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リベリア エボラ出血熱の患者ゼロに
3月6日 9時50分

リベリア エボラ出血熱の患者ゼロに
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エボラ出血熱が過去最悪の規模で流行し、4000人以上が死亡したリベリアで、流行が始まって以来、初めて、患者の数がゼロになりました。
しかし、国境を接する隣国のシエラレオネなどでは逆に患者が増え、終息に向けて予断を許さない状況が続いています。
WHO=世界保健機関の最新の統計によりますと、西アフリカのリベリアでは今月1日までの1週間にエボラ出血熱の新たな患者が報告されず、流行が始まった去年5月以降、初めて、患者の数がゼロになりました。
5日には、最後に感染が確認された58歳の女性患者が首都モンロビアの治療施設を無事に退院し、関係者に拍手で見送られました。
この女性はエボラウイルスの感染で3人の子どもを亡くしましたが、看護師に祝福され、「私は世界でも最も幸運な人間の1人だ」と喜んでいました。
エボラ出血熱の流行で、西アフリカでも最も多い4000人以上が死亡したリベリアでは、このまま新たな感染が報告されなければ、流行の終息が宣言されることになります。
しかし隣国のシエラレオネとギニアでは前の週と比べて、むしろ患者の数が増え、合わせて132人が新たに報告されるなど、ウイルスが国境を越えて再び拡散するリスクがあり、終息に向けて予断を許さない状況が続いています。

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