こういうふうにスタジオとかでいろいろ人数が少ない中でおしゃべりするっていうところだけやってこうかなって。
めっちゃピンポイントじゃん。
もうちょい幅広げてくれよ。
それでノーベル賞取ってやろうと思ってるの。
皆さんこんにちはKIKIです。
今回は「私が作った展覧会」の後半。
高校生たちが企画した展覧会がいよいよ完成して公開されます。
どんな展覧会になるんでしょう。
2回にわたってお送りする…まずは前回のおさらいをしましょう。
参加するのは9名の…そして講師は…会場として使うギャラリーでディレクターを務めています。
まずはどういう展覧会にするのかを3つのチームに分かれて考えました。
(中村)面白いな〜と思ってる事だけじゃなくて何かすごく嫌だなと思ってる事だとかつらいなと思ってるような事だとかそういう事もね実は展覧会作ってく時に大事なメッセージになってくる訳。
そして立てられた3つの企画。
1つ目は…2つ目は「テスト」。
学生にとって…そして3つ目は「いたずら」。
教科書に載っている肖像画に落書きをするというアイデアでした。
企画の方向性が決まった3チーム。
今度は具体的にどんな展示にするのかを学校で話し合います。
こちらは…歴史上の人物の肖像画をたくさん集めました。
そして後輩や友達にお願いして肖像画に落書きをしてもらいます。
みんなふだんはこそこそやっている落書きも今日は堂々とできるから大胆に描いていますね。
こちらは…教室を出ていきますがどこに行くんでしょうか。
訪れたのは給食室。
(生徒)11月3日に美術の展覧会をやる事になってまして学校の使ってる給食のお皿をお借りしたいんですけれども。
はい分かりました。
じゃあこれで。
すいません。
ありがとうございます。
地震と給食の食器どう関連させるのかなあ。
借りれました〜。
はい。
そして…自分たちで作ったテストを後輩や友達にやってもらいます。
時間は15分。
皆さん真剣に解答していますがどんな問題が出されているのでしょうか。
…など変わった問題ばかりですね。
ふだんやっているテストよりももしかしたら難しいかも。
借りてきた食器を前に地震チームが話し合っています。
会場の平面図に何やら書き込んでいますね。
何でしょう?机を並べてあって多分円でその上に給食を…被災地では学校が避難所として使われた事から給食と乾パンを対比させるというアイデアです。
テストチームが採点を始めました。
いつもは採点してもらう立場だけど今回は先生になった気分でしょうか。
進捗状況は…いたずらチームの落書きも出来てきましたよ。
これを何か…。
全部飾る?そして3チームが集まって展覧会を告知するチラシのデザインについて話し合います。
何時から何時まで開場してとか…。
日時場所?日時場所。
展覧会の日時や場所タイトルなど表示する必要のある情報も忘れずにデザインを詰めていきます。
いろんな案が出ているようですがさてどんなチラシが出来るんでしょうか。
楽しみです。
古今東西の…東京・青山のイベント会場でおしゃれナンバーワンを決めてもらいます。
まずは…エントリーするのは高貴なお方からカジュアルファッションそして和服までこの6名。
そして…お姫様からチャイナドレスに前衛的なファッションまでのこの6名。
それでは調査開始。
1人だけひときわ若くてかわいらしい感じがいいかな。
シックでまとまっててかっこいい。
非常に伝統的な服装でかっこよく着こなしてるように見えたから。
何かこう…華やかじゃない。
この服だったら私着たいなあと思ったので。
シンプルで彼女の良さを引き出してる。
100人に調査した結果接戦を制したのは…。
男女どちらの部門も同じ画家の作品。
アメリカ人画家…作者のサージェントはロンドンやパリで活躍しました。
上流社会の優雅な人々の肖像画で知られています。
展覧会まであと1週間。
この日は会場をどのように使って作品を展示するのかを検討します。
ここがみんなが使う部屋です。
それぞれ…机を持ってくる人は机を持ってきてみて床に置く人は床に置くための準備してみてあの…ちょっとやってみよう。
まず地震チームがたくさんの机を運び始めました。
いたずらチームが取り出したのは額に入った落書きですね。
どっから始めんの?いや入り口からね始めようと思ってたんだけど踏まれたら嫌だ…みたいな。
これにちょっと1枚入れてみる?中村さんのアドバイスで踏まれてもいいようにテストをファイルに入れてみます。
間違って踏まれても物は傷つかないよね。
どうやら乾パンの缶をつり下げる事にしたようです。
どこに引っ掛けるの?つるす時。
プルタブ…。
でも開けちゃったらそうだよね…。
多分このタブの部分で入ってるやつつるすと思うんですけど…。
こう来て壁使って…。
こっから壁?ここも壁使う?ここら辺うちらの安全圏内だよ。
好きに使っていいって。
絵を飾る位置も大切なポイントだね。
地震チームが缶に釣り糸を付けています。
そうか!天井に金具を付けて釣り糸で缶をつるすんですね。
ここにこういかない?さあみんな集まってみようよ真ん中に一回。
最初にどれ見てほしい?ここだよね今の話だとね。
ここ見てここからこっちに行くとするとこっちの作品があって…。
するとそこで実際にいたずらしてほしいと…。
描いてほしいと。
何かこうアクションをさ…。
どうぞとか何かがないと分かんないよね。
来た人は初めてだから。
そういうお客さんの動きをさみんなで話し合ってみてよ。
(生徒たち)はい。
ねっ。
最後にチラシの試作品を中村さんに見てもらいます。
みんなで考えたチラシがこちら。
日時や場所などの情報もうまく配置されているようです。
大きさの違うビックリマークを使って「ハッケン」という文字を表現しています。
ここの…一番大事なここだよね。
ビックリマークのここ。
発見した時の瞬間の強さっていうのかな。
緊張感っていうかそれがちょっと見えない。
意外とこっちはインパクトがあるからいいと思うよ。
このデザインだけもう少し詰めてみて。
はい。
展覧会の形がだんだん見えてきました。
本番まであと1週間。
もう一頑張りです!展覧会のオープン前日。
放課後皆さんが会場に集まりました。
最終的な作品の展示です。
ただ一つポイントは今日は今日でやっぱり新しい…もしくは新しいアイデアがちょっと湧くかもしれないのよ。
こうした方がいいんじゃない?とか特に関係ってさ実際に本番でやってみるとまた違って見えてくるのよ。
さあ準備開始です。
テストチームはテストを一枚一枚ファイルに入れていきます。
それを壁に貼り付けます。
まずはテープで仮留めしているようですね。
いたずらチームは額を床に置いて展示の順番を検討。
色がかぶんなければいいんじゃない?これは地震チームの設計図。
なるほど。
つるす缶の位置を示すレイアウト図なんですね。
付ける位置でさ斜めになったりまっすぐになったりするんだねこれ。
これの位置で…。
それまっすぐだねほら。
真ん中に付けるとまっすぐになる。
ちょっと考えた方がいいんじゃない?額を掛けるために壁にくぎを打ちつけます。
うまくいったかな?おっ何か新しいアイデアが出たようです。
すげえ滑稽だよね…。
テープで壁に人の形を描いて壁の余白をうまく埋めるようです。
順路を分りやすくするために展示方法も工夫しました。
テストが机の上からこぼれ落ちるように展示する事で人の視線や動きを誘導するアイデア。
なるほど!準備も大詰め。
作品を照らすスポットライトをつけて角度を調整します。
雰囲気は出るよね随分ね。
作業開始からおよそ6時間。
なんとか展示が完了しそうです。
明日はいよいよオープンです。
展覧会初日の朝。
一般のお客さんを招く前にまずはKIKIさんに見てもらう事にしました。
どうですか高校生たちの準備は。
もうばっちりですよ。
本当ですか楽しみ…。
KIKIさん来るのをみんな本当今日待ち焦がれていましたから。
はいよろしくお願いします。
チラシもですね今日のために…。
えっこれ作ったのですか?ついにチラシも出来上がりました。
中村さんのアドバイスもあって一層インパクトが強くなりましたね。
(生徒たち)おはようございます。
あっみんなが待ってくれてる。
どうぞどうぞ。
(生徒)扉を開けて下さい。
えっと…先生どうぞ。
いやいや。
何かここ通ると落ちてきそうな…。
まずは軽いいたずらで来場者をお出迎え。
何か懐かしい…。
あっびっくりした!楽しい演出ですね!そして展示室のお披露目です。
展示の空間が出来上がってる。
うん。
へえ〜!これは…。
テストチームの作品から見ていきます。
0点から100点までカウントダウンしてみちゃうっていう。
斬新な企画ですね。
アハハ…。
100点からこっち回り?そうですね。
999897…。
あっ減ってってるんだ。
途中にこのいたずら書きが。
ああこれいたずら。
ふだんはこんな堂々とやれるものではない落書きを堂々とギャラリーで飾ってみると芸術として見れるんじゃないかと。
これは?…逆さまにしてるんだ。
(生徒)どっちからも顔に見えると。
見えるような見えないような…だけど面白い。
やってみようのコーナーです。
やってみようコーナー。
テストを体験できるコーナーも設置。
KIKIさんと中村さんも挑戦してみます。
じゃあ一緒にやりましょうか。
競いましょうか。
7人座れる椅子に…。
真面目にやってますね。
真面目にやっちゃ駄目なんだよね。
さて結果はどうでしょうか?目の前での採点ってドキドキしますよね。
35点。
あ〜どうしよう!おかしいな。
65点ぐらい取るつもりだったんだけど。
ちなみに中村さんは53点でした。
あれっ?何か…。
あれっ何も飾られていない空間がありますが…。
是非KIKIさんにも描いてもらおうかと。
いたずら書きしていいんですか?いたずら書き真面目にやるの初めて。
KIKIさんが選んだのはコロンブスの肖像画。
顔を白く塗り潰していますが…。
出来ました。
卵です。
はいはいはい。
なるほどコロンブスの卵だ。
面白〜い。
空いていた壁にKIKIさんの作品を飾ってこれで展示が完成しました。
サインが入るとまた違うね。
締まりますね絵が。
最後は地震チームの作品。
「避難所」です。
給食が置かれた学校の机。
周りにはたくさんの乾パンの缶が宙に浮かんでいます。
じゃあ座ってみて下さい。
はい。
懐かしい乾パン…。
何か不思議な気分ですね。
乾パンがある中にこんな豪華な給食があって。
3月に地震があって日常が奪われてしまって給食っていうのが非常食である乾パンに替わったっていうのを伝えたくて。
地震があったという事を今回高校生なりにインスタレーションにする事で今この時の事をメッセージに託したっていうのはこの時代っていうかこの時ならではですよね。
これは展覧会っていう形だけれども多分これからみんながどっか会社入ったりとか大学行って何かサークルやったりしてても自分たちの事を人に伝えるっていう機会多いと思うんだよね。
その時にどうすれば伝えやすくなるのかなとか何かそこの仕組みを考える。
自分の思ってる事を人に伝えるための間のところをどう考えるかって事なんだよね。
開場時間になり一般のお客さんもやって来ました。
果たしてみんなの思いは伝わったでしょうか?今はすごくリアルに感じる。
今の時期っていうか…ねっ。
すごい。
何かいっぱいいろんな人にも見てもらってほしいなと思います。
手作りの展覧会も無事完成。
皆さんも文化祭の時などに是非挑戦してみて下さい。
展覧会には作品集めから会場設営広報までやる事がいっぱい!大変だけど完成した時の喜びはひとしおよ。
展覧会作りはテーマに合った会場と作品の選択が大切。
企画の意図がちゃんと伝わるかを見極めなきゃね。
限られたスペースを最大限に生かして作品を展示する事が重要よ。
見やすい配置を心掛けたいわねえ。
作品は鑑賞してもらう事で完成するのよ。
鑑賞する人の反応を見る事も次回の展覧会の参考になるわよ。
「アートおかん展」も開いてほしいわ。
2015/02/26(木) 14:20〜14:40
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 芸術「美術 私が作った展覧会(2)〜完成!〜」[字]
美術と書道の2本柱で芸術に親しみます。第一線の作家とともに楽しむ創作ワークショップや鑑賞のヒントを満載したアニメなどを通して、美術や書道の魅力を伝えます。
詳細情報
番組内容
「みる」と「つくる」を二本柱に、芸術に親しむ。アーティスト・中村政人さんとともに、高校生たちが展覧会作りに挑戦する。学習ポイントは「会場・作品選定」「会場構成・展示」「鑑賞」。そして展覧会が、いよいよ完成!
出演者
【講師】東京藝術大学准教授/アーティスト…中村政人,【司会】KIKI,【語り】落合弘治,雨蘭咲木子,小宮和枝
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 480i(525i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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