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美濃加茂市汚職事件 最年少市長に無罪判決
岐阜県美濃加茂市の市長・藤井浩人被告が市議会議員時代に業者の男から現金を受け取ったとして、収賄などの罪に問われている裁判で、名古屋地裁は5日、無罪判決を言い渡した。
判決を受けたのは、美濃加茂市の市長・藤井浩人被告(30)。起訴状などによると藤井被告は、市議会議員だった2013年、市内の中学校に雨水のろ過装置を設置する見返りに、会社社長から2回に分けて現金30万円を受け取ったとして、収賄などの罪に問われている。
藤井市長は一貫して無罪を主張、一方、藤井被告に現金を渡したとされる会社社長は贈賄の罪を認め、裁判は藤井被告と別に開かれ、ほかに起訴された詐欺などの罪も含め先月、有罪判決が確定、収賄側とされた市長の判決が注目されていた。
5日、名古屋地方裁判所で開かれた裁判で、鵜飼祐充裁判長は「中林受刑者の証言の信用性に疑問がある」「いずれの現金の授受についても合理的疑いが残る」などと、藤井被告に無罪判決を言い渡した。
藤井市長「多くの方々に支えていただいて無罪(判決)を勝ち取ることができたことを本当にうれしく思っていると同時に、裁判長から『これからも市政にまい進するように』と言われました。しっかりこれからも美濃加茂市長として頑張っていきたいと思います」
一方、検察は「判決内容をよく検討し、上級庁とも協議の上、適切に対応したい」とコメントしている。
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