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米・イラク電話会談 対IS作戦で連携確認か
3月5日 13時08分

米・イラク電話会談 対IS作戦で連携確認か
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過激派組織IS=イスラミックステートが拠点とする都市ティクリットの奪還に向けたイラク軍による作戦について、アメリカのバイデン副大統領がイラクのアバディ首相と電話で会談し、両国の意見の相違もみられるなか、連携を確認したものとみられます。
過激派組織ISが支配する北部の主要都市ティクリットの奪還に向け、今月2日からイラク軍による大規模な軍事作戦が進められています。
この作戦などを巡って、アメリカのバイデン副大統領は4日、イラクのアバディ首相と電話で会談し、今後も協力することで一致したということです。
ティクリットの作戦では、イラク側から支援要請がないためアメリカ軍は参加していません。
一方で、アメリカ国務省のハーフ副報道官は4日、記者会見で、「宗派の緊張が高まることを強く懸念している」と述べ、この作戦にイスラム教シーア派の隣国イランの革命防衛隊が加わっているため、ティクリットで大半を占めるイスラム教スンニ派の住民が反発を強めることに懸念を示しています。
アメリカは、イラクの宗派対立がISの勢力拡大を許した要因の一つだとして警戒を強めています。
さらに、アメリカとイラクは、アメリカ軍がイラク第2の都市モスルの奪還作戦の内容を事前に公表したことを巡って、今後の作戦に意見の違いが出ているとも指摘されているため、今回の電話会談で改めて両国の連携を確認するねらいがあったものとみられます。

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