衆院予算委:「派遣労働者モノ扱い」課長発言で厚労相陳謝

毎日新聞 2015年03月05日 11時35分(最終更新 03月05日 11時36分)

 塩崎恭久厚生労働相は5日午前の衆院予算委員会で、厚労省の課長が1月に行った業界団体でのスピーチで「派遣労働者はモノ扱いだったのがようやく人間扱いする法律になってきた」と発言した問題について「発言は事実でおわびしたい」と陳謝した。その上で「発言した課長に対し今月2日に厳重注意をし、本人も深く反省している」と述べた。

 塩崎氏はまた、2006年に自身が代表を務める政党支部が国の補助金交付決定を受けて1年以内に愛媛県の企業から224万円の献金を受けたと明らかにした。塩崎氏は「補助金は試験研究に関するもので、政治資金規正法の適用除外に当たり、適法な献金だ。返金する必要はない」と述べた。13年にも1年以内に国の補助金交付決定を受けた企業から12万円の献金を受けたと指摘されたが「一般社団法人を通じた間接的な補助金だ」として問題ないとの認識を示した。民主党の大西健介氏への答弁。【福岡静哉、水脇友輔】

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