連続テレビ小説 マッサン(123)「物言えば唇寒し秋の風」 2015.02.25


・「大好きな人々大好きな明け暮れ」・「新しい『大好き』をあなたと探したい」・「私たちは出会い私たちは惑い」・「いつか信じる日を経て1本の麦になる」・「空よ風よ聞かせてよ私は誰に似てるだろう」・「生まれた国育つ国愛する人の国」・「麦は泣き麦は咲き明日へ育ってゆく」一馬が葡萄酒造りに取りかかってから10日ほどたちました。
(政春)石灰?
(一馬)はい。
酒石酸は樽の中に入れた葡萄酒が冬の寒さで沈殿分離する事で直接採取できます。
ただこれでは冬が来る前に納品する事は不可能です。
そこで脱酸用の石灰を入れ人工的に酒石酸カルシウムを沈殿させ採取してみようかと。
じゃけど…脱酸用石灰じゃ溶解度が低いじゃろう。
うまい事溶かせるんか?一度に大量の石灰を溶かす事は難しいと思うんで少しずつ何回かに分けて溶かしてみようかと。
ただ一つ問題があって飲み物として葡萄酒は酸味のない飲み物になってしまいうまいものにはならないと思います。
ああ。
それは構わん。
もともと海軍さんが欲しがっとるんは酒石酸じゃ。
酸味の抜けた葡萄酒はまあ甘味料を足すなりして工員さんらに分けてあげてもええしのう。
分かりました。
じゃあとりあえず石灰で挑戦してみます。
ああ頼むわ。
はい!
(ドアが開く音)
(エマ)ただいま!エマ。
(エマ)ああ…お父さんいたんだ。
いやエマこそどうしたんじゃ?知らなかった?私一馬さんのお仕事の助手をさせてもらってるの。
一馬の助手を?エマが?どういう事じゃ?いやその…。
助手というのは冗談。
気晴らしに見学させてもらってるだけ。
気晴らしに葡萄酒造りを…?勝手でしょ!さあ邪魔だから出てって!いやいや…エマ…。
早く早く。
何でじゃ?はいはいはいはい…。
エマエマ。
夕ごはん先に食べておいて。
もうしばらくここで見学してるから。
毎日?
(俊夫)はあ。
ここんとこ夕方になったらおおかた毎日研究室来とってですで。
(エリー)それでこのごろ帰りが少し遅かったのね。
ああ…で何をやっとるんじゃ?さあ…単なる暇潰しじゃなぁですか。
(熊虎)分がってねえなおめえら。
ん?エマもそういう年頃になったって事だべ。
そういう年頃って…。
いつまでも子どものままだと思ってんのは親だけだ。
おらだってハナの事はず〜っと子ども扱いしてたしな。
(ハナ)よく言うよ。
こんな小さい時から掃除に洗濯着替えの世話から耳掃除までおらにやらせったくせに。
耳掃除!?そがな事わしゃやってもらった事がなぁど。
今晩耳掃除せえ。
嫌だね。
何でじゃ!ちいと待ってくれ。
早い話熊さんはエマが一馬の事を?そういう事でねえのか?いや〜そりゃありえん。
のう?ノー。
じゃ何で毎日一馬のとこに?年頃の娘が葡萄が発酵するとこ見てて楽しいか?
(俊夫)はあ…。
もし仮に熊さんの言うとおりじゃったとしたら2人はもう耳掃除するような仲に!?いやいや…ちいと待ってくれって。
エマはまだ女学校出たばっかりじゃ。
(熊虎)何言ってんだ!女学校の途中で嫁に行く娘だって珍しくねえべ。
よ…嫁!?
(俊夫)確かにのう…。
(俊夫)じゃけん一馬とエマお嬢様がそういう事になっとるんじゃったらお坊ちゃまにとっちゃ一石二鳥でがんひょ?何がじゃ?この工場の後継ぎの話でがんす。
(熊虎)なるほど!エマと一馬が一緒になったら一馬はマッサンの義理の息子になる訳だ。
そがいに簡単に言わんでつかぁさい。
熊さんはええんですか?一馬の親父として。
おらは構わねえ。
一馬がここを継ぐなんて万々歳だ。
ただ…一つだけ大きな問題がありますがのう。
何じゃ?大きな問題?うん。
一馬がお坊ちゃまの義理の息子になるいう事はわしとお坊ちゃまが親戚関係になるいう事じゃ。
どこが問題なんだ?分からん奴じゃのう。
今まで「お坊ちゃま」言うて距離を取った節度ある関係を築いてきたのにこれで急に親戚じゃいうて親しゅうなったらいろいろとややこしゅうなるじゃろうが!
(ハナ)えっ…?「おら政春!しゃんとせんか!政春!」。
はい…。
(俊夫)「おどりゃぁ小学校ん時にわしを柔道で投げ飛ばした事をいまだに自慢に思うとるんか!どうなんじゃ!政春!」。
…いうて言えるか?別にそれは今までどおりでいいんでねえの?ガキの頃投げ飛ばさっちゃ事そだに根に持つか?かわいそうに。
いまだに引きずってんだな。
やかましいわ。
…でお坊ちゃまはどう思いんさる?わしと親戚になった場合…。
やかましいわ!みんなもちいと待ってくれ。
確かに一馬がエマの婿になってくれりゃわしにとっても都合がええかもしれん。
じゃけどエマはまだ…。
そもそものう本人同士がどういう気持ちかどうか分からんのに。
聞いてみたらどうでがんす?
(熊虎)うん。
え?この際2人にはっきり聞いてみたらどうでがんす?
(俊夫)ん?どう思う?マッサンの言うとおりみんな考え過ぎだよ。
ああ…。
エマはまだまだ子どもだもの。
ほうじゃろう?うん。
そんな…エマにも一馬にもそがぁな事いちいち聞かんでもええわのう?うん。
うん!じゃあ明日もお邪魔するからね。
家でちゃんと勉強でもした方がいいんじゃない?何でそんな意地悪言うの?え?一馬さんのバカ!痛っ。
やったな。
(一馬)エマ!
(エマ)いや〜。
やだ〜!やっ…。
(鐘が落ちた音)エマ…いくよ。
好き!一馬さんは?何をやっとるんじゃ?あっ…ちょっと転んじゃって。
じゃあまた明日ね。
あっ。
始業の鐘です。
おお…。
おやすみなさい。
おやすみ。
実験うまくいきそうよ。
残った葡萄酒もお父さんの言ったとおり砂糖を入れれば飲めるものになるだろうって。
ほうか…そりゃえかった。
ねえ相談があるんだけど…。
何じゃ?勤労奉仕やめても構わない?父の軍需工場を手伝うからと言えば許してもらえると思うの。
そりゃ構わんが…。
何でじゃ?外で言いたい事も言えず我慢してるよりその方が気が楽だしお父さん人手不足だって言ってたでしょ。
仕事いうて…事務か?ううん。
俊兄や一馬さんと一緒に働いてみたい。
俊兄や一馬と?無理だよ。
どうして?工場には私と同じぐらいの年の女の人だって働いてるじゃない。
まあ…ほうじゃけど…。
「やりたい事は何でもやってみろ」って言ってたでしょ?じゃけどエマ何でじゃ?急に。
じゃあ正直に告白します。
私…一馬さんに恋をしているの。
恋…?あっ誤解しないで。
一馬さんが私の事どう思ってるかはまだ知らない。
これからどうなるか分からないけど温かく見守って下さい。
ごちそうさま!どうするの?どうするいうて…。
(エマ)「一馬さんの葡萄の醗酵実験12日目。
遂に一馬さんにIloveyouと告白してしまった。
一馬さんは少し戸惑ったようなだけども決して迷惑だという態度は示さなかったように思う」。
(一馬)出来た!マッサン…マッサン来て下さい!早く!どうしたんじゃ?見て下さい。
酒石酸です!おお…。
(一馬)石灰をほんの少しずつ30回ぐらいに分けて溶かしてみたんです。
へじゃゆうべは徹夜で?はい。
始めたら夢中になってしまって気が付いたら朝でした。
アハハハッ…。
ようやった!ご苦労さん!はい。
さすがわしの後継ぎ候補じゃ!後継ぎ?いや…。
(よしえ)エマ本当に来なくなっちゃうの?うん!随分と楽しそうだね。
私ね…恋をしているの。
恋?うん。
よっちゃんも早くいい人見つけて恋をするといいわ。
きっと生きてる事が楽しくなるから。
エマが…そんな事を…。
ああ…。
エマの気持ちは知っとったんか?…はい。
一馬は…え〜…どう思うとるんじゃ?どうなんじゃ?こん…こんな時代に女性を好きになるなんて不謹慎ですし…相手は社長の娘さんですし…。
へじゃ…一馬もエマの事を?はい。
ええ加減な中途半端な気持ちとは…。
違います!ああ…。
2015/02/25(水) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 マッサン(123)「物言えば唇寒し秋の風」[解][字][デ][再]

エマ(優希美青)と一馬(堀井新太)の関係を心配するマッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)だが、エマは一馬に告白し、恋をしていると二人に白状して…。

詳細情報
番組内容
一馬(堀井新太)が酒石酸採取に取り組むなか、見学にやってくるエマ(優希美青)。このところ連日研究室を訪れているらしく、エマが一馬を好きなのではといううわさが。エマも年頃になったと賛成する熊虎(風間杜夫)たちだが、マッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)はそんなことはありえないと否定するのだった。一方、エマは一馬についに好きだと告白、さらにマッサンとエリーに一馬に恋をしていると白状して…。
出演者
【出演】玉山鉄二,シャーロット・ケイト・フォックス,八嶋智人,小池栄子,優希美青,堀井新太,風間杜夫
原作・脚本
【作】羽原大介

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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