きょうの健康 食で健康「薬膳がゆでかぜ対策!」 2015.02.26


(テーマ音楽)「きょうの健康」です。
毎日の食事で健康を目指す「食で健康」。
今回は「薬膳がゆでかぜ対策!」と題してお伝えします。
では早速食事のアドバイスをして下さる方ご紹介しましょう。
東洋医学がご専門です。
どうぞよろしくお願いします。
薬膳って言葉はよく聞くんですが具体的にどういう意味なんでしょうか?東洋医学には薬食同源という考え方があるんです。
これは食べ物は薬そのものという考え方でこれを取り入れた調理法が薬膳という事になります。
私たちがふだん食べているどんな食事食材にも全て心や体を整える働きがあるという事なんです。
では上田さん実際にかぜをひいた時にはどんな食事がいいんでしょうか?かぜをひいたという事はそもそも体が疲れていて抵抗力が落ちてますよという体からのサインなんです。
なのでこの時期には内臓を休ませて固形物はとらずになるべく水分多めの食事の方がいいというふうにされてます。
なのでおすすめなのは薬膳がゆです。
それでは薬膳がゆを実際に教えて頂く方ご紹介しましょう。
「きょうの健康」初登場です。
どうぞよろしくお願いします。
ナガタさんは薬膳の考えを基にした料理をたくさん考案されているという事です。
ではどうぞよろしくお願いします。
ではかぜの段階に合った3つの薬膳がゆを教えて頂きましょう。
まずは…
かぜ予防のおかゆ教えて頂く前に上田さんかぜ予防の食事のポイントどんなところにありますか?かぜの予防の時には体が温まって元気が出るような食事がいいですね。
この時期というのはお正月新年会バレンタインデーなど食べる機会が多くて皆さん胃腸が疲れてる方が多いんです。
なので胃腸に負担をかけないような食事がおすすめです。
食材はこちらになります。
どのように進めていきましょうか?まずお米はよくといでから30分水につけてざるに上げておいたものです。
これをまずごま油にあえておきます。
こうしてごま油であえておく事によってお米に風味がつきましてあとは中華がゆの特徴であるお花が咲いたようにパッと砕けた状態になりやすくなります。
鍋に鶏もも肉にんにく水を入れて強火にかけます
では次山芋を切ります。
山芋は皮を薄くむいて1センチ角に切りましょう。
沸騰したところに白米黒米そして山芋を入れます。
更に塩を振って煎った松の実を加えます
このかぜ予防におすすめの鶏肉と山芋のおかゆどんなところが特徴なんでしょうか?薬膳の立場から見ていきますと白米というのは元気とエネルギーの源です。
そして黒米は白米よりもより温める働きが強いといわれてます。
特に胃を温めるといわれてるんです。
鶏肉。
これも胃腸を温める働きが強いんですがやはり動物性のたんぱく質なので疲労回復の効果も強いです。
そして山芋。
これは漢方の素材でも山薬という名前で使われているんですが滋養強壮の働きがとても強いんです。
加えて特に腸の働きを整えてくれる食材として活用されています。
かぜ予防の食事として胃腸に負担をかけないそして体を温めて元気が出ると。
ポイントを全て押さえてるという事になっております。
ナガタさんそろそろ時間がもう煮えたかなと思うんですがどうですかね?はい。
おいしそうに出来上がりました。
そうですね。
いやでも驚きですね。
あんな少ないお米がしっかりとろみがついて…。
とろみがついてますね。
じゃ最後に白こしょうを入れます。
これはお好みで量は加減して下さい。
では盛りつけます
スープの量が多いのでおかゆというよりもスープのような感じです。
ここに香菜をトッピングで載せます。
はい。
お好みで香菜です。
かぜを予防するのにおすすめの鶏肉と山芋のおかゆ完成です。
続いては…
まずかぜ初期の場合の食事のポイントは何でしょうか?かぜの初期1日目2日目ぐらいというのは寒気がして熱が上がってくる時期なんです。
この時期の体というのはかぜの病原菌と闘うために体の熱を上げていきますから食材としては体を温めて発汗を促すようなそういった食材を選ぶといいですね。
固形物のようなものは胃腸の負担がかかるのでなるべく水分の多いスープや飲み物そういったものがよろしいです。
では食材を見てみましょう。
まずは何から始めましょうか?ではにんじんをすりおろします。
これ皮ごとというのがポイントです。
上田さん皮ごとの方がいいんですか?薬膳の視点から見ても食材を皮ごと丸ごと使うというのは大事なんですが現代栄養学の点でもにんじんに含まれてるβカロテンという抗酸化作用のある成分なんですがこれは皮のすぐ内側に多いんです。
なので皮ごと使って頂く方が効率的にとれます。
白米は30分水につけておきその鍋ににんじんを入れます。
更に塩を振って強火にかけます
しょうがなんですがすりおろしたものをこのように茶こしに上げてしょうが汁と搾りかすを分けておきます。
こうしてこの汁の方だけを計量して葛あんに加えます。
余った搾りかすはおかゆに入れてあげるといいです。
無駄なく使うんですね。
はい。
上田さんこの薬膳としての特徴はどんなところにありますか?にんじんは消化器を整える働きがあるのと皮膚や粘膜を保護する働きがあるのでのどが弱いような人にいいです。
そして葛粉。
これは体を温めて発汗させる働きがあります。
かぜの初期に頭痛とか肩凝りが起きるような人には特におすすめする食材です。
かぜの初期の食事のポイント胃腸に負担をかけないという事と体を温めるそして発汗を促すと。
全部のポイントを押さえるというおかゆになりますね。
鍋で煮ている間どうしましょうか?それではべっこうあんを作ります。
鍋にだししょうゆみりんそして同じ量の水でよく溶いた葛粉を入れて火にかけます
火が通ったら色が透き通った色に変わってきますので完成はすごく分かりやすいと思います。
ナガタさんこれおかゆ以外に使いみちはあるんですか?はい。
湯豆腐された時にこれをとろっとかけると本当に温まってすごくおいしいです。
あとは里芋とか煮物ですね。
こちらにあんとしてかけて頂いてもいいです。
あんが透き通ったら火を止めてしょうがの搾り汁を加えてよくかき混ぜます。
さあ鮮やかな色のおかゆが出来ました
じゃ盛りつけます。
ほう…。
きれいですね。
きれいですよね。
結構たっぷりかけるのが私は好きです。
最後に白髪ねぎを添えて完成です
かぜのひき始めにおすすめの…
最後は…
上田さんかぜの回復期どんなポイントがありますか?かぜの回復期というのは発熱などのおもだった症状は治まってるんだけどもまだ何となく体の調子がすぐれないという状況なんです。
この時期というのは消耗した体の充電期間にあたりますから食材の数は少しずつ増えてはくるんですが胃腸に負担をかけない食材を選んでいきます。
それと発汗で失われた塩分やミネラルの補給。
これも大事になりますしそれからせきやたんこういった呼吸器系の症状だけが残る場合も多くありますので呼吸器系を整える食材も選んでいきます。
それでは食材をご紹介しましょう。
まずは水につけた白米にかぶを加えて強火にかけます
次にれんこんをすりおろします。
れんこんも皮つきのままです。
もし汚れがあれば取って下さい。
ほとんどの野菜皮つきなんですね。
そのまま使えちゃいますね。
れんこんをすりおろして加熱しますとまた葛なんかとは違った程よいとろみがついてきますので何とも言えないおいしさになります。
続いてみそと豆乳そして大根汁を合わせてよく混ぜます
更にごま油を加えて混ぜます
だいぶ煮えてきたようですね。
はい。
時間がたちましたのでここで一度開けてすりおろしたれんこんを加えます。
れんこん…しっかりとろみがつくんですが混ぜないとれんこんがだんご状に固まってしまうのでちょっとざっくりと全体を混ぜ合わせて下さい。
こちらでまた軽く蓋をしてもう5分ほど煮ていきます。
はい。
上田さん改めて薬膳としての特徴何だと…?まずれんこん。
これはもう呼吸器系を整える働きというのに優れてましてたん切れをよくしたりとかせきを止める働きがありますので呼吸器系の症状残ってる人は特に有効に活用して頂きたいです。
そして大根。
大根もたん切れをよくしてせきを鎮める働きがあるんですが同時に消化器系の負担を和らげて消化を促進する働きがあります。
そしてみそ。
みそのような発酵食品というのは腸内環境を整えて消化に役立ちますし中からおなか温める働きがあります。
そして豆乳。
これも非常に呼吸器系によくてせき止めの働きがありますのでこういったのもいいです。
かぜの回復期に発汗で失った塩分やミネラルの補給。
それと胃腸に負担がかからないもの。
そして呼吸器系にいい食材と。
このポイントを押さえた食材を選ぶといいですね。
はい。
5分煮たら火を止めます。
そして混ぜておいたみそ豆乳ごま油を加えて蓋をし更に10分ほど蒸らします
豆乳入ってますので豆乳がおみその塩分と反応してちょっと粒々に固まってきてしまうのであえて火を止めてから最後に加えています。
蓋を開けるとみそのいい香りがしました。
10分蒸らしたあとは器に盛りつけます
大根おろし塩ゆでしたかぶの茎と春菊をあえたものを載せて完成です
おかゆっていうとどうしても病院食というか…。
こんなにおかゆにいろんなバリエーションがあるとは知りませんでした。
味付けをちょっと変えるだけでバリエーションは無限大ですので今回の食材を参考にして好みの味付けでそれぞれのお宅でのおいしい薬膳がゆを作って頂けたら一番うれしいなと思います。
上田さんかぜの段階に応じていろんな食材が持ってる特徴を生かしてこういうおかゆが作れるというのはとても驚きでしたね。
かぜをひいたとなるとすぐ薬というふうに思いがちなんですがやっぱり食材…おうちでのできる事。
そういったところで工夫してまず自分の体にアプローチしてそれから薬を…西洋薬あるいは漢方薬そういったものを考えるというふうにして頂くといいなと思います。
是非この薬膳がゆでまずはかぜにアプローチするというのがいいかもしれませんね。
どうもありがとうございました。
(2人)ありがとうございました。
2015/02/26(木) 13:35〜13:50
NHKEテレ1大阪
きょうの健康 食で健康「薬膳がゆでかぜ対策!」[解][字]

かぜをひきやすい時期におすすめなのが「薬膳がゆ」。内臓を休ませ、水分もとれる。かぜの予防、ひき始め、回復期のそれぞれの段階にあわせ、3つの薬膳がゆを紹介する。

詳細情報
番組内容
「薬膳」とは「食べ物は薬そのもの」という医食同源の思想を取り入れた料理。かぜをひきやすい時期にもおすすめだ。かぜの予防、ひき始め、回復期の各段階に合わせた薬膳がゆを紹介する。食事のポイントは、「予防には、胃腸に負担をかけずに体を温める」、「ひき始めは、体を温めて発汗を促す」、「回復期は、消化がよく発汗で失ったミネラルを補給する」こと。食材の特徴を生かし彩りも豊かな3種のおかゆを作る。
出演者
【講師】日本大学医学部附属板橋病院医師…上田ゆき子,フードコーディネーター…ナガタユイ,【キャスター】寺澤敏行

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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