ドイツ哲学者の芦田宏直氏が新幹線の車掌を名指しで批判か「だから新幹線は嫌いです」
芦田氏は名古屋駅でビックカメラに寄るため急遽、新幹線の指定席をキャンセルし自由席に変更してもらったようだ。
用事をすませ大阪行きの新幹線に乗車した芦田氏は「急いで乗ったため」空いている指定席に座ったそう。すると「車掌が自由席に移動しろと迫ってきた」のだというのだ。
芦田氏は「(席に人が)来られたら移動ではダメですかときいたらだめだと桑原と名乗る車掌はきつい」とツイートして料金3,210円を支払ったようだ。
しかし芦田氏は「指定席券がとれるのであれば、席は新大阪まで空いてるではないか」「『私がむちゃなことを言っているとは思いますが』と極めて低姿勢に言っても、ムスッと、桑原さん」と車掌の様子を綴り、「だから、新幹線は嫌いです」と捨て台詞のような言葉も加えた。
さらに、芦田氏は車掌の対応についてカントの哲学を持ち出し「構想力は『教えることができない』とも。私も、桑原さんには、教えることができなかった」とつぶやき、一方で「あの桑原という新幹線の車掌さんは、記号的操作としては満点でしたが、意味論が欠如していたのです」と名指しで車掌に対する批判とも取れる投稿をした。
新幹線名古屋駅ホームに立って、20:42発新大阪駅行きを待っていたら、目の前にビックカメラ。むらむらと気持ちがわいてきて、何を思ったか、閉店時間をネットで検索(看板に書いとけよ、と思いながら)。21:00閉店と知り、またむらむら。ただちにホームを駆け下りて…(続く)
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
承前)名古屋駅員に「急に用事を思い出したので、これキャンセルして自由席扱いで入場処理してちょうだい、急いで」と浮き足立って頼む。ビックカメラへ三分ダッシュ。ソニーの話題のヘッドフォンZ7を試聴に。買いたいけど、まともな音が出てない。こんな大きなヘッドフォンなのに。私のH3で充分。
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
(承前)そんなことを考えながら、最終の新大阪駅行きは何時までだと心配しながら走って戻ってきて、私はいま21:03名古屋駅発新大阪行きの新幹線車中。いろいろなことを知った貴重な20分でした。 pic.twitter.com/Zynyve4Pbn
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
なんてことを書いていたら、急いで乗ったために指定席の空いているところに座ったため、車掌が自由席に移動しろと迫ってきた。来られたら移動ではダメですかときいたらだめだと桑原と名乗る車掌はきつい。だったらお金を払うと3210円払う羽目に。 pic.twitter.com/iYadLL73tP
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
(承前)しかし、指定席券がとれるのであれば、席は新大阪まで空いてるではないか、と言ったら、桑原さんは、ムスッと。「ルールはルール。私がむちゃなことを言っているとは思いますが」と極めて低姿勢に言っても、ムスッと、桑原さん。だから、新幹線は嫌いです。
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
カントは、ルールが存在するということと、それに従ってルールが「適用される」こととの間には、千里の径庭があると指摘していた。その〈間〉を埋めるものを〈構想力〉とカントは呼んだが、構想力は「教えることができない」とも。私も、桑原さんには、教えることができなかった。
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
〈構想力〉とは、一言で言えば、品格のことです。
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
IT用語で言えば、〈プロトコル〉のことです。
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
構想力とは、ドイツ語のEinbildungskraftの日本語訳。これは直訳すると、〈像〉を形成する能力のこと。記号論的操作を意味論に転換する人間独自の能力のこと。
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
あの桑原という新幹線の車掌さんは、記号的操作としては満点でしたが、意味論が欠如していたのです。
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
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