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 国の補助金の交付決定通知を受けた企業からの政治献金問題は3日、安倍晋三首相や野党代表へと広がった。2社から計62万円の寄付を受領していたことが判明していた安倍首相の自民党支部が、新たに3社から計46万円の寄付を受けていたほか、閣僚では麻生太郎財務相、菅義偉官房長官、宮沢洋一経済産業相、甘利明経済再生相、林芳正農林水産相側にも、同様の寄付があったことがわかった。

 政治資金規正法は国の補助金の交付決定通知から1年間、企業などに政治献金を禁じている。ただ、政治家側が補助金交付を知らずに寄付を受けたり、国以外が交付先を決めたりした場合は違法とならず、試験研究や利益を伴わない補助金なども制限の対象外とされる。

 政治資金収支報告書などによると、安倍首相の自民党支部は2010年8月~11年4月、大阪市の洗剤メーカー「サラヤ」から3回に分けて計30万円、13年12月には大手広告会社の電通から10万円、さらに13年11月にはオリオンビールから6万円の寄付を受けた。いずれも、各社が国の補助金の交付決定通知を受けてから1年以内だった。