちのメッセージ」として、人々への感謝やこれからの決意を力強く語り、大変感動しました。
社会情勢がめまぐるしく変わる大変な時代の中、次代を担う新成人の皆さんが、その若いパワーでそれぞれの夢や目標に向かって突き進んで行くことで、これからの日本の発展の推進力となることを大いに期待しています。
【平成27年1月6日(火)】
平成27年、年始市長記者会及び新年名刺交換会の原稿を紹介します。
なお、名刺交換会は原稿なしですので、内容は全てではなく、アドリブもあります。
新年明けましておめでとうございます。今年、初めての記者会見でございますので、まず、皆様に新年のご挨拶を申し上げます。
昨年を振り返りますと、ノーベル物理学賞の日本人3人同時受賞や、卓球の石川選手のワールドツアーグランドファイナル優勝、ソチオリンピックフィギュアスケートにおける羽生選手の金メダル獲得、男子プロテニス錦織選手の全米オープン準優勝など、世界に日本の存在を示す誇らしい年でした。
また、一方で大雨による広島土砂災害や御嶽山(おんたけさん)の噴火など、人智の及ばない自然の力の怖さを思い知る年でもあり、市民の安全・安心を担う市長として改めて安全・安心に向けた取り組みの必要性を痛感いたしました。
本市におきましては、昨年、駅前にぎわいプロジェクトが完成いたしまして、素晴らしい効果を発揮しています。JR下関駅ビル、下関市次世代育成支援拠点施設「ふくふくこども館」の完成に続いて、シネマコンプレックスがオープンし、下関駅が新たな下関の玄関口として生まれ変わりました。
2月には新しい勝山公民館がオープン、3月には豊北地域における行政の総合窓口、地域振興及び防災拠点となる豊北総合支所の新庁舎が完成いたしました。
6月には「2014ほたるサミット下関」の開催、7月には旧下関英国領事館のリニューアルオープンなど、交流人口の増加に向けた各種施策に積極的に取り組み、8月には海響館の入館者数が1000万人を突破いたしました。加えて12月には新たな慣行として市の鳥ペンギンを制定し、下関らしさをアピールするとともに市民の愛着が深まるよう、これからも取り組んでまいります。
皆様のご支援とご協力のお陰をもちまして、着実に市政運営を進めることができましたことに、心より感謝を申し上げます。
私は3月で任期2年が経過いたします。いよいよ、二期目の後半が始まります。
職員と力を合わせ、さらにパワーアップした中尾市政を目指します。
今年は、これからの10年間のまちづくりの指針となる「第2次下関市総合計画」がスタートし、新たなまちづくりが始まる、記念すべき年であります。
とりわけ、私が就任以来、最重要課題として取り組んでまいりました地域内分権において、柱となる「下関市住民自治によるまちづくりの推進に関する条例」がこの1月1日に施行され、中尾市政の最大のソフト事業がいよいよ本格化し「まちづくり協議会」の立ち上げが始まり、市民による主体的な地域課題の解決や地域活性化への取組が動き始めます。
「まちづくり協議会」は、まずは先行事例として数箇所で活動を開始します。
17ヶ所の地区の全部が同じ歩調とはいかないと考えますし、当初は試行錯誤も多いと思います。職員のサポート体制など市の支援体制も検討しておりますが、真に機能していくまでには相応の期間が必要になると考えていますので、私も先頭に立ってしっかりと腰を据えて取り組んでまいります。
また、春には国道191号下関北バイパスが開通し、山陰方面へのアクセスが飛躍的に向上するほか、市役所本庁舎においては6月に新館、9月に立体駐車場が完成し、来庁者の利便性が大きく向上します。
そして、今年はNHK大河ドラマ「花燃ゆ」が放映されることから、ゆかりのある本市へも全国各地から観光客がお越しになることが予想されます。
加えて5月には参加者が1万人を超え、過去最大規模のコンベンションとなる「第58回日本糖尿病学会年次学術集会」、10月には「ねんりんピックおいでませ!山口2015」が開催されるなど、多くの方がお越しになります。
昨年誕生しました下関満関善席をはじめとする本市が誇る食と、そしてなによりも市民の心のこもったおもてなしでお迎えし、下関の魅力を全国に発信してまいります。
人口減少、少子高齢化社会が現実のものとなる中、地方が創意工夫を活かし、それぞれの地域の特性に即した課題の解決を図り、活力を失わずいきいきと暮らせる社会の維持が求められています。
本市は県内唯一の中核市として、地域の活性化を牽引する役割を担い、産業振興や地域間の連携など多方面における役割を果たし、そして将来にわたって豊かな地域として持続していけるよう全力で取り組んでまいります。
本年は1月25日に市議会議員選挙が春には、統一地方選挙において県議会議員選挙が実施されます。 新しい議員の皆様と力を合わせ、市政を前進させて行きたいと思います。
なお、今年の中尾市長の個人的な目標として、
(1)3月に、4年間在籍した下関市立大学大学院を修了します。研究テーマは「下関市における地域内分権の取り組み」です。人生の大きな区切りとして取り組んでいます。
(2)11月1日開催の「下関海響マラソン」においてフルマラソンを走ることを目標としました。昨年の海響マラソン終了後から練習開始レベルはまだまだですが、今は10キロを90分くらいです。
今後とも下関市政に対して、市民の皆様のあたたかいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。結びに、本年が皆様にとって良き年となりますよう心からお祈り申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます
【平成26年12月24日(水)】
JA下関主催の「おにぎりの日」昼食会が市長室にて行われました。
最近では、平成25年12月に「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコの無形文化遺産に登録されるなど、お米を中心とした日本型食生活の良さが世界的に認められてきております。しかしながら、依然としてお米の消費量は伸び悩んでいる状況です。
また、家庭では、一家団らんでの食事が減り、子どもの孤食、家庭内でのコミュニケーション不足が問題となっています。この「おにぎりの日」の取り組みをきっかけに、家族や仲間とみんなで楽しく「おにぎり」を握って、会話を楽しみながら食べるといった機会を増やしていただき、多くの市民の方に地元産のお米をたくさん食べていただきたいと思っています。
このことが、食育推進計画である「第2次下関ぶちうま食育プラン」の「家庭」や「故郷(ふるさと)」の財産づくりに繋がっていくものと考えています。
JA下関は、「しものせき健康ブランド」認定企業です。今後とも、ともに健康づくりや食育推進に取り組んでまいりましょう。
第1回下関市東京オリンピックキャンプ地誘致検討会議が開催されました。
2020年の東京オリンピックでのキャンプ地を下関市に誘致するため、庁内を横断する体制で実現に向けての検討を始めることとし、今回がその第1回目の会議となります。
この会議では、東京オリンピックでのキャンプ地誘致に向けて県・国はもちろん中央競技団体等、さまざまなチャンネルを使い情報収集を行いながら、市内の乃木浜総合公園多目的グラウンドをはじめとした体育施設を候補地として、実現に向け具体的な検討をしていきたいと考えています。
本市では、海響マラソンやツールド下関などのスポーツイベントで多くのスポーツマンを迎え好評を得ています。スポーツは、感動を与えてくれ、人を元気にしてくれます。
全世界共通の普遍的価値を有するオリンピックに下関が関わることは、まちが元気になるだけでなく、市民の大きな誇りとなります。もちろん経済波及効果も大きく期待され、スポーツ振興だけでなく交流人口1千万人など、市の活性化に寄与するところが大であります。
先のロンドンオリンピックでは、イギリス全土で266件のキャンプが実施されたと聞いています。しっかりと取り組めば、下関でのキャンプ地誘致も可能であると思います。
これから、施設整備も含め、庁内の英知を結集して誘致に取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。
【平成26年12月17日(水)】
サッカーの話題です。
レノファ山口のJ3昇格を機に下関市職員・家族のファミリーサポートクラブを立ち上げることになりました。
来年度からのレノファ山口のJ3への承認は、報道や感謝祭を通じてマスコミも大きく取り上げていますから知っている方も多いと思います。
J3承認への後押しとして、下関市が、山口県、山口市、山陽小野田市とともにレノファのホームタウンに承認されたことも、大きな要因です。
下関市もプロサッカーチームのホームタウンになり、このことは、大洋ホエールズ以来の、ホームタウンプロチームが誕生したことになります。
レノファのホームタウンは1県3市ですが、試合会場は山口の維新公園と下関陸上競技場の2か所だけです。来年は、プロサッカーチームの試合が下関でも開催されることになります。市内の子供たちにとっても地元にプロチームがあることは大きな励みにつながることでしょうし、サッカーに限らず他のスポーツや地域イベントへの貢献も期待されます。
北九州市には、ギラヴァンツ北九州というサッカーチームがあります。
レノファよりもひとランク上のJ2に昇格しているチームですが、隣町のギラヴァンツ対レノファの「関門ダービー」を下関で開催したいものです。
そのためには、まだまだ市内でのファンが少ないレノファの認知度を上げ、市民を上げての応援を広げていくことが大事になります。
山口市では、レノファために市が職員ファンクラブを立ち上げ、900人の職員が応援活動しているとのことです。
下関市は市役所の規模からいっても県内一位の規模、まずは千人を目指します。
私もファンクラブに入りますので、是非、多くの職員に入ってもらい職員ファンクラブをつくりたいと思います。
私たちの応援で、J2昇格を支え、下関での「関門ダービーを」実現させましょう。
【平成26年12月15日(月)】
12月1日、下関市の慣行として、「市の鳥」を「ペンギン」に追加制定しました。
制定の理由は、約60年前の昭和32年に、旧大洋漁業の捕鯨船が下関港に入港して、旧水族館にエンペラーペンギンが寄贈されて以来、ペンギンと深い関わりのある下関市が、「下関らしさ」をアピールするとともに、地元に対する愛着を深めるためです。
市の花、木、花木、シンボルマーク、魚、虫、動物に、「市の鳥」としてペンギンを加え、これで、下関市の慣行は8項目9種となりました。なお、市の鳥として「ペンギン」を
制定することは、全国で初めての例となります。
今回の制定に関する経緯を説明します。まず、幅広いご意見をお聞かせいただくためにアンケート調査及びパブリックコメントを実施して、多数の方から賛同のご回答をいただきました。そして、民間関係団体からの学識経験者及び公募委員からなる下関市慣行策定委員会へ、制定について11月5日に諮問し、11月25日に賛成として答申をいただきました。
答申の附帯意見にもありますように、下関市のシンボルの一つとして、今後とも一層、市民の愛着が深まるよう努めてまいります。
【平成26年12月8日(月)】
2014年下関この1年について
下関市では、毎年この時期に1年を振り返るものとして、「下関この1年」と題し、1月から12月に市が行った重要な施策や下関市内で起きた主な出来事をまとめています。
今年はまず、「下関市住民自治によるまちづくり推進計画」を策定し、住民自治によるまちづくりが具体的に始まりました。また、今年は馬関港開港150周年を迎え、多くのクルーズ客船などが寄港して、おもてなし歓迎イベントを実施しました。
3月には、平成21年から民間と連携して進めてきました「下関駅にぎわいプロジェクト」の核となるJR下関駅ビルが竣工し、駅ビル3階に市民交流と子育て支援の拠点施設「ふくふくこども館」が4月にオープンするなど中心市街地のにぎわいが生まれました。
それでは、順を追って、2014年下関この1年を紹介します。
◇通年 住民自治によるまちづくりの推進
◇通年 馬関港開港150周年
●2月 新しい勝山公民館がオープン
●2月 豊北総合支所新庁舎竣工
●4月 ふくふくこども館オープン
●4月 火の山公園トルコチューリップ園「オルハン・スヨルジュ記念園」命名記念式典
●6月 2014ほたるサミット下関
●7月 旧下関英国領事館リニューアルオープン
●8月 海響館入館者数1,000万人達成
●10月 「下関満関善席」誕生
なお、「2014年 下関この1年」は、「市報しものせき」12月号及び市ホームページでお知らせするとともに、市役所本庁1階ロビーにおいて、12月17日~26日までパネル展示を行います。多くの市民の皆さんに見ていただきたいと思います。
【平成26年12月7日(日)】
下関戦争・高杉晋作決起150周年記念講演会が開催されました。
今年は、下関戦争並びに高杉東行先生の功山寺決起から150年の節目の年にあたります。 わが下関を舞台として起こったこの二つの事件は、歴史のターニング・ポイントとなり、日本は不羈独立(ふきどくりつ)を目指した近代へと大きく舵を切ることとなりました。
現在、本市では、下関ならではの歴史を顕彰するとともに、これを観光やまちづくりに活用するための施策に取り組んでいるところです。
その一つとして、下関戦争の激戦地となり、世界的にも知られている国史跡「長州藩下関前田台場跡」の公有化、及びこの史跡を将来にわたって確実に保存し活用するための保存管理計画の策定を進めています。
また、本年12月15日の晋作決起150周年、平成29年の晋作没後150周年、並びに平成30年の明治維新150周年に向けて、官民が一体となって様々な顕彰活動や事業を展開してまいります。
来年は幕末の長州を舞台とした、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」が放映され、本市の魅力を全国に発信する絶好の機会でもあります。
そのための取り組みとして、12月15日の功山寺決起150周年を記念して、その前々日の12月13日に「花燃ゆ」で高杉晋作役を演じられます高良健吾さんをお迎えして、決起の地であります功山寺から城下町長府を奇兵隊とともにパレードして
いただくこととなっています。
また、その前後の日におきましても功山寺をはじめとする長府の各所で様々なイベントを開催するとともに、新地の「高杉晋作終焉之地」の環境整備も12月13日に竣工する予定であり、さらに、来年以降におきましても、こうした取り組みを積極的に進めてまいります。
本講演会は、市民の皆様にふるさと下関に対する愛着を育んでいただくとともに、幕末維新の歴史資源を活かしたまちづくりと交流人口の拡大に向けた機運を醸成するものであり、維新史研究の最前線でご活躍の保谷先生並びに三宅先生に「日本を変えた二つの事件」の歴史的意義をご紹介いただくとともに、大河ドラマ制作統括の土屋様から放映前の「花燃ゆ」情報をご提供いただきました。
特に、土屋様のご講演の後半には、私も登壇しまして、「花燃ゆ」での下関の登場回数などにつきまして、深くしつこく、土屋様にお訊ねしました。
お話では下関は再々登場するようです。古城学芸員にお願いしていた、「ふく料理」のシーンも期待できそうです。楽しみです。
【平成26年12月3日(水)】
市庁舎立体駐車場等整備事業安全祈願祭が行われました。
現在の本庁舎は、戦後間もない時期に計画され、昭和30年に完成しました。
当時はまだ、現在の様なモータリゼーションの進展は見られず、駐車場の問題などもありませんでした。しかしながら、自動車が生活必需品として普及するようになってからは、この駐車場の整備が長い間の懸案事項となっておりました。現在進めております本庁舎新館の建設工事に着手する以前から、多い時には駐車待ちの車両が周辺の道路にまであふれ、市民の皆様からも様々な苦言を頂きました。
また、庁舎整備事業が開始されましてからは、来庁される皆様には市営赤間町駐車場をご利用いただいていることはもちろん、公用車についても離れた場所に分散して仮移転させるなど、かなりの不便を強いられている中、これらの問題を抜本的に解決できる立体駐車場の建設に、着手することができましたことを、大変喜ばしく思っています。
この駐車場は6階建て、約350台の規模となり、現在の本庁舎の駐車需要に十分対応できるものとなります。周辺地域は、市の中心部であるとともに、ウォーターフロント部をはじめ、多くの観光資源を有している場所でもあります。
このため、単なる市役所のための駐車場としてではなく、休日などにおいては、観光客などの一般利用についても視野に入れ、より効率的な運用を積極的に行うよう考えていいます。
年内はくい打ち、鉄骨が組み上がってくるのが来年5月頃、完成は9月末の予定です。
新庁舎とともに完成が待ち遠しい施設です。今後、本館の耐震工事とリニュアル、周辺整備を行ってようやく市役所整備が完了します。