趣味の園芸「冬から春へ 変化を楽しむカラーリーフ」 2015.02.26


(テーマ音楽)2月も後半ですがまだまだ肌寒い日が続いていますよね。
この時期は花が少なく庭がちょっと寂しくなりがちです。
そんな悩みを解決してくれるのがカラーリーフ。
葉の色が美しい樹木や草花です。
中でも寒い時期にさまざまな色合いに変化するカラーリーフを使って冬から春にかけて彩りのある庭づくりを楽しみましょう。
まずは品種の数々。
色とりどりに染まった葉の色に注目です。
そして植え方と管理方法。
植える時に美しく見せるバランスのとり方や植えたあとの管理のしかたを紹介します。
後半は…秋に果実をたくさん実らせるための枝の切り方を紹介します。
おはようございます。
三上真史です。
今日は愛知県豊田市にありますガーデニングミュージアムに来ています。
こちらは季節の花で和風洋風に彩られ庭づくりのヒントを探せる場所です。
さあ今日のテーマは「変化を楽しむカラーリーフ」。
教えて下さるのはこちらの方です!草花のメンテナンスを得意とするガーデナーの天野麻里絵さん。
初心者にも分かりやすいガーデンプランを提案しています。
天野さん冬って花が少なくなって庭がどうしても寂しくなる時期ですよね。
そんな季節でも葉だけで庭を華やかに彩る事ができるのがこちらのカラーリーフ。
お〜。
彩りが豊かでしょ。
あでやかですね。
グリーンのものだけじゃなくて紅葉しているような物があったりブロンズ色もあるんですね。
暖かな季節は主にグリーンの葉色なんですが今の季節はこのように葉の色の変化が楽しめるようになります。
今こそ彩りを楽しめるわけですね。
そうですね。
季節によってどんなふうに葉の色が変わるのかいくつかご紹介しましょう。
暖かな季節は柔らかなライム色をしています。
寒くなってくると葉全体がオレンジがかった色に変わります。
シルバーの細かい葉が特徴のカラーリーフです。
寒い季節は葉の一部が赤く色づきます。
かわいらしいですね。
ツヤのある赤みがかったブロンズ色が美しい品種です。
寒い季節は赤みが更に強くなり濃い色に変わります。
最後は…クリーム色の斑が特徴のカラーリーフです。
冬は斑の部分を中心にピンクが差し全体に赤みが増していきます。
でもどうしてこうやって見事に色が変わっていくんですか?アントシアニンという色素が関係してるんですか?はい。
夏の間は緑だった葉。
しかし冬になると寒さで葉の代謝が落ちてきます。
するとカラーリーフは赤い色素アントシアニンをつくり出し強い日光から葉を守ると考えられています。
そのため冬になると葉が赤く色づくんです。
守ろうとして色が変わっていくわけですね。
この色素によって赤く色づくんですが暖かくなるとまたこの色素が分解されていくのでまた元の緑色の葉っぱに戻っていくようになります。
葉の色を変化させて冬場を乗り切ってるんですね。
そうやって葉の色が変化しっかりするためにはどういった事が必要なんでしょうか?寒さと光が大切になります。
寒さと光どういう事でしょう?昼夜の寒暖の差と太陽の光がしっかり当たる事が色づけには必要になってくるんです。
暖かな室内や日陰の暗い場所では葉の色づきが悪くなる事があるんです。
外で育てた方がより色づきやすいわけですね。
そうですね。
それでは日ざしのある庭で実際にカラーリーフを植えて寂しげな庭を華やかにしてみましょう。
雪も降ってきましたね。
そうですね。
今回は寒さにも強い植物を使っていくんですがしっかり育つように土づくりをやっていきたいんですがやっぱりずっと植物を植えていると土の栄養分や水分も偏ってくるのでこういった腐葉土のような堆肥とあと肥料として緩効性の化成肥料を使ってまずしっかり補ってあげる事が大事になってきます。
では実際に願いします。
はいお願いします。
まずは?こちらの腐葉土なんですが大体1m^2あたりバケツ一杯分くらいの肥料を…。
堆肥ですね土の表面が隠れるくらいまいてあげます。
育ちやすい土づくりですね。
そうですね。
そしてこちらの肥料もひとつかみくらい入れてあげます。
先に全体にこのようにまず上にまくんですね。
まずは間配って。
それから大体深さ20センチくらいすき込んであげます。
ちょうどこの深さぐらいですかね。
刃が隠れるくらいですね。
下までしっかりと。
しっかりと混ぜ込んであげます。
奥まった細かい場所は小さなクワなどを使うと周りの植物を傷つけずに済みますよ。
土を混ぜ込んだあとは板などを使ってデコボコした状態を平らにならします。
こうする事で水がムラなく乾くようになるんです。
さあ植える準備ができました。
いよいよ植えつけですね。
今回はどのようなカラーリーフを植えましょうか?今回はこちらの彩りのあるリーフを5種類使っていきたいと思うんですが。
それぞれご紹介頂けますか?はい。
まずこちらがヘーベ‘ハートブレイカー’という品種でこれも斑入りのタイプなんですがもとはクリーム色の斑が寒さによってしっかりくっきりしたピンクに色づいていきます。
斑の部分も色づくんですね。
そうですね。
すごく色の鮮やかな色になっています。
そして細かなシルバーの葉のラゴディア・ハスタータつややかなブロンズ色の葉のベロニカ‘グレース’。
杏色の葉に赤みが差しているヒューケラドルチェ‘クリームブリュレ’。
斑が入った葉の縁にピンクが差すシルバータイムを植えます。
どれも寒さに強く冬でも葉が落ちない品種です。
じゃこちらをこれからレイアウトしていくんですがこういったカラーリーフの色や形に着目して隣り合う物がちょっと違った色や形になるようにして配置していくとそれぞれの個性が際立って見えるようになっていくと思います。
例えばどのようにやっていったらいいんでしょうか?こういったくっきりした色味の物の前にはこういった明るい色を入れるとコントラストがついてしっかりそれぞれの色味の違いが出たりとか。
やっぱり丸い大きな葉っぱの奥にこういった細かい葉があるとその葉っぱの大きさの違いがよりしっかり見えたりという形で変化がそれぞれ出てくると思います。
高低差も生まれますね。
そうですね。
いきなり植えずにまずはポットで仮置きして全体のバランスを確認しましょう。
同じ種類をまとめるとボリューム感が出てそれぞれの特徴が際立ちます。
全体のバランスを確認できたらいよいよ植えつけです。
植えつけ方にポイントってありますか?はい。
今まだ2月で寒い季節なので植物にも負担をかけないようにポットから出したら根鉢の部分は崩さずにそのまま植えてあげていいと思います。
かなり張ってますけどこのままで大丈夫なんですね。
大丈夫です。
あとは深さになるんですがこの根鉢の高さと土の高さが同じくらいになるように。
浅すぎたり深すぎたりしないように気を付けてあげるといいと思います。
じゃ僕もやっていきます。
お願いします。
奥からですね。
はい。
奥から手前にかけて植えていきます。
株と株の間はだんだん茂ってくるわけですか?そうですね。
株の間からまた枝葉がたくさん立ち上がってくるので株間は将来的な事を考えてちょっとゆったりめにしてあげるといいと思います。
これで出来ました。
完成でしょうか?やった!出来ました。
完成しました。
いや〜一気に華やぎましたね。
結構葉っぱだけでも彩りができましたね。
リーフだけとは思えない華やかさがありますよ。
今植え終わった状態がこちらです。
季節が進んで暖かくなると葉が淡い色合いに変わります。
こんな変化が楽しめるのがカラーリーフの魅力なんです。
一年を通して変化を楽しめるカラーリーフ。
しかし真夏に強い日ざしを受け続ける場所では葉が焼けて傷んでしまうものがあります。
斑入りの品種にその傾向が多く見られます。
その場合は落葉樹の下のように冬は日なた夏は強い日ざしが遮られる場所を選ぶと安心です。
植える場所の季節ごとの日ざしに応じて品種を選びましょう。
カラーリーフに花を加えて春を先取りした庭をつくりましょう。
さあこちら先程カラーリーフを植えた場所華やかですが更に花を加えようという事なんですね。
そうですね。
こちらでも彩りがあるんですがやっぱり冬の色づきでちょっとダークなトーンになっているのでこの深みのある色から春に向けてという事でちょっとパステルカラーの春らしい色味の花を加えて春の雰囲気を演出してみたいと思います。
すてきですね。
優しい色合いを加えるわけですね。
今回植える花はこちらの4つ。
初夏の頃まで花を咲かせる物を選びました。
どのように植えつけていきましょうか?さっきはリーフが終わったんですがちょっとゆったりめに株間の成長これからの成長を考えて株間をあけるという事を言ったんで少しスペースがあると思うのでこの隙間に植物をお花の方を入れていきたいと思います。
まだリーフが大きくなる前に花を間に入れて楽しむわけですね。
花を植える時もカラーリーフと同じように根鉢は崩さず深植えにならないようにしていきましょう。
さあ花を入れるとどんなふうに変わるんでしょうか?こちらで完成でしょうか?はい完成しました。
やりました完成!見事ですね。
ちょっとまた雰囲気が変わりましたね。
葉の濃い色と花の淡い色のコントラストが映えてますよね。
やっぱりこのカラーリーフが花をまた引き立ててくれてますよね。
これまた変化も楽しめるわけですよね。
これから暖かくなるにつれて花数も増えていくのでもっとボリューム感が出てちょっと彩りも出てくると思います。
カラーリーフだけを植えたちょっと暗めのイメージが花を加えた事で温かな雰囲気になりました。
花を引き立てる庭植えのベースとしてもカラーリーフは使えるんですよ。
次は…植え終わったあとお水やりをやっていきたいと思います。
植えつけたらしっかり水やりですね。
今回は植えたてなので葉っぱの上にかかった泥も洗い流すような形であと1株ずつ丁寧にしっかり根っこの部分と土がなじむような形で根つきを良くするためにしっかりお水やりをやっていきます。
その後ふだんの水やりは土が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。
そして寒い時期に植えた直後にはちょっとひと手間かけてあげるといいんです。
植えつけたあとにこちらを使うって事ですが。
はい。
何でしょうかこれは?こちらは植物を防寒するための支柱と不織布になるんですが。
防寒用ですか?はい。
植えたてで苗が小さな時はしっかり根づいていないため夜の寒さから守ってあげるんです。
まず支柱を用意してカラーリーフを囲むように刺していきます。
その上から全体を覆うように不織布をかけます。
これで寒さをしのげます。
保護してあげるのは霜の恐れがなくなる彼岸の頃まで。
植えたばかりの花にも一緒にかぶせてあげるといいですよ。
暖かくなって成長してきたらせん定を行います。
こちらのアベリアは枝が突き抜けた状態になりバランスが悪くなっています。
そんな時は株の形に合わせて切り戻しましょう。
こんもり丸く整えると株全体に日が当たり葉の色がきれいになりますよ。
こちらのリシマキアは元気に育ち過ぎて隣の植物の足元まで伸びています。
このように周りに広がる植物はこまめに切り戻しを。
ちょっとしたひと手間で長くカラーリーフを楽しめますよ。
天野さん今の冬の時期にこそ温かみのあるカラーリーフそして色の変化につれて季節の移り変わりを感じる事ができますよね。
庭のベースとしてこの葉の彩りを一年を通して楽しむのもいいですし草花と合わせてより華やかな景色を楽しめるのもリーフの魅力ですよね。
自分のお好み次第でバリエーションいくらでも広がりますもんね。
天野さん今日はどうもありがとうございました。
今やりたい作業をご紹介する「しゅみえんダイアリー」。
今回は「レモンのせん定」に挑戦。
教えてくれるのはレモンのようにさわやかな…
我が家のレモン。
一体どうすればたくさん果実をつけてくれるんでしょうか?
それなら3月下旬までにしっかりせん定すると良いですよ。
一緒に頑張りましょう!せん定しないで放っておくと病害虫が発生する事も。
こうならないためにもしっかりお手入れしましょう。
最初の作業は…レモンは常緑樹なので枝を切り過ぎると寒さに弱くなってしまいます。
株全体の1割から3割を目安に枝を減らしましょう。
まずは枝を間引いて日当たりや風通しを良くしましょう。
それではまず交差している枝を切ります。
こちら見て頂くとこのように交差してますね。
ですのでこの細い枝をつけ根から切りましょう。
次に整理するのは枯れている枝。
枯れ枝の中には病原菌が潜んでいる事があるのでつけ根から切っておきます。
それでは次にこのような場所ですね。
1か所から何本も枝分かれしているので枝を減らしてすっきりさせます。
複数の枝が同じ方向に伸びて混み合っている場合は余分な枝をつけ根で切ります。
違う方向に伸びるこの3本の枝を残しました。
他にも邪魔な枝ないかな〜っと…。
あっ痛〜!三輪さんトゲトゲがありますよ〜
大丈夫ですか?レモンにはトゲがあるので注意しましょうね。
見つけ次第切り取りましょう。
せん定の時に注意したいのが鋭いトゲ。
果実や枝葉を傷める原因になります。
ケガを防ぐためにも見つけ次第切っておきましょう。
次は果実のなる枝を残すせん定法です。
レモンは春や夏の間に伸びた枝の先端部分に果実がなります。
こうした枝を短く切る時には枝の長さに注目して切って下さいね。
果実が特につきやすいのが5〜20センチぐらいの短い枝。
こうした枝は切らずにそのまま残しておきましょう。
次はこのように20センチ以上の長い枝です。
このような枝は先端でも果実がなりにくいので少し切り詰めておきましょう。
20cm以上の枝は先端からおよそ1/3の所で切ります。
このように切り詰めておくと翌年以降に果実がなりやすい枝が出てきますよ。
レモンは高く育って大木になりやすい木です。
せん定する時は枝が横に広がるように形を整えると良いですよ。
これでレモンのせん定完了です。
枝は減らし過ぎないように…
いやぁ私のレモンちゃんさっぱりしてよかったですね。
たくさん果実をつけて下さいよ〜
忘れずにせん定して秋に立派なレモンを収穫しましょう!「花信〜わたしのメモリアル〜」。
今日は母の回復を願って育て続けた花にまつわるお話です。
「88になる母が体調を崩し『もう花づくりはできない』と言ったのがおととしの夏。
母の育てていたいくつもの鉢花が我が家に引っ越してきました。
春の訪れを待っていたかのようにツバキフリージアアイリスなどが次々と花を見せてくれました。
母も入院から復帰。
今は月1回の通院となりその帰りにはつえをつきながらも我が家に立ち寄り花々を見て喜んでくれました。
花にも母にも元気になってほしいと願いつつ世話をしたかいがありました。
夏にはキキョウ秋には小菊が咲きました。
今年も季節を知っているかのような花たちは我が家の庭で咲き母を待つ事でしょう」。
季節を彩る花々これからもずっとお母様と一緒に楽しんで下さいね。
今日ご紹介した「冬から春へ変化を楽しむカラーリーフ」は「趣味の園芸」2月号のテキストに載っています。
是非ご覧下さい。
2015/02/26(木) 10:30〜10:55
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸「冬から春へ 変化を楽しむカラーリーフ」[字]

肌寒く庭に花が少ない季節でも葉色が美しいカラーリーフを使えば、あざやかな庭ができる。多品種をバランスよく植えるコツや、長く楽しむための管理とせん定の方法を伝える

詳細情報
番組内容
まだまだ肌寒く、庭にも花が少なく寂しい季節。そんな時期にも、カラーリーフと呼ばれる、葉色が美しい植物を使えば、あざやかな庭ができる。暖かい季節は主にグリーンの葉色をしているが、寒い季節には赤やブロンズ色に変化。これは、気温が下がるとアントシアニンという赤い色素が作られるため。多品種をバランスよく植えるコツ、花と一緒に植える際のコツ、そして、長く楽しむための管理とせん定の方法を伝える。
出演者
【出演】ガーデナー…天野麻里絵,千葉大学助教(大学助手)…三輪正幸,【司会】三上真史,【語り】園部啓一

ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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