風の他人の姫姉様

ブログ合併中。無駄を省くのが好きな節約ブロガー。

【悪女の人生相談】フランス文学者の鹿島茂先生の恋愛本が面白い!

【スポンサーリンク】

今回オススメの恋愛本としてフランス文学者の鹿島茂先生の「悪女の人生相談」を紹介します!

女性雑誌VOCE(ヴォーチェ)で鹿島茂先生が読者の人生相談にのるという、よくあるお悩みコーナーの連載を一冊に纏めたのが、こちらの本です。

大学教授とは思えない自由な文体で、呼吸困難になる位面白いです!

 

・悪女の人生相談

フランスでは「悪女」の反対語が「バカ」「間抜け」という意味らしく、読者が賢い恋愛を導くために鹿島茂先生がフランス文学者らしい観点で、お悩みに答えてくれるという何とも尊い本です!

 

ただし本書の序盤に書いてありますが道徳性は無視されているので、ぶっ飛び回答が結構あります。笑

今回は長年の愛読者である姫姉様が鹿島先生の言葉を本書からセレクトして一部を紹介します!(*‘∀‘)

 

・彼氏と結婚を迫られてるが現状維持したい女性への回答の一部

一日か二日同棲して、自分がいかに同棲や結婚には向かない女であるかを思い知らせるほかありません。たとえば、いっさい食事はつくらず、三食ともコンビニ弁当とか、店屋物ですませる。食事が終わっても絶対にあと片付けしない。ゴミはそのへんに散らかしておく。タバコを吸ったら、残りの食器を灰皿代わりにする。

鹿島茂先生の結婚に向いてない女の演出方法は具体的です!

この方法を実際にやったら、彼の方は絶対に結婚は考えられないですよね!

 

 

・恋愛するのが面倒くさいという女性への回答の一部

 恋愛は一種の体質であり、素質であり、そしてなによりも才能なのです。すぐに恋愛に突入できる人もいれば、そうでない人もいるのです。学力や体力に劣る人がいるのと同じように、恋愛能力が低い人も当然いるわけです(略)

 

恋愛偏差値というのは、その人の美醜やスタイルの良し悪しは関係がありません。昔の言葉でいえば惚れっぽい体質の人こそ恋愛偏差値が高いのです。はたから見ればあんなBUSUがと陰口を叩かれる女性でも、恋愛偏差値が高いケースはいくらでもあります。

 

 苦手なことは恋愛でも避けて通るべし!という考えの鹿島先生。言いにくい言葉はローマ字表記になるのは、鹿島先生の優しさでしょう(適当)

ちなみにBUSUでもモテモテな女性がいるのは実証済み。

ブスなのに綺麗どこ扱いで、モテてた女性の話

 

 

・好き好きオーラ全開で男性によく逃げられる女性への回答の一部

愛というのは買い物とちがって、支払っただけ対価を得られるわけではありません。あなたが「好き好き大好き」と激しく迫ったりすれば、男は逆に引いてしまいます。(略)「追えば、逃げる」というのが愛の本質なのです。

 
・ 以下鹿島茂先生の名言

「隠微なエロティシズム」を発散したほうが、男はムヒョーとなるのです。エロというのは、あまりエロのありそうもないところで見つけるのが一番効くのです。

 

 ヘンタイとは性欲のピーター・パンなのです。

 

 ●●●●はオールマイティの武器。

 

●●●●は察してください。笑

 

 

・目次(相談内容)一部紹介

・合コンではモテるのに、なぜ彼ができないの?

・遠距離恋愛で疲れ果てた私に残された道は?

・ほかの女のハダカを見て喜ぶ彼に耐えられません!

・年下の男の子と結婚して、楽しく暮らすには?

・付き合って6年。「永すぎた春」にならないか心配です。

・私を捨てた男に、胸がすくような復讐をしてやりたい!

etc

 

上記の相談内容に鹿島先生が鹿島節を炸裂させて一つ一つ回答しています。

 

悪女の人生相談は本当に面白いのでオススメです!

 

悪女の人生相談 (講談社文庫)

悪女の人生相談 (講談社文庫)

 

 この本は大好きなのですが、今は中古本以外で手に入らないようです。 

もっと評価されても良いと思います。

 

悪女入門 ファム・ファタル恋愛論 (講談社現代新書)

悪女入門 ファム・ファタル恋愛論 (講談社現代新書)

 

 ↑フランス文学に登場する悪女キャラを恋愛と絡めて紹介してる本です。

マノン・レスコーカルメン椿姫あたりが有名ですよね。

こちらも鹿島先生らしい文体で、腹がよじれるくらい笑えます。

 

衝動買い日記 (中公文庫)

衝動買い日記 (中公文庫)

 

 ↑鹿島茂先生のお買いもの日記。買い物に悩んだり失敗してる様子が面白いです。

ミニマリズムも糞もないですが、鹿島茂ファンなら楽しめます。

 

「レ・ミゼラブル」百六景 (文春文庫)

「レ・ミゼラブル」百六景 (文春文庫)

 

 ↑鹿島先生はちゃんとフランス文学者らしい本も出してるんだぜ。

ただの面白いおっちゃんではないのだ。ちなみにこの本はまだ読んでません。

 鹿島先生の出す緩いなタイトルの本ばかりに手を出してしまいます。【セーラー服とエッフェル塔】とか。

 

本を全く買わないのですが、鹿島茂先生の著書は唯一電子書籍でダウンロードしてあります。それ位の好きです!!