NHK定例会長会見が5日、東京・渋谷の同局で行われ、籾井勝人会長(72)が、度重なる波紋を呼ぶ自身の発言は、話し方に問題があるとした上で「話術の勉強を、アナウンサー室にも籍を置いて勉強させてもらいたい」と語った。
籾井会長は、2月5日の定例会長会見で、戦後70年の節目に従軍慰安婦問題を番組で扱う可能性を問われ、「まだ正式に政府のスタンスが見えないので放送は慎重に考える」などと発言。これが自主的な放送を放棄すると解釈され、国会でも追及されたが、籾井会長は「(着任後)政府から1回も干渉されてません。偏った放送はしていない。放送に関して、天地神明にかけてそういうことはない」と語った。
さらに、誤解を招く原因について「私に問題があると思っています。私の発言が、いらんことまで付け加えちゃう。これは僕の話し方の問題だと思っている。今から話術の勉強をアナウンサー室にも籍を置いて、勉強させてもらいたい。冗談じゃなくまじめに思っている。私のしゃべり方が乱暴で皆さんを誤解させていることは心から申し訳なく思っています」と語った。
また、放送事業の発展、放送文化の向上に功績のあった人に贈呈する「第66回日本放送協会放送文化賞」の受賞者に、竹下景子、立川志の輔、星野仙一氏ら9人が決まったことも発表した。
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