中国:今年は鉄道建設に15兆円以上投資へ-海外市場も重視
2015/03/05 19:22 JST
(ブルームバーグ):中国は今年、国内の鉄道建設に8000億元(約15兆3000億円)余りを投資する。昨年の最終目標と同額を投じる一方で、国内鉄道機器メーカーの海外市場シェア拡大を目指す方針も表明した。
李克強首相は5日発表した年次報告で、政府が重点を置く7つの輸出分野の1つとして鉄道機器メーカーを取り上げた。李首相は海外受注を推し進め、国内では約8000キロに及ぶ新たな鉄道路線の開業を今年予定していると語り、中国企業に対し海外のインフラ開発事業に参加し、生産能力増強で外国側と協力するよう呼び掛けた。
中国国家発展改革委員会(発改委)は同日、中国の対外直接投資が2014年に1029億ドル(約12兆3500億円)に達したと発表。政府はこれを今年、1130億ドルに増やすことを望んでいるという。
李首相によれば、中国では14年に鉄道路線8427キロが開業。国内で営業している高速鉄道の総延長は昨年1万6000キロに達し、世界全体の60%超を占めていると李首相は話した。
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原題:China to Invest $128 Billion in Rail, Push for Global Share (1)(抜粋)
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更新日時: 2015/03/05 19:22 JST