遅くなったWindowsの起動を速くする方法「最近PCの起動が遅くなったかも?」は実際に遅くなっている

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パソコンを使っていて不満に感じることに起動時間がある。スマホやタブレットに比べて電源オンから使えるようになるまで時間がかかることだ。最近のSSD搭載パソコンはスマホやタブレットなみに速くはなったが、HDD搭載パソコンでは、そう感じることが多い。特に、最初のうちは早かった起動時間が使い続けていくと時間かかるようになったと感じることはないだろうか。

コレ、勘違いではなく実際に起動に時間がかかっていることが多い。

パソコンを使い続けていると、新しいソフトをインストールしたり、アップデートで古いソフトを削除したり、新しいソフトをインストールしたりすることが繰り返される。それが続くとパソコンの起動時に読み込まれるプログラムが、どんどん増えてしまい、起動に余計な時間がかかるようになってしまうからだ。

Windowsの起動時に余計なツールが起動する原因として考えられるのは2点
1)スタートメニューの「スタートアップ」にソフトのショートカットが登録されている
2)システムのレジストリ内にソフトの起動が書き込まれている


スタートメニューのスタートアップに登録されているプログラムは以下に登録されている。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

ここに登録されているもので不要なものは削除してしまっていい。



C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startupがスタートアップフォルダの正体だ

■Windows 8/8.1ではシステム構成ユーティリティにスタートアップがない!
問題なのはシステムのレジストリに登録されたスタートアップ項目だ。
これ、Windows 7までは「システム構成」というユーティリティで削除できたのだが、Windows 8/8.1では、タブは存在するモノのスタートアップの設定ができないようになっているのだ。

スタートアップタブに移動してみると、『スタートアップの項目を管理するには「タスクマネージャー」のスタートアップを使って設定してください』と書いてある。


Windows 8/8.1からは、システム構成のスタートアップ項目が排除された。


このタブの意味があるのか? という疑問は残るが、タスクマネージャーを起動する。
そこに「スタートアップ」というタブがあるので、そこを開くと、ずらりと表示されているはずだ。この中での設定ポイントは以下
1)状態で有効になっているものをチェック
2)スタートアップへの負荷が「中」以上をチェック
3)Microsoft Corporationと書いてあるものは避ける



無効にしたいアプリを選択したら右クリック「無効化」を選べばOK


上記のポイントに従ってスタートアップ項目を見直してみよう。無効にするには、プログラムを選択し、右クリックで表示される「無効」を選択後、パソコンを再起動すればOKだ。

最近、何やらパソコンの起動が遅いなと感じている人は、チェックしてみるといいだろう。


小川夏樹(ITライフハック編集長)