(cache) 萬世語辞典

萬世語辞典

はじめにこの辞典は、早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団に1998年まで在籍していた
萬世　貢平氏の及ぼした多大なる影響を称えるとともに
その功績を後世に伝えるべく、編纂された辞典である。
我々はここに、氏の多くの含蓄のある言葉を顕し、その意味するところを詳細に述べ、
21世紀の道標としたいと考える次第である。

「ぐむぅ」
「困惑」、「辟易」など、賛同しかねる状況の否定的な容認の場合
に用いられる感嘆詞。非常に頻度が多く、その用法は多岐にわたる。
用例：「今度のメインtuttiは東さんだそうです。」「ぐむぅ」

「きゃっほー！」

「喜悦」、「感激」など、自分の思惑に沿う結果が期待できそうな時の
喜びを表す感嘆詞。しかし、多くの場合、自己の希望的観測によるところが多
く、その後、自虐的な寂寥に浸ることが多い。
用例：「今年の新入生はみんなかわいいらしいよ。」「きゃっほー！」

「ふぇーん！」

「悲哀」、「落胆」などの感情を日常的に受け流す自浄作用。悲しみを表す
言葉であるが、これを発するときは笑顔であることが、人生に対する希望を生む。
用例：「今日、再実験くらったよー、ふえーん！」

「グ、グレート！！！」

「驚愕」、「畏怖」、「尊敬」などの言葉をあらわす最高級の賛辞の言葉で、
人生の細やかな事などをはるかに超越したある種の達観に対する畏敬の念の現れ。
用例：東「俺は一年で取った単位が３，４単位だったなあ。」「グ、グレート！！」
補足；「グレートである」とは、ある個人が、自身の荒ぶる魂をもってして、第三者に感銘
を与え得る、人間的な素質の高揚を意味し、多くの人間はこの境地を目指している。
しかし、この境地は、凡庸な人間には理解されない傾向にあり、また、この素質を持った
人間は少ないことも事実である。

「ドドドドドドドッー」

この言葉の、意味的な定義をすることは困難であるが、ある種の「勢い」、「躍動」を
表現する際の、語調を整えるための間投詞的な役割を果たしている。
言葉そのものには一意的な意味はなく、極めて感覚的な表現といえる。
用例：「今度、俺んちでＮＮちゃんとお好み焼きをやるんだー！、ドドドドドドドッー！」

「くっきー！！！」

「嫉妬」、「悔しさ」などを表現するときに用いられる。本来、自分に訪れていたはずの
幸福が、他人に奪われたと自身が感じたときに、歯を食いしばるかのように発音する。
用例：「Ｒ－ＫＯちゃん、ＴＴさんとできたんだって・・。」「くっきー！！！！！！！」

「サンダー級」

前出の「グレート」を遥かに凌駕した、神の領域。
もはや人間の価値体系では表現できない。

「どっつぎゃあーん！！」

「衝撃」、「驚愕」を表す感嘆詞。なにか、予想もしていなかった衝撃的な事実に
遭遇したときに、勢い余ってその驚きを隠せない状況を表す。
用例：「Ｓ尾さん、彼氏できたらしいぞ。」・Ｈ「どっつぎゃあーん！！」
或いは、なにか得体の知れない、大きな存在が突如として出現したときに
に、その効果音としても、用いられる。

「ほっ、ほうー・・・」

「牽制」をあらわす言葉。相手が必要以上に自信過剰なとき、あるいは
思いもよらない大胆な発言が行われたとき、それが何ら根拠のない自信であることを
教え諭すための、同輩、後輩に対する愛情表現の一種。
用例：「ドボコンなんて、半年もあれば余裕スよー。」「ほっ、ほうっー・・・」

「・・（文章）・・じゃ、のおーうう。」

何かの発言の後、その文末につけることにより、自分が意図した
ことをより強調するためのニュアンスの語尾変化。特別な主張というよりは感想を述べ
たり、期待をしたり、呆れたときなどに用いられることが多い。
用例：「今度の冬定のチェロは、見物よ、のおーうう。」

「ねえー、ボーイー・・・。」

相手が女性の場合は「ガールー・・・。」に変化する。自分が親しい人に対して、
非常に込み入ったことや、個人的な事を聞き出したいと思うときの、きっかけ
として文頭に用いられる接頭語。相手の警戒心を解くために用いられるが、かえって
警戒してしまうことが実際には多い。
用例：「ねえー、ボーイー・・・。Ｈさんとはうまくいったのかい？」

「ふーむ・・・。」

「あいづち」の一種であるが、相手の話題にあまり関心がない
場合や、心の中で賛同しかねると自分が感じたときに発する返事の言葉。非常に頻繁に
用いられるため、近年ではあまり重要な意味を持たない言葉と捉えられる。
用例：「TKとI嬢ができたらしいよ。」「ふーむ・・・。」
<ただいま、編纂中>

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