2015年3月6日00時28分
東京電力は5日、福島第一原発の高濃度汚染水をためているタンクの周辺の側溝にたまった水から、比較的高い濃度で放射性物質が検出されたと発表した。3日夜に降った雨の影響で、排水路を通じて港湾内の海に流れ出たとみている。タンクの水漏れは確認されておらず、原因を調査する。
東電によると、3日にとった側溝内のたまり水を測定したところ、ベータ線を出す放射性物質が1リットルあたり1900ベクレル検出された。流出量は不明。タンクの水位に変化はなく、下流の排水路に設置されている濃度監視装置の値も、3日は通常と同じ程度の約100ベクレル以下だったという。
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