JR東日本は、東京を東西に貫く中央快速線(東京─大月間)と青梅線(立川─青梅間の中央快速線との直通列車)にグリーン車を導入することを、2015年2月4日に発表した。2020年度のサービス開始を目指す。
しかし、グリーン車の導入区間を見て歩くと、難工事が予想されるエリアや改良・見直しが実施されそうな箇所が浮かび上がってきた。
同社が発表した概要によると、現在10両編成で走るE233系電車の3号車と4号車の間に、2階建てのグリーン車2両を追加し、全編成を12両編成とする。グリーン車の製造に加え、導入区間の全44駅や車両基地など、運行に必要な駅・線路・信号などの改良工事を実施する。
[上]JR東日本が展開する「普通列車グリーン車」の車内。こうしたグリーン車は東海道線、横須賀・総武線快速、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、常磐線の普通(快速)列車に連結され、専用乗務員(グリーンアテンダント)による車内サービスも実施される
[下]2.3、4.5、8.9号車が動力車の中央線E233系。2020年からのグリーン車は、既存の3号車と4号車の間に2両が組み込まれる(写真:いずれも大野 雅人)
■総事業費は約750億円
グリーン車導入区間の駅では、列車が2両増えるので、ホームの長さも2両分延長する。現在、最大12両編成で運転されている「スーパーあずさ」が止まる新宿や立川、八王子などのホームは12両分が確保されているが、これら以外の駅のほとんどのホームが10両分だけである。
JR東日本、グリーン車、中央線
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