ライフハッカー編集部 - 仕事術,働き方,時間管理,生産性向上 08:30 AM
定期的な休憩を取る「52・17」ルールで生産性を最大化
99U:人の身体は、8時間座りっぱなしでいられるようにはできていません。そんな生活を続けていたら身体を壊すだけでなく、仕事の生産性も下がります。しかし、頻繁に机から立ち上がって休憩を取れば生産性が上がることが、研究により明らかになりました。研究チームのJulia Gifford氏は、生産性が最も高い従業員の行動を調べるために時間追跡アプリの『DeskTime』を使いました。すると、ある一定のパターンがあったのです。
最も生産性が高い人は、1度に52分間仕事をして、次に17分の休憩を取り、それから再び仕事に戻っていたのです。ユーザーの中で生産性が最も高かった1割の人たちが、比較的短い勤務時間でほとんどの仕事を終わらせることができているのは、その仕事ぶりが短距離走のようなものだからです。強い目的をもって仕事をすることで、その52分を最大限活用しているのです。そして、次に力を出せるよう、休むのです。言い方を変えれば、彼らは目的意識をもって仕事をしているということです。
目的意識をもって臨んだ仕事に関しては、「100%集中理論」ということが言われています。何をするにしても、全力でそれに取り組むという考え方です。 そのため、52分の仕事時間は課題をこなし、物事を片付け、業務を進めることに集中するのです。一方、17分の休憩時間の間は完全に仕事から離れます。それは5分ごとに電子メールを確認したり「ちょっとFacebookを覗いたり」する時間ではなく、休息を取るための時間です。
8時間ずっと生産的であり続けることなど、私たちにはできません。1日の仕事を何分割かにして、それぞれ管理しやすい塊にしておきましょう。
- できる人の超★ムダ取り仕事術
- 壺坂 龍哉KADOKAWA / 中経出版