四月は君の嘘【ピアノが弾けなくなった元天才少年と美女ヴァイオリニストの物語】 2015.02.27


(医師)今説明したとおりとても危険だよ。
それにうまくいったとしても…。
(かをり)はい。
分かってるつもりです。
お父さんお母さんともお話ししました。
覚悟はできてます。
受けたいです。
手術。

(ピアノの演奏)
(かをり)あっずれた。
(公生)始めたばっかでこんなもんだよ。
(かをり)危機感ないよ。
たるんでる。
エチュードもあるんだよ!君は後がないんだよ!分かってんの!?分かってるよ!焦るから言わないで!
(かをり)ただでさえ準備期間短いのに中1女子といちゃついてたから。
いちゃついてない!
(渡)何だ?この会話。
(男子生徒)携帯とケンカしてる。
(通話を切る音)
(かをり)もう!
(看護師)かをりちゃん準備ってできた?
(かをり)わ〜…もうこんな時間。
(男子生徒)あ〜C判定。
(男子生徒)志望校変えようかな。
(女子生徒)ねえ椿。
模試の結果どうだった?
(椿)フフッ。
フッフッフ〜ン。
(椿)B判定!フフン。
(男子生徒)あのドン亀ゴリラが!?
(男子生徒)脳みそ筋肉が!?
(女子生徒)私より絶対下だと思って聞いたのに!
(女子生徒)椿のくせに!
(椿)おーっほほほ!私優秀!ひれ伏せ愚民ども!おーっほほ!
(柏木)愛ね。
・・
(ピアノの演奏)いない。
何だよ?定期連絡なんて呼び出しといて。
《まさか病状が悪化したんじゃ…》どうしよう…待ってた方がいいかな。
看護師さんに聞けば…。
(かをりの父)有馬君じゃないか。
キャ〜!な…ななな!?宮園さんのお父さんとお母さん。
ご…ご無沙汰してます。
(かをりの父)かをりのお見舞いに来てくれたのかい?
(かをりの母)まあ。
あっいえ…あのでもどこにもいらっしゃらなくて。
(かをりの母・かをりの父)ああ。
(かをりの母)じゃあきっとあそこね。
(かをり)ハァハァ…。
(医師)そのままゆっくり。
左足出して。
(かをりの母)体力や筋力を落としたくないんだって。
もう一度舞台でバイオリンを弾きたいんだって。
(かをり)ああっ。
(転ぶ音)
(医師)かをりちゃん休憩しよう。
急にやり過ぎだよ。
(かをり)へっちゃらです。
バイオリニストは体力あるんです。
意外と。
ヘヘヘヘッ。
(かをりの母)有馬君のおかげだわ。
諦めて投げやりだったかをりがまた歩きだした。
一歩一歩踏みしめて。
僕は何もしてません。
(かをりの父)うん。
そうだね。
有馬君はただ一生懸命だっただけだね。
その一生懸命な姿がかをりの胸を打ったんだ。
受けたいです。
手術。
ほんのわずかでも時間が延びるならほんのわずかでもそこに希望があるのなら何にだってすがりたいです。
4月に出会った男の子がいました。
泣いて吐き出してみっともないくらいあがいて。
でも舞台では星のように輝いて。
その人生は美しく奏でられるメロディーのよう。
その男の子と約束したんです。
「また一緒に弾こう」って。
だから私も一生懸命あがいてやろうと思います。
《みっともなくても悪あがきでもあがいて…あがいてあがいてあがきまくってやる》《私はみんなの仲間だもの》このままふてくされて諦めたら生んで育ててくれたお父さんやお母さんに顔向けできないもの。
(かをりの母の泣き声)私の人生だもの。
このまま諦めてたら私がかわいそう。
(かをりの父)有馬君の一生懸命な姿がかをりの灰色だった心を色付けてくれたんだ。
だからありがとう。
有馬公生君。
(椿)夜中までピアノ弾いてるの。
ここ最近ずっと。
いくらコンクールが近いからってさあ学祭終わったばっかりなのに体壊しちゃうよ。
受験大丈夫かなぁ公生。
(柏木)それが有馬君の受験勉強なのよ。
(椿)えっ?
(柏木)いい?音楽系の高校受験は一般教科はもちろんあるけど何より実績が優先される。
(柏木)学校側はコンクール上位者を入学させて箔を付けたいの。
ここ2年間コンクールに出ていなかった有馬君はその実績が圧倒的に足りない。
そこで12月に控える東日本ピアノコンクール。
歴史は古くネームバリューは抜群。
その上位入賞者の入学なんて学校にとってはこれ以上ない宣伝材料なわけ。
つまり東日本ピアノコンクール上位入賞は有馬君にとって受験合格と同等。
一発逆転サヨナラホームランなのよ。
音楽に嫉妬してないで応援してあげたら。
(椿)嫉妬なんて…。
(柏木)受験失敗して海外に行っちゃうよりいいでしょ?
(椿)《近くにいれるのは今だけかも》有馬君毎日深夜までしんどいだろうね。
差し入れでも持って行ったら喜ぶだろうね。
(椿)べ…別に別に柏木に言われたからじゃないんだから。
(ドアの開く音)
(椿)公生…。
わ〜!公生軽い!あれ?土佐犬?ああ椿か。
僕寝てた?死んだように寝るな〜!
(椿)ずっと弾いてたの?ちょっと無茶し過ぎだよ。
課題曲のバッハが…バッハが…。
部屋も散らかして…掃除ぐらいしなよ。
うるさいなぁ。
じー。
(椿)その髪でコンクール出るの?よしっ準備万端。
ね…ねえ本当に大丈夫?免許とかいるでしょ?
(椿)任せなさい。
ちょっとしたカットくらいなら自分でしちゃうのよ。
自分でカットって前髪だけでしょ。
床屋さんに行くよ。
(椿)あんためんどくさがって行かないでしょうが。
ぐだぐだ言ってねぇで男なら腹くくれや。
お願いします!
(髪を切る音)切り過ぎてない?
(椿)大丈夫だって。
子供のころやってあげたでしょ。
もうすぐコンクールだからカッコ良くしてあげるね。
普段カッコ悪いみたい。
かを…。
(椿)《かをちゃんは来るの?かをちゃんは何て言ってる?》《かをちゃんは…》
(柏木)《音楽に嫉妬するなよ》
(椿)《そりゃするよ》
(髪を切る音)
(椿)《かをちゃんのことばかり気にしてる》《私は嫌な女だなぁ》椿。
(椿)うん?僕頑張るから。
結果がどう出るか分からないけど一生懸命頑張るから。
(髪を切る音)
(椿)《耳に残るはさみの音》《少し硬い髪》《ほんのちょっとした風景が通り過ぎていく》
(椿)私の分のおにぎりは?えっ?椿ダイエット中じゃないの?
(椿)どういう意味?ヒィ!
(椿)《その時期が公生にとっても大切なものであってくれたなら私はうれしいな》よろしくお願いします。
おっ今日は早いね。
眼鏡君の定期連絡待たなくていいの?今日は来ません。
たぶん今真っ最中です。

(ピアノの演奏)
(実行委員)4番の鹿島さん。
いらっしゃいますか?あっ。
あの…食べる?
(絵見)うーん!おおっ!でしょ!ここの卵サンドはねマヨネーズを控えめにして塩加減で最大限の甘味を引き出して放し飼いにした鶏の卵を…。
(武士)うう…。
(武士)《い…胃液しか出ねえ》
(武士)げっ!何で?
(武士)《絵見…有馬…》ん!
(武士)あ?ああ…おっおう。
(武士)《今吐いたばかりなんだよなぁ》
(武士)うまっ。
おおっ!でしょ!ここの卵サンドはねマヨネーズを控えめにして塩加減で最大限に卵の甘味を引き出して卵そのもののおいしさを追求した究極の卵サンドなんだよ!
(武士)分厚いハム入れるともっとうまいぜ。
マヨネーズたっぷりのも捨て難い。
(絵見)紅茶が欲しくなるな。
(武士)でも男はやっぱかつ丼だろ。
ここのフロランタンもおいしい。
(絵見)紅茶ならスコーンの方がいいか。
牛乳はモーモー印。
(男性)盛り上がってるけど…。
(女性)かみ合ってる?
(実行委員)8番相座武士君。
袖で準備してください。
(武士)んじゃちょっくら行ってくるわ。
(武士)カッコイイ捨てぜりふでも言ってやりてえけど何も思い付かねえわ。
やっぱあれだな。
俺ら演奏家だからよ。
ものは音楽で語らねえとな。
(絵見・公生)フッ。
(武士)《あ〜あ拍子抜けだ》《せっかくの緊張感が台無しだ。
調子狂っちまったぜ》《あいつら俺の邪魔ばかりしやがる》
(武士)フッ。
ではいきます。
(武士)ふぅ。
(武士)《準備はできたか?》
(武士)《心の用意はできたか?》《さあいくぞ》《いくぞ!相座武士》
(武士)《ここは決別の舞台だ》
(観客の拍手)
(武士)《がきのころから退屈が大嫌いだった》
(園児)こんにゃく!?
(武士)ハハハ!次はゾウ組じゃ〜!
(園児)キリン組の武ちゃんだ!
(武士)おらおら〜!
(武士)《俺の将来と相座家の評判を悲観した母親は柔道や華道色々な習い事をさせた》《その中の一つが…》
(凪)わ〜…。
(武士)《ピアノだった》
(ピアノ教師)武士君をもっと専門的な先生につけるべきです。
(武士)優勝したら超合金。
ピアノなんてちょろいぜ。
ヘヘヘ…。
ん?うん?
(武士)《見てろよ》《絵見…有馬…》《てめえらまとめてぶっつぶしてやる》《いくぞ相座武士!》・『エチュードハ短調作品10−12
(革命のエチュード)』
(高柳)《ショパン『エチュード作品10−12』》《いけ!武士!》
(凪)《お兄ちゃん》
(武士)《情けねぇ屈辱だ》《客には失望され妹には心配され敵には支えられる》《屈辱だ。
がきのころとちっとも変わんねぇ》
(武士)ま〜た負けた〜!
(凪)お兄ちゃん!
(武士)《チキショーこの俺が…》うわっ!
(武士)《あんな冷血能面女と坊ちゃん眼鏡野郎に負けるなんて!》
(武士)チクショーチクショーチクショーチクショー!次は負けねえぞ!うりゃ〜!
(凪)わ〜すごい!百段坂一気に上がっちゃった。
カッコイイ。
(武士)ハァハァ…。
(武士)《何で分かんなかったのかな》《お前を一番理解してるのは俺だと思ってた》《だが2年ぶりに会ったお前は…》僕らはまだ旅の途上にいる。
(絵見)きっと見つけたんだよ。
弾く理由を。
不細工な演奏なんだとしたらそれは今のありったけの僕だ。
(武士)《今なら何となく分かる。
いつだってそうだった》《世界を広げてくれたのはお前だ》《お前は俺の理想以上の姿で現れたんだな》《俺の求める風景とお前の見たかった風景は違ったんだな》《潜れ潜れ!》《もっと深く深く!》
(泉)《頑張れ武士!》
(高柳)《外見に似合わず求めるのは堅牢》《作曲家の意図を深く理解しろ》《先人を踏襲し血と汗の染みた譜面を体現しろ》《有馬公生になる必要などない》《相座武士こそ血統を継ぐピアニストだ!》
(凪)《ああこれは…》
(泉)《武士のピアノ》
(井端)《こしゃくな。
徹頭徹尾意思を突きとおすか》
(落合)《フンッ。
チャラ男お抱えの小僧が色気漂わせてんじゃないわよ》
(凪)《いけ!》
(高柳)《進め!》
(泉)《進め!》《進め!》
(紘子)《支え合うのは味方だけじゃない》《敵から多くを学び多くを得る》《再び相まみえるその日まで…》《その存在だけで孤独に耐えられる》《競技者は敵同士ですら支え合う》
(武士)《この日を2年間待ってたんだ》《退屈なんてこれっぽっちも感じない》《全てをぶつけられるものがある》
(武士)次は負けねえぞ!こてんぱんにしてやる!
(武士)《全身全霊でぶつかれるすげえやつらがいる》
(武士)《俺は幸せだ!》
(凪)《おかえり私のヒーロー》
(観客たちの歓声・拍手)
(観客)ブラボー!
(観客)完全復活だ!
(凪)お兄ちゃん!はっ!
(凪)《有馬先生も出るのにお兄ちゃんとどっちを応援したらいいの?》《悲劇の凪。
チンプ!》
(紘子)《厄介なのが覚醒しちゃったわね》
(高柳)《ショパンがほほ笑んだぞ武士》
(武士)えっと…もう一曲あるんだけどな。
(武士)うりゃ〜!
(実行委員)お疲れさま。
(実行委員)よかったよ。
特にショパン。
(武士)2曲目むずかった。
何だよ?あの雰囲気。
自分でつくった雰囲気だろ。
(絵見)ショパンを2曲目にすればよかったんだ。
(武士)《伝わったかな》《俺は音楽で届けられたのかな》《お前らみたいに》
(武士)ていっ!わっ!
(武士)こんなとこでこけんじゃねえぞ。
本選でぼこぼこにしてやんだからよ。
(絵見・公生)ふぅ…。
(絵見)笑わすな。
2曲目ふらふらだったくせに。
あんまり大きなこと言わない方が。
駄犬ほどよく吠えるっていうよ。
(武士)何!?くそっお前ら!妹に手ぇ出してねえだろうな。
出さないよ!
(武士)出せよ!凪がかわいくねえみてえだろ!えーっ!?
(武士)《じゃあな俺の蜃気楼》《今までサンキューな》《じゃあな俺のヒーロー。
今までサンキューな》
(出場者)結果出たよ。
(出場者)名前あった!
(出場者の母)ホント!?
(武士)《フンッ暗そうなやつら》
(絵見)《有馬君が隣にいる》2015/02/27(金) 02:28〜02:58
関西テレビ1
四月は君の嘘[字]【ピアノが弾けなくなった元天才少年と美女ヴァイオリニストの物語】

公生と凪の連弾を聴き、もう1度公生と演奏するために手術を受ける決意をしたかをり。練習をする公生を叱咤激励しつつ、再び舞台を目指し自らもリハビリに挑む…

詳細情報
番組内容
母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。
モノクロームだった彼の日常は、1人のヴァイオリニストとの出逢いから色付き始める。
傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家・宮園かをり。
少女に魅せられた公生は自分の足で14歳の今を走り始める。
第37回講談社漫画賞を受賞した「青春×音楽×ラブストーリー」!
出演者
有馬公生: 花江夏樹 
宮園かをり: 種田梨沙 
澤部椿: 佐倉綾音 
渡亮太: 逢坂良太 
井川絵見: 早見沙織 
相座武士: 梶裕貴
スタッフ
【原作】
新川直司(「月刊少年マガジン」連載中/講談社) 

【監督】
イシグロキョウヘイ 

【シリーズ構成・脚本】
吉岡たかを 

【キャラクターデザイン・総作画監督】
愛敬由紀子 

【音響監督】
明田川仁 

【音楽】
横山克 

【アニメーション制作】
A−1 Pictures

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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