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ISの拠点攻防で住民3万人近くが家追われる3月6日 5時23分
過激派組織IS=イスラミックステートが拠点とするイラク北部の都市、ティクリットに対するイラク政府軍の奪還作戦が続くなか、国連は戦闘によって周辺の住民3万人近くが家を追われたと発表し、市民の安全への懸念が強まっています。
過激派組織ISが去年6月から支配する北部の主要都市、ティクリットの奪還に向けたイラク政府軍の軍事作戦は5日で4日目に入りました。
政府軍はISの部隊が占拠とするティクリット中心部を包囲して物資の補給を断ち、空と陸から大規模な攻撃を続けています。
これに対して、IS側も通常の戦闘に加えて、夜中に政府軍の部隊に車ごと突っ込んで自爆するなど、反撃しているほか、5日にはティクリット周辺の油田を燃やし、煙で上空の視界を悪くすることで空からの攻撃を防ごうとするなど抵抗を続けています。
こうしたなか、国連は声明を発表し、今回の戦闘によって、これまでに周辺の住民2万8000人が家を追われたほか、現地の状況から今後、こうした住民はさらに増えると指摘しました。
ティクリットでは、IS側が避難しようとする住民を拘束し、「人間の盾」にすることで政府軍の攻撃を防ごうとしているという情報もあり、戦闘が激しさを増すなかで、市民の安全への懸念が強まっています。
政府軍はISの部隊が占拠とするティクリット中心部を包囲して物資の補給を断ち、空と陸から大規模な攻撃を続けています。
これに対して、IS側も通常の戦闘に加えて、夜中に政府軍の部隊に車ごと突っ込んで自爆するなど、反撃しているほか、5日にはティクリット周辺の油田を燃やし、煙で上空の視界を悪くすることで空からの攻撃を防ごうとするなど抵抗を続けています。
こうしたなか、国連は声明を発表し、今回の戦闘によって、これまでに周辺の住民2万8000人が家を追われたほか、現地の状況から今後、こうした住民はさらに増えると指摘しました。
ティクリットでは、IS側が避難しようとする住民を拘束し、「人間の盾」にすることで政府軍の攻撃を防ごうとしているという情報もあり、戦闘が激しさを増すなかで、市民の安全への懸念が強まっています。