中国が原発事業を認可、福島事故後初-紅沿河で原子炉建設へ
2015/03/04 16:53 JST
(ブルームバーグ):中国が原子力発電プロジェクトの認可を再開した。2011年3月11日の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故後、中国は原発事業の認可を停止していた。
中国紙、毎日経済新聞が事情に詳しい関係者の話として報じたところによれば、国務院は中国広核集団の紅沿河原発(遼寧省)で原子炉2基の建設を始めることを2月17日に承認した。中国広核の広報担当者に電子メールと電話で取材を試みたが、今のところ返答はない。
中国は公害抑制の国際公約の一環として原発の発電容量拡大を目指しており、原発事業の認可再開はそうした取り組みにおける大きな1歩となる。20年までに原発の発電容量を3倍に拡大し、最大58ギガワットと、福島原発事故以前の日本の原発発電容量を超える計画だ。
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原題:China Kickstarts Nuclear Power by Approving Two New Reactors(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Aibing Guo aguo10@bloomberg.net
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更新日時: 2015/03/04 16:53 JSTニュース一覧
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