NHKニュース7 2015.02.25


戦後70年のことし発表する総理大臣談話。
英知を集めたすばらしいご議論をきたいしております
有識者による議論が始まりました。
こんばんは、ニュース7です。
まず、川崎市の河川敷で、中学1年の男子生徒が殺害された事件です。
事件が起きた時間帯に、男子生徒の携帯電話から、不自然な通信があったことが分かりました。
警察は、事件に関与した人物が、携帯電話を勝手に操作し、偽装工作を図った可能性があると見ています。
また、交友関係を詳しく調べて、上村さんが事件に巻き込まれたいきさつについて、解明を急いでいます。
事件の発生から5日。
もう一度、会いたかったね。
殺害された上村遼太さんを悼んで、現場を訪れる人は絶えません。
遺体の傷などから、複数の人物から執ように暴行を受けたと見られています。
上村さんは、去年の秋以降、公園などで年上の少年らと一緒にいる姿が、たびたび目撃されています。
その様子を見ていた知り合いは。
グループには、川崎や横浜に住む中学1年生くらいから、20歳くらいまでの男女、十数人がいたということです。
中学1年の上村さんは、年上のメンバーから指示されることもあったといいます。
先月、友人が撮影した上村さんの写真です。
このころには中学校に行っていませんでした。
さらに、顔に大けがをするほど、殴られたこともあったということです。
別の友人によりますと、上村さんはグループのことを挙げて、目をつけられて、殴られたと話していたほか、スマートフォンなどで無料でメッセージをやり取りするLINEに、殺されるかもしれないなどと書き込んでいたということです。
警察は交友関係を詳しく調べ、事件に巻き込まれたいきさつについて、解明を急いでいます。
またLINEでは、事件が起きた時間帯に、上村さんの携帯電話から知人に、不自然な通信があったということです。
事件のあと、上村さんの携帯電話は見つかっていません。
警察は、事件に関与した人物が、携帯電話を勝手に操作し、偽装工作を図った可能性があると見て、LINEの運営会社から通信記録を取り寄せるなど、状況を詳しく調べています。
東京電力福島第一原発で明らかになった事態に、反発が強まっています。
事故を起こした原子炉建屋のすぐ脇を通り、雨が降るたびに、放射性物質の濃度が上がっていた排水路が、そのまま放置され、汚染された水が直接、海に流れ出していた問題。
東京電力は、排水路のルートを変える工事の検討を始めましたが、これまで対策も公表もしなかった姿勢に、地元の漁業者からは、信頼関係が崩れたと、批判が相次いでいます。
福島県いわき市で開かれた地元の漁協の組合長会議。
その席上。
激しく非難された今回のトラブル。
福島第一原発2号機の原子炉建屋とつながる白い建物。
この屋上にたまっていた、比較的、高い濃度の汚染水が、排水路を通って、海へ流れ出していました。
メルトダウンが起きて、大量の放射性物質が放出された1号機から3号機の脇を通る、この排水路。
雨が降るたびに、放射性物質の濃度が上がっていました。
東京電力は、去年4月以降、そのことを把握していましたが、海への流出を防ぐ対策は取らず、公表もしていませんでした。
東京電力は、これまでのところ、周辺の海水の放射性物質の濃度に、大きな変動は見られていないなどと説明。
その上で、陳謝しましたが。
漁業者が反発を強めるのは、漁ができない苦しさの中、廃炉に向けて東京電力に協力するのか検討していた、そのやさきだったからです。
今月5日、4年ぶりに始まった、マダラの試験的な漁。
福島県沖の漁業の主力で、本格的な漁業再開につながると期待されています。
その一方で、原発では汚染水がたまり続けています。
福島県漁連は、東京電力が示した建屋周囲の井戸からくみ上げた地下水を、浄化して海に流す計画について、受け入れの是非を判断することを決め、漁協単位で意見集約を行っていました。
前提となるのは、東京電力との信頼関係でした。
なぜ、これまで事実が公表されなかったのか。
当初、排水路は、放射性物質の濃度を管理する対象ではありませんでしたが、原子力規制委員会は去年2月、対象に加えるよう指示しました。
東京電力が去年4月から測定を始めたところ、問題の排水路では、雨のたびに濃度が上がりました。
そして、ようやく今月になって、汚染水のある場所が、2号機の原子炉建屋の屋上だと分かったということです。
東京電力では、排水路の水が、港湾の内側に流れ込むように、排水路のルートを変える工事を検討しているほか、当面の対応として、排水路の下流で水をポンプでくみ上げて、別の排水路に流す案も出ているということです。
次です。
政府は、戦後70年のことし発表する、総理大臣談話の取りまとめに向けて、有識者懇談会の初会合を開きました。
安倍総理大臣は、戦後70年、アメリカや中国、韓国をはじめとするアジアの国々と、どのような和解の道を歩んできたのかなど、5つの論点について議論するよう求めました。
きょうの初会合で安倍総理大臣は、財界人や学識経験者らを前に、次のようにあいさつしました。
70年談話について、安倍総理大臣はこれまで、こう発言してきました。
談話を巡っては、アメリカ政府が、いわゆる村山談話などを継承する形が望ましいという考えを示しているほか、中国や韓国が、新たな談話の内容を注視していく姿勢を示しています。
こちらが、戦後50年の平成7年に、当時の村山総理大臣が出した談話の一部です。
わが国は遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで、国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して、多大の損害と苦痛を与えました。
私は、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここに改めて、痛切な反省の意を表し、心からのおわびの気持ちを表明いたしますとあります。
植民地支配と侵略。
痛切な反省。
そして、心からのおわびという文言は、こちら、戦後60年に出されました、当時の小泉総理大臣の談話にも、このように盛り込まれています。
戦後70年の談話で、これらの文言がどのような形で引き継がれるのかが、焦点の1つです。
続いて、有識者懇談会のメンバーを見ていきます。
こちらです。
財界人や学識経験者、そしてジャーナリストなど、ご覧の16人となっています。
座長には、日本郵政社長の西室泰三氏が選ばれました。
西室氏は、日中両国の有識者で作る、新日中友好21世紀委員会の日本側の座長を務め、去年12月には、中国の李克強首相と会談しました。
座長代理に選任された、国際大学学長の北岡伸一氏は、集団的自衛権の行使を巡る、政府の有識者懇談会で座長代理を務めました。
きょうの初会合で、安倍総理大臣は、この5つの論点について、議論を行うよう求めました。
まず、20世紀の世界と日本の歩みをどう考え、その経験からくむべき教訓とは何か。
戦後、日本の平和主義、経済発展、国際貢献をどのように評価するか。
戦後70年、アメリカ、オーストラリア、欧州の国々、また中国、韓国をはじめとするアジアの国々等と、どのような和解の道を歩んできたのか。
21世紀のアジアと世界のビジョンをどう描き、日本はどのような貢献をするべきか。
戦後70年にあたって、日本が取るべき具体的施策はどのようなものかです。
有識者懇談会は、5つの論点について議論したうえで、夏をメドに、議論の内容を、安倍総理大臣に報告することを確認。
懇談会の議論を踏まえて政府は、総理大臣談話の策定作業を本格化し、ことし8月15日の終戦の日をメドに、談話を発表する方向で、調整を進めるものと見られます。
与野党は。
では、政治部の岩田記者に聞きます。
岩田さん、まず安倍総理大臣が談話を出す、そのねらいは、どこにあるんでしょうか?
戦後70年の節目にあたって、歴史認識や、戦後の日本の歩み、それに今後の国際社会への貢献について、世界に向けてメッセージを発信したいというねらいです。
そして、英知を結集するため、多様な意見を踏まえることが望ましいとしていて、懇談会のメンバーも幅広い分野から選んだとしています。
ただ、安倍総理大臣がおととし、靖国神社に参拝したことなどもあって、中国や韓国には警戒心もあり、村山談話を踏襲するよう、けん制を繰り返していて、国連安保理でも、日本と中国が歴史認識を巡って、応酬を交わしたばかりです。
またアメリカも、新たな談話が、中国や韓国との関係を損なうことなく、中国との関係改善や、日米同盟の強化につながるものになることに、期待感を示しています。
このように、戦後70年の談話には、国際社会から強い関心が寄せられていて、その内容は、今後の近隣諸国などとの関係や、日本の評価などに、さまざまな影響を与えることになると予想されます。
この談話の取りまとめでは、何がポイントになってくるんでしょうか?
大きく分けて、過去と未来というポイントがあると思います。
過去については、安倍総理大臣は村山談話を含め、歴代内閣の立場を全体として引き継ぐと明言する一方、一つ一つのことばを引用することには、必ずしもこだわらない考えを示しています。
ただ、与党の公明党などからは、村山談話の表現を踏襲すべきだという意見などが出ていて、過去の談話を引き継ぐことが、どのような形で表現されるか、また、痛切な反省などのキーワードが残るのかが注目されることになります。
一方、安倍総理大臣は、未来を見据えたメッセージにも重きを置いていまして、懇談会に、戦後70年にあたって、日本が取るべき具体的施策を議論するよう要請しました。
日本を取り巻く安全保障環境が変化し、国際的なテロの脅威への対応が、国際社会の喫緊の課題となる中、安倍総理大臣は積極的平和主義を掲げて、安全保障法制の整備などに取り組んでおり、これからの日本の貢献をどう発信していくのかも、大きなポイントです。
次です。
医療事故の原因究明や、再発防止に向けた新たな制度が、ことし10月に始まります。
こちらの医療事故調査制度です。
その仕組みを見ていきます。
患者が死亡する医療事故が起きたとき、医療機関は、新たに設置されるこの第三者機関への報告と、みずからによる原因調査が義務づけられます。
この調査結果は、遺族に報告され、遺族は納得できなければ、この第三者機関に独自の調査を依頼することができます。
きょう、運用指針の素案が国の検討会に示されましたが、事故の調査で医療現場の萎縮を懸念する、一部の医師などと遺族の間で、意見の隔たりが埋まらず、議論はまとまりませんでした。
東京女子医科大学病院では、2歳の男の子が死亡。
群馬大学医学部附属病院では、腹くう鏡による手術を受けた患者8人が。
医療機関での患者の死亡は、最近も相次いでいます。
新たな制度は、医師や弁護士、それに医療事故の遺族などで、制度の運用の検討が進められています。
その制度、創設の背景には、遺族の長年にわたる訴えがありました。
永井裕之さん。
16年前、医療事故で妻の悦子さんを亡くしました。
リューマチの治療で入院した病院で、点滴中に誤って消毒液が投与されたことが、原因でした。
しかし、病院は当初、病死と説明し、事故を隠しました。
看護師や医師らはその後、刑事責任を問われました。
調査をしっかりするという制度は今まで、日本にはありませんでした。
医療現場の隠蔽体質に直面した永井さん。
調査の新たな制度が必要だと訴えてきました。
永井さんもメンバーとなっている検討会。
遺族と一部の医師などとの間で、意見の隔たりがあります。
焦点は、調査の対象になる、死亡を予期しなかった事故について、誰がどう決めるのか。
そして、医療機関の調査結果の遺族への説明の方法です。
きょう、指針の素案が示され、調査の対象は、治療中などに死亡する危険性を、患者に事前に説明したり、カルテに記載していたりすれば、対象から除くなど、医療機関が判断するとしています。
また、調査結果の説明は、遺族側が文書で受け取ることを求めていましたが、素案では、口頭または書面、もしくはその双方で、遺族が納得する形で説明するとしています。
遺族側は、全体的に制度の運用を医療機関の判断に委ねる内容で、納得できないと主張。
一部の医師などは、過度な調査によって、医師の責任が追及されるなど、現場が萎縮する懸念があると主張し、議論はまとまりませんでした。
検討会は今後、座長が意見を調整し、まとまらなければ、再度、検討会を開き、議論を続けることにしています。
安倍総理大臣は、衆議院予算委員会の基本的質疑の補充質疑で、西川前農林水産大臣の辞任を受けて、国会議員が説明責任を果たしていくのは当然だとしたうえで、疑問があると、罪があるかのごとく決めつけるのは、いかがなものかという印象を持っていると述べました。
午後の質疑です。
ニュースを続けます。
すい臓がんのため、59歳で亡くなった歌舞伎俳優の坂東三津五郎さん。
きょう、葬儀が営まれ、歌舞伎俳優やファンなど、およそ5000人が別れを惜しみました。
祭壇には、ほほえみを浮かべた三津五郎さんの遺影の周りに、平成21年に受章した紫綬褒章と、およそ4000本の花が飾られました。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
あすは全国的に雨で、西から雨の範囲が広がる見通しです。
各地でいつごろ、雨は降りそうですか?
あすの朝6時から9時ごろにかけての通勤・通学の時間帯は特に九州や四国を中心に、雨足が強まりそうです。
そしてこの雨の範囲は、午後になると、東日本や北日本にも広がる見通しです。
夜は関東付近、本降りの雨となりそうです。
また北海道も夜は、太平洋側を中心に雪で、ふぶく所が出てきそうです。
あす、天気が崩れるのは、低気圧や前線の影響です。
あすは特に、太平洋沿岸を中心に、激しい雷雨に注意をしてください。
そして、あさって金曜日です。
金曜日は低気圧や前線の動きが遅くなって、しかも急速に発達をする見通しです。
このため、全国的に風が強くなって、特に北海道、荒れた天気となります。
猛吹雪や大雪に警戒が必要です。
では、あすの全国の天気です。
京都はきょう、3月中旬並みの陽気でした。
おはようございます。
2015/02/25(水) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▽戦後70年“首相談話” 有識者の議論スタート 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】上條倫子,【気象キャスター】寺川奈津美

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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】上條倫子,【気象キャスター】寺川奈津美

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