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 米軍経ケ岬通信所(京丹後市)でXバンドレーダーの運用が開始されてから初めての「安全・安心対策連絡会」が5日、京丹後市弥栄町の市弥栄庁舎であった。住民から苦情が出ている騒音問題や交通事故、米軍関係者の居住地問題などが取り上げられた。

 基地の発電機から低周波の騒音が発生し、住民が「夜眠れない」などと訴えている問題では、防衛省近畿中部防衛局の熊谷昌司企画部長が対策を説明。2月中旬から4日までに発電機にマフラー(消音器)を取り付けたところ、騒音測定では音が小さくなったと話した。

 これに対し、住民代表からは「商用電力の電源を引き込めないのか」と質問が出た。地元の大下教夫・袖志区長も「マフラー設置でいったんは安心したが、風向きによって強い音が聞こえる。一刻も早く商用電力を」と要望した。